晴れ、ときどき更新



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2017.2.12
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#641 美しい珍客

ここでは滅多に見ることがない珍客、オシドリがいました。
数年前に姿を見せた時と同じように、1羽だけのはぐれ鳥です。
前回は近くの公園から逃げて来たのか、きちんと足環があり、
仲間がいなくて寂しいようで、1週間ほどで姿を消しました。
今回のものは何もついてなくて、警戒心がありそうですが、
この池の水が合うのか、もう半月ほども棲みついています。

落ち着いた写真にしたいので、曇りの日に撮影に行くと、
人が少なくて安心をしたのか、近くにまで来てくれました。
羨ましいほどに頭はふさふさですが、首は意外と細いようです。


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■■■ 2017.2.14 ■■■
#642 地面に近い春

近所を歩く時は、汚い格好をして出かけることが多いです。
好き好んで、そのようにしているわけではありません。
自然の撮影では、土に触れたりするので、
正確に表現をするのであれば、駄目にしても構わない服装というべきかもしれません。
そこそこ綺麗なものを着て、それを汚してしまうとショックですが、
ぼろぼろの姿でご近所さんと鉢合わせをするのも、それはそれでショックです。

2月になると、フキノトウを探しながら歩くのが楽しみです。
このあたりには多くはないので、よい形のものを見つけると嬉しくなります。
地面に近いところにあるので、座り込むようにして写しました。

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■■■ 2017.2.16 ■■■
#643 曇りよりも晴れ

晴れが続いて、それはそれでよいのですが、
撮影には、嬉しいことだけではありません。
影のある写真ばかりでは、さすがに飽きてしまい、
曇り空からの柔らかな光が、恋しくなるのです。
この季節の太陽はまだ低くて、光が斜めから入るためか、
コントラストが、ひときわ強いように感じます。

枯葉の上で、気持ちよさそうにうたた寝をしています。
木漏れ日が、額のあたりに落ちていました。
猫にはやはり、曇りより晴れです。

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■■■ 2017.2.18 ■■■
#644 オオバンとバン

#631でオオバンをご紹介しましたが、こちらはバンです。

嘴が白いのがオオバンで、赤がバンです。
どちらも、額板(がくばん)と呼ばれる頭にまで伸びた部分がありますが、
なんのためのものかは、よくわかりません。

オオバンとバンでは、体の構造にも違いがあります。
水に浮いていることが多い前者には、簡易的な水かきがあり、
陸上や湿地帯をよく歩く後者には、ついていません。
それでも、かなりの速さで泳ぐことができるのが不思議です。

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■■■ 2017.2.19 ■■■
#645 水を抜かれて

工事が行われているために、池の水を抜いています。
岸の近くでは、底が露出をしているところもあり、
それが理由かどうかは、わかりませんが、
カモの数がまた減り、さらに寂しくなりました。

いつもは水中にあるものが、見えています。
カルガモが休んでいる倒木は、意外に長くて驚きました。
撮影をする立場からすれば、このようなことは滅多にないので、
楽しみながら、こまめに観察を続けています。
生き物たちは、困惑をしているのかもしれませんが。

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■■■ 2017.2.21 ■■■
#646 柔らかな光で

寒桜に誰かが来ていないかと、出かけてみました。
案の定、ヒヨドリとメジロがいます。

ヒヨドリは、蜜が大好きです。
それはよいのですが、花や蕾まで食べてしまうことがあります。
今年もまた、ロウバイやミツマタがやられてしまいました。

晴れよりも曇リの日のほうが、影が出なくて落ち着くようです。
光が柔らかく均一に回るので、露出はマニュアルで決めたほうが安定をします。
カメラの指示よりも、プラス3段くらい絞りを開けました。

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■■■ 2017.2.23 ■■■
#647 春の足音

梅などの樹木以外でも、続々と花が咲き始めました。
地面から、春の足音が聞こえるようです。

我が家のまわりでは、普通に見かけるオオキバナカタバミです。
いつもの年よりも、開花が早いような気がします。

花の姿は、日本のカタバミに似ていますが、
外来種によくあるように、ふたまわり以上は大きいです。
原産地は、遥か彼方の南アフリカで、
園芸用に持ち込まれたものが、各地で自生をしています。

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■■■ 2017.2.25 ■■■
#648 夕暮れにひとり

杭の上に、アオサギがいました。
ひとりだけで、ぽつんとしています。
羽の艶が、あまりよくないようです。
年老いると、群れから離れるのかもしれません。

しばらくすると、池に降りて、
それほど時間をかけずに、小魚を捕えました。
狩猟能力は、まだ衰えていないようです。

夕焼けが、ほのかに水面に映り込んでいます。

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■■■ 2017.2.27 ■■■
#649 落下物

落ち葉の音に驚いて、ドバトが一斉に飛び去りました。
空を見ると、木の上にカラスがいて、
地面には、蜂の巣が落ちています。
大きさからすると、コガタスズメバチかもしれません。

最初は、カラスのいたずらかと思いましたが、
巣を見ると、生きてはいませんが蜂の子がいるので、
食べようとして、つついたのかもしれません。
冬になると、巣は使われなくなりますが、
幼虫の何匹かは、取り残されてしまうようです。

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■■■ 2017.3.1 ■■■
#650 恋の行方

仲間とはぐれて、1羽だけで来ているカモがいます。
この池では、今年は特に目につくようです。

雄のマガモは、社交性があるのか図々しいのか、
カルガモの群れに混じり、何食わぬ顔をしながら一緒に暮らしています。
それどころか、特定の雌と仲良くしているのです。

カルガモは、年間を通して日本にいる留鳥ですが、
マガモは、春になれば北に帰らないといけません。
恋の行方が、なんとも気になります。

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