晴れ、ときどき更新



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2016.12.6
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#611 おはぎ

12月になりましたが、渡り鳥はほとんど来ません。
徐々に減少をしていますが、これほど少ない年末は初めてです。
池が静かなので、棲んでいる鳥たちは快適かもしれません。

カイツブリは人馴れをして、近くまで来てくれます。
#376でご紹介をした横からの姿は、そこそこスマートですが、
真上から見ると、おはぎのようです。

時々こちらを見る瞳は、なかなか可愛いです。
何かを言いたげな感じもしますが、言葉が通じません。


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■■■ 2016.12.8 ■■■
#612 楽しければ

紅葉を写す時は、いつも悩みます。
美しいところを見つけると、アップにしたくなるものの、
過去にあるような写真になることも、しばしばです。

さらに、もうひとつ困ることには、
いくら写しても、まだ撮り足らないと感じてしまいます。
ほかにもよいアングルがあるのではないかと探すことも、しばしばです。

いままでに撮影をしたものと、似たようなカットばかりだとしても、
ファインダーを覗いていると楽しいので、それで十分なのかもしれません。

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■■■ 2016.12.10 ■■■
#613 光芒

朝起きると、鼻がすかすかします。
今季になり初めて、乾燥注意報が出たようです。
治りかけの風邪が悪化をしないように、気をつけないといけません。

落ち葉の季節で、焚火で燃やしているところもあります。
乾燥をしている時には、注意をしないといけません。
煙を通して届く朝日が、綺麗な光芒になりますが、
風の向きが変わると、すぐに消えてしまうのです。
早撃ちガンマンのように、カメラを腰から取り出しますが、
撮影ができたのは、ほんの数カットだけでした。

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■■■ 2016.12.13 ■■■
#614 逢坂山の

多少なりとも、百人一首をした経験があれば、
この植物の名前は、聞いたことがあるかもしれません。
三条右大臣の歌に出てくる、サネカズラです。
その昔は、男性の整髪料にも使われて、
ビナンカズラという、もうひとつの名前があります。

我が家のそばでは、1本だけ生えています。
つる性の植物で、他の樹木に絡みつきながら成長をするために、
暗い場所に実がついて、構図を纏めるのが難しいです。
トンネル状にぼかして、奥行き感を出しました。

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■■■ 2016.12.15 ■■■
#615 霊芝

雨が多いせいか、菌類も元気です。
毎年、マンネンタケを見ることができる場所に行くと、
今年もまた、律儀に生えていました。
不思議なのは、場所は微妙に変えながらも、
なぜか必ず、1本だけなのです。

キノコの色は、同じ種類でも異なることがあり、
今年のものは、赤味が強い気がします。
横から見ると、ウエハースみたいで、
漢方薬では、霊芝(れいし)と呼ばれて珍重されるようです。

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■■■ 2016.12.17 ■■■
#616 ウナギに似た魚

タウナギをご存じの方は、あまり多くないかと思います。
その名前の通り、ウナギによく似た外来の淡水魚です。
日本では、食べる習慣がほとんどありません。
そのために、認知度も低いようです。

この池にも、タウナギが棲んでいます。
いまから半世紀近く前、ここでウナギを見たという噂が広がり、
近くのうなぎ割烹から逃げた、という説が有力でしたが、
店員の目を盗んで脱走することは、なかなか考えられないので、
その頃から、すでにタウナギはいたのかもしれません。

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■■■ 2016.12.19 ■■■
#617 退屈

北からの渡りガモが、ようやく来ましたが、
今年は、記録的に少ないようです。

制空権を巡り、カラスとアオサギが係争中で、
そこにカワウも加わり、池のまわりが騒々しいため、
カモたちは、ますます寄りつきにくいのかもしれません。

群れで行動をするキンクロハジロが、1羽だけでいます。
ぷかぷかと浮いているだけで、退屈なのかもしれません。
これから、仲間が増えるとよいのですが。

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■■■ 2016.12.21 ■■■
#618 冬至

年間を通じて、昼間の時間が一番短い日です。
日没の時刻は、午後4時32分。
ぼんやりと暮らしていると、たちまちにして暗くなります。
太陽が出ている時間を、有効に使わないといけません。

夕焼け空が、水面に映り込んでいます。
この川は、たまに氾濫することがありました。
しかし、護岸がコンクリート化されたことで、
自然の景観と引き換えに、安心をして暮らせるのです。
誰かが放したのか、白い鯉が泳いでいます。

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■■■ 2016.12.23 ■■■
#619 常盤山査子

ピラカンサという名前のほうが、一般的かもしれませんが、
トキワサンザシは、ピラカンサの一種で、
ピラカンサはピラカンサスと呼ぶ人もいて、なかなかに複雑です。

和風な雰囲気がありますが、原産地は海外で、
日本には、明治時代に持ち込まれたようです。

葡萄の房のように実りますが、こじんまりとしたものを選び、
背景には、水面の反射を入れて写します。
日没直前の暗さですが、感度を上げてノーフラッシュです。

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■■■ 2016.12.25 ■■■
#620 空に抜く

ススキに似ていますが、これは湿地を好むオギです。
被写体として、難しく感じます。
群生しているところは、凡庸な雰囲気になり、
逆光に輝く穂先は、いままでにも写しました。

そこで、今回は特徴的な1本に絞り、
地面に這いつくばりながら、空に抜いてみました。

散歩をしている犬が、近づいてきました。
四つ足の人間は、不思議に思えたのかもしれません。

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