#574 まるで違うデザイン
鳥に食べられたのか、子供に連れ去られたか、
サンショウの木にいた2匹のナミアゲハの幼虫が、行方不明になりました。
数日前までは、雨に打たれながらも元気に暮らしていたものの、
自分のまわりの葉を食べ尽して丸見えの状態で、なおかつ蛍光色で目立ち過ぎなのです。
シシウドには3匹のキアゲハの幼虫がいますが、こちらは健在です。
ニンジンの葉を好むため、我が家の近くにいるとは思いませんでした。
シシウドもニンジンも同じセリ科なので、食べられるのかもしれません。
キアゲハとナミアゲハの成虫はよく似ていますが、幼虫はまるで違います。
#210の写真で比較をしていただけると、一目瞭然です。
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#575 赤い唇
最近、よく見かけるチェリーセージです。
赤と白のものは、ホットリップスと呼ばれていて、
確かに、唇のような感じがします。
その時の気候により、色の出方が変わり、
2色にならずに、赤や白だけになることもあるようです。
もともとは園芸品種ですが、あちらこちらで野草化をしています。
年間の半分くらいは咲いているため、長く楽しめるのはよいものの、
季節感がないので、あまり撮りたくならないのですが、
虫ばかりではなんなので、写してみました。
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#576 乱舞
この数年の夏は、異常でしたが、
今年の暑さは、どちらかといえば穏やかなほうです。
9月末までも、残暑が長く続いて、
まるで、夏と冬が直結をしているような年もありましたが、
最近は、最高気温が20度くらいまで下がる日も多くて、
ひさしぶりに、秋を堪能できるかもしれません。
雨上がりに池に行くと、トンボが乱舞をしていました。
#198でご紹介をした、ウスバキトンボです。
これほど多くが飛んでいるのは、初めて見ました。
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#577 男の舞子はん
一般にアカトンボと呼ばれるものには、いろいろな種類があります。
#569でマユタテアカネをご紹介しましたが、こちらはマイコアカネです。
このあたりでは、それほど数が多くはありません。
青白い顔が白粉のようですが、そのようになるのはオスだけなので、
男の舞子はん、ということになります。
遠くから見ただけでは、種類が分かりにくい赤いトンボですが、
判別をするポイントは、翅と胸と顔なので、
余裕があれば、横と正面からも写しておけば、
帰宅をしてから、確認をすることができます。
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#578 金があれば銀
金があれば銀もあるように、ギンモクセイという植物があります。
我が家の近くにも、1本だけあるのですが、
つい最近まで、その存在に気がつきませんでした。
キンモクセイほど、花の匂いが強烈ではなくて、
色も派手ではないので、それほど目立たないのです。
本来はモクセイといえばギンモクセイのことで、キンモクセイは変種とされるようですが、
個性のある後者のほうが、完全にメジャーになりました。
どこの世界も、アピールをしないと評価をされないのかもしれませんが、
白く地味に咲いている姿も、なかなかに美しいです。
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#579 大きな子供
台風とともに、南から風が入り、
気温が32度まで上がるという、記録的な高さになりました。
最後の夏、という感じですが、
暑さを感知するセンサーが、相変わらず壊れている自分には、
それほどではなくて、むしろ快適なくらいです。
カイツブリの親子が、遙か彼方に浮いています。
奥にいるのが子供で、体色はまだ薄茶色ですが、
すでに、親よりも大きいくらいにまで成長をしました。
もうしばらくすると、親離れの時期を迎えます。
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#580 人気のレストラン
コセンダングサの蜜を吸うのは、モンシロチョウです。
昔は佃煮にできるほど飛んでいたのに、最近はなかなかお目にかかれません。
幼虫が好むキャベツの畑が、このあたりから姿を消したためと思われます。
コセンダングサは花びらが落ちた後のように見えますが、これでも立派な花です。
貧相な感じで、虫が来るのかと疑わしい感じがするものの、
絶大な人気があり、さまざまな種類の蝶が訪れます。
看板を出していなくても、美味しくて人気があるレストランかもしれません。
花は地味ですが、種子は自己主張が強くて、
やたらと服に突き刺さる、かなりの厄介者です。
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