例年ならば3月になると咲き始めるホトケノザが、もう花をつけています。
ひと月ほど先取りをしただけなので、狂い咲きや不時現象というほどではなくても、
いまの時期に見ることができるのは、やはり異常かもしれません。
いつもよりも早くに咲き出すものや、逆に遅いものなど、
植物の種類により、今年の開花はまちまちのようです。
速いシャッターを切りながら、ある程度はピントを深くしたいので、
快晴ですが、感度を1600に上げて撮影をしました。
花を真横から見ると、顔のようにも見えます。
人気のあるネズミのキャラクターに、ほんの少しですが似ているかもしれません。
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#637 器用な嘴
コサギとチュウサギとダイサギは、よく似た白い鳥で、
一般には、シラサギと総称されています。
嘴を見ることで、ほぼ種類を判別することが可能です。
コサギは黒くて、チュウサギとダイサギは橙色、
チュウサギは短めで、ダイサギは端が目の後方にまで続いています。
このあたりに冬にいるのは、コサギとダイサギです。
これはやや小柄なダイサギで、亜種のチュウダイサギのようです。
池の中を勢いよく突いて、大量の落ち葉をくわえます。
クチボソだけを上手に口元に移動をさせて、無事に飲み込みました。
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#638 忙しない
立春が過ぎて、暦の上では春です。
この数日は、暖かく晴れた日が続いたため、
いろいろな花が、一斉に咲き始めました。
いつも歩く道で、なんとなく寒桜に目をやると、
驚くことに、もう咲いているではないですか。
よく見ると、そこそこの数がついているので、
数日前から、もう開花をしていたようです。
このあたりでは、記録的な早さかもしれません。
季節が急に進むと、なんとなく忙しないです。
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#639 輝く季節風
花鳥風月を撮る時は、雨でも雪でも歓迎ですが、
風だけは、あまりありがたくありません。
被写体ぶれをしてしまい、ピントも合わせづらいのです。
ただし、嫌なことばかりではありません。
波が立ち、いつもとは違う水面を見ることができます。
この日は、猛烈な季節風が吹きました。
夕方の光を待ち、出かけます。
西日を受けて、池の表面が輝いていました。
シルエットのモデルは、カワウです。
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#640 割れた巨木
クスノキは、かなり大きくなる常緑樹です。
いろいろな理由があるようで、特に神社でよく見かけます。
御神木として、植えられているところもあるようです。
見事に縦に裂けている、この巨木の幹は、
記憶によれば、落雷をしたのだと思います。
#557のアオダイショウは、ここに棲んでいたようなので、
木の洞のどこかで、いまも冬眠をしているのかもしれません。
蛇は神様の使いともいわれるので、クスノキに相応しい気がします。
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