晴れ、ときどき更新



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2016.10.8
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#581 ランディング

今年は、雨の日が多くなりました。
この日も、傘を手にしながらの散策です。

秋になると、トンボの季節は終わりますが、
逆によく見かけるのが、オオアオイトトンボです。

レンズを向けると、飛んでしまいましたが、
トンボの習性として、元の場所に戻ることがよくあります。
この種類は、人に対する警戒心が薄いようで、
#530のように指に止まることもあり、撮りやすいのです。


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■■■ 2016.10.10 ■■■
#582 釣り針

カイツブリの様子が、少しおかしいです。
魚を飲み込むのに、四苦八苦しています。

大きな獲物なので、大変だろうなとは思いましたが、
どうも、それだけではない感じがします。
嘴の下に釣り針が刺さり、糸が絡みついてしまい、
どうやら、それも飲み込みにくい原因のようです。

自然の生き物が、人間の近くで暮らすことは、
ある程度の危険も、覚悟をしないといけないのかもしれません。


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■■■ 2016.10.12 ■■■
#583 撮るだけ

最近は雨の日が多くて、キノコによく見かけますが、
とんでもなく種類が多いので、とにかくわかりません。
成長の段階で、姿や形も変わるので、
図鑑などで調べても、判別がつかないのです。
詳しい人がいると、尊敬をしてしまいます。

どこのどなたか知りませんが、大きくて綺麗です。
しかし、素人は撮るだけにしないといけません。
下手に断定をして、口に入れようものなら、
笑いが止まらなくなり、そのまま昇天する危険もあります。


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■■■ 2016.10.14 ■■■
#584 不揃い

カントウヨメナとユウガギクは、名前はまるで違うものの、
見た目の雰囲気は、かなりよく似ています。
葉の切れ込みの大きさが違うようですが、それだけではなかなか判別がつきません。

カントウヨメナの名前の由来は諸説あり、明確にこれというものはないようです。
ユウガギクは柚子の香りがするらしいのですが、まるでそのような感じを受けないのは、
こちらの鼻の感度が、ただ悪いだけなのかもしれません。

この写真は、ユウガギクではないかと思います。
花びらが不揃いなところが、いかにも野草らしいです。


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■■■ 2016.10.16 ■■■
#585 7対の目

この季節になると、不用心に道を歩いている芋虫を見かけて、
気持ちが悪いなあと思いつつ、なぜこのような派手なデザインなのだろうという興味が湧きます。
身を守るためのはずですが、どのように考えてみても逆効果である気がするのです。

お好みでない方が多いのは承知の上で、申し訳ありませんが、
驚きを共有していただくために、セスジスズメという蛾の幼虫をご紹介します。
7対もの目玉模様がついていて、大きさは8センチほどもあります。
幼虫は奇抜なのですが、成虫は意外に地味な姿です。
ティーンの頃は派手なファッションをしていても、親になると落ち着くというのは、
もしかすると、人間も同じようなものかもしれません。


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■■■ 2016.10.18 ■■■
#586 翅で感じる秋

コセンダングサが咲いているところで、蝶が大乱舞しています。
これほどの数が飛んでいるのは、初めて見ました。
多いのはツマグロヒョウモンで、次はキタキチョウです。

キタキチョウは、以前はただのキチョウという名前でした。
しかし、10年ほど前にキタとミナミに分類されて、
日本の本土にいるのは、キタキチョウと呼ばれています。
光に透けて、翅の端のほうが黒く見えて、
夏に羽化するとその面積が広くて、秋のものは狭くなるようです。
キタキチョウの翅で、季節を感じることができます。


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■■■ 2016.10.20 ■■■
#587 今年最後のTシャツ

特急列車の名前のようですが、スーパーあおぞらな天気になりました。
最高気温は27度を超えて、10月としては季節外れの暖かさです。
半袖で出かけられる日としては、今年は最後になりそうなので、
片付けたい仕事を残したまま、カメラを手に出かけます。

気温は高くても湿度は低めで、散歩日和です。
陽が傾いてくると、空気がさらによい感じになりました。
夕方の木漏れ日が嘴の背景に入るように、アングルを決めます。
撮影をしていても、とても気分がよい日で、
気のせいか、カワセミも気持ちがよさそうでした。


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■■■ 2016.10.21 ■■■
#588 秋の七草

七草粥として食べる春の七草は、ご存じの方も多いと思いますが、
野に咲く花を愛でて楽しむ秋の七草は、あまり知られていないようです。

これは秋の七草のひとつ、フジバカマです。
写真は蕾の状態で、花が咲くと雌しべが出てきます。
派手な花びらがあるわけではなく、地味で落ち着いた感じです。

フジバカマを漢字では、藤袴と書きます。
その名前の通りに、藤色をしていて、
花を逆さにすると、袴をはいているように見えるというのが由来のようです。


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■■■ 2016.10.23 ■■■
#589 ばればれ

池を散策していると、ニホントビナナフシがいました。
この公園でお目にかかるのは、初めてです。

ナナフシは、枝のように細い体ですが、
トビナナフシは、ややずんぐりとしています。
鎌のない痩せたカマキリ、という風体かもしれません。
やはり動きはのんびりとしていて、昆虫界のナマケモノという感じです。

枝に擬態をしているつもりかもしれませんが、色が違い過ぎます。
もう少し上手に化けないと、忍者にはなれません。


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■■■ 2016.10.25 ■■■
#590 車輪梅

初夏に白い花を咲かせて、秋に青い実がつくシャリンバイ。
漢字で書くと、車輪梅です。
梅のような花ですが、バラ科に属します。
梅もバラ科なので、遠い親戚といえなくもありません。
円を描くように葉がつくさまが、車輪のようだというのですが、
よく見れば確かに、そのような感じもします。

ブルーベリーのような実は、美味しそうな雰囲気もしますが、
大部分が種で、果肉の部分がほとんどありません。
そのためか、鳥も食べに来ないようです。


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