#569 どちらでもない
アカトンボと呼ばれるものには、いろいろな種類があります。
よく知られているのは、ナツアカネとアキアカネで、
両者を見分けるのは簡単そうで、実はなかなかの難問です。
この写真はどちらだろうかと思い、別のカットを調べてみると、
どちらでもなくて、マユタテアカネでした。
さまざまなアングルから写しておくと、種類を特定する時に役に立ちます。
マユタテは、ナツやアキとは胸の側面の模様が違うのと、
顔の正面に豚の鼻みたいな模様があるので、見分けがつきます。
それが眉のように見えるというのが、名前の由来です。
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#570 長い触角
3センチにも満たない、ササキリの成虫です。
#184でご紹介をしたように、幼虫の頃は橙色をしていますが、
大人になると、バッタらしい色になります。
特徴は、とにかく驚くほど長い触角です。
人間に同じものがついていたら、満員電車では間違いなく邪魔です。
産卵管が見えるので、メスのようです。
バッタといえば、土の中に卵があると思いがちですが、
この種類は、草の茎に産みつけます。
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