晴れ、ときどき更新



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2016.11.17
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#601 観音様と皇帝

例年に比べると、曇りや雨の日が多いようですが、
撮影のことだけを考えれば、晴ればかりではないほうが楽しめます。

観音様の前に植えられているのは、皇帝ダリアです。
木のように育ち、高さは3メートルほどもあります。
大きくなりすぎると、風には弱いようで、
木枯らし1号の後では、何本かが根元から折れていました。

日照時間が短くなると、蕾がつくようになり、
11月から12月にかけて、薄紫色の花を楽しめます。


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■■■ 2016.11.19 ■■■
#602 コバルトのムラサキ

晴れて暖かな日には、まだ多くの蝶が飛んでいて、
特にシジミチョウは、この季節でもよく見かけます。

ムラサキシジミは、光沢のある翅が印象的で、
名前はムラサキですが、色はコバルトブルーに近いです。
ムラサキツバメというのもいて、見た目は似ているものの、
ツバメのほうは翅に突起があるので、見分けがつきます。

蝶のまわりの緑は、フィルターワークなどではなくて、
草の隙間から覗いた、前ボケによるものです。


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■■■ 2016.11.21 ■■■
#603 冬の花

ツワブキは日本が原産地で、冬を代表する植物のひとつです。
我が家の近くでは、この季節に最もよく見かける花かもしれません。

その昔は、薬用として使われていたほか、
フキと同じように、きゃらぶきという佃煮として食用にされます。

派手に黄色く咲いている姿が、よく知られていますが、
ウチワのような葉は、形や斑入りなどいろいろで、
観葉植物としても、利用されているようです。
艶がある葉というのが訛り、ツワブキと呼ばれるという説もあります。


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■■■ 2016.11.23 ■■■
#604 強気なモンシロチョウ

#601の皇帝ダリアが、ようやく咲きました。
この季節には、花が少ないこともあり、
多くの虫が集まり、さながらレストランのようです。

このモンシロチョウはど真ん中に居座り、動こうとしません。
ミツバチが飛んで来ると、翅をばたつかせて追い返してしまいます。
チョウには、ストローのような口しかなくて、
ハチは顎も針もあるのに、あまりに弱気な感じですが、
叩くパワーが凄くて、怖いのかもしれません。
東宝映画のモスラも、意外に強いことを思い出しました。


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■■■ 2016.11.25 ■■■
#605 初雪

朝の7時を過ぎると、雨が雪に変わりました。
早速、カメラを担いで池へと出かけます。

気温よりも、水温のほうが高いようで、
池を覆うように、けあらしが発生をしています。
そこに雪が降るさまは、美しいのですが、
それを静止画で表現をするのは、至難の技かもしれません。

落ち葉の上を、2羽のカルガモが泳いでいます。
寒くはないのかなと、いつも思うのです。


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■■■ 2016.11.27 ■■■
#606 雪の日の撮影

雪の日の撮影で、いつも心掛けているのは、
寒さの対策に加えて、ひとつひとつの動作を確実にすることです。

冷えると体の動きが悪くなるとともに、思考が雑になるため、
いつもの60%くらいのことができればいい、というくらいの気持ちで、
余裕を持ちながら、慎重に行動をするようにしています。

足元は防寒とともに、滑らない靴を履くことも重要です。
上から足を下ろして、踏みしめるように歩きますが、
それでも油断をすると、転びそうになるのでした。


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■■■ 2016.11.29 ■■■
#607 黄色い実

秋から冬にかけては、赤い実が多いようですが、
柑橘系の黄色も、よく見かけます。
しかし、どれもこれもよく似ていて、
種類を判別するのが、なかなか難しいのです。

判別と同じように、撮影も大変です。
実の重なり具合や、背景の状態など、
バランスがよいものには、そうそう出会えません。

雨に濡れて艶やかな、これはたぶんミカンです。


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■■■ 2016.12.1 ■■■
#608 今宵の宿

成虫のまま、春を迎える蝶もいますが、
ヤマトシジミは、越冬をすることができません。
それでも、寒さにはそこそこ強いようで、
12月に入るまで、姿を見ることができます。

日が傾くと、アメジストセージの花に来ました。
蜜を吸うためではなく、今宵の宿のようです。
気温が低いこともあり、完全におやすみモードで、
かなり接近をしても、ぴくりとも動きません。
たぶん、今年はこれでお別れです。


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■■■ 2016.12.2 ■■■
#609 月齢2.6日

太陽が沈むと、西の空に綺麗な三日月さまが出ました。
手元にある長玉は、200mmしかないので、
急いで家に帰り、300mmのレンズを着けます。
イメージセンサーがAPSのカメラなので、450mm相当の超望遠です。

ファインダーを覗くと、やや痩せているような感じがして、
調べてみると、やはり月齢は2.6日でした。

撮影をしているうちに、みるみる木の陰へと沈んでいきます。
お目にかかれる時間は、ほんのわずかしかありません。


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■■■ 2016.12.4 ■■■
#610 これは千両

一両から万両まで、各単位の名前の植物があり、
#235でジュウリョウをご覧いただきましたが、これはセンリョウです。
どれも似たような実ですが、センリョウだけは上向きにつきます。

センリョウの原産地は、日本を含めたアジアで、
マンリョウと並んで、お正月の縁起物として用いられます。
実の色は赤が基本ですが、センリョウだけは黄色いものがあり、
それは、キミノセンリョウと呼ばれています。
我が家のそばには、どちらも生えているので、
もう一色のほうも、いつかご紹介をしたいと思います。


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