晴れ、ときどき更新



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2016.8.6
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#551 花手毬

ボタンクサギが満開になり、手毬のようです。
#356でご紹介をしたものは、2分咲きくらいでした。
すべてが開いた状態も、華やかでよいものの、
咲き始めのほうが、ひとつひとつの花を見ることができて、
濃いピンクの蕾と、淡い色の花とのコントラストが楽しめます。

この時には、やや絞り気味にして、
手毬の前方と輪郭の両方に、それなりにピントが合うようにしました。
葉までもが写り、煩雑になる懸念もあるので、
露出を落とすことで、花が浮き上がるようにしています。


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■■■ 2016.8.8 ■■■
#552 食べてしまいたい

孵化してから半月ほどの、カルガモの子供です。
1週間ほどで2羽がいなくなり、5羽になりました。
付近住民の井戸端会議によれば、カラスかヘビに食べられたようです。
すべてが大人になると、それはそれでカルガモだらけになるので、
何羽かは育たないという前提で、自然はできているのかもしれません。

親の真似をして、まだ生えていない羽づくろいをしてみたり、
コイに脚をつつかれて、水上を走るように逃げたり、
かと思えば急に居眠りをしたりと、見飽きることがありません。
カラスやヘビではなくても、食べてしまいたくなります。


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■■■ 2016.8.10 ■■■
#553 これが自然

夕方、家の前でセミの幼虫が羽化を始めていました。
まだ、明るいのに不用心なことです。

15分ほどして戻ると、様子が変です。
アシナガバチが、セミで肉団子をこしらえていました。
弱肉強食、動けない時を狙うとはあまりにひどいですが、
ハチも子育てのために、食べるものが必要に違いありません。
まさに、これが自然なのだと思います。

肉団子の写真は残酷すぎて、載せられませんでした。


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■■■ 2016.8.13 ■■■
#554 身を守る毒

ヒオウギの花に来たのは、ジャコウアゲハです。
名前にジャコウとつく生物は、ジャコウネコやジャコウウシなどがいて、
元祖ともいえるジャコウジカからは、香料が採れます。
ジャコウアゲハは、それと似た匂いを出すようです。

ジャコウアゲハは、幼虫の頃に毒のある草を食べて、
その成分を、大人でも体内に蓄えています。
鳥は毒があることを学習しているため、手を出すことはないので、
優雅にひらひらと飛んでいても、大丈夫なのです。
無防備で食べられまくりのセミとは、そこが大違いかもしれません。


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■■■ 2016.8.17 ■■■
#555 純潔

花により、季節の移り変わりを感じます。
テッポウユリは、早いところでは6月頃から咲き始めますが、
このあたりでは立秋のあたりが見頃で、そこから夏も終盤に入ります。

テッポウユリの名前の由来は、花が鉄砲に似ているからですが、
日本で自生をしていたところが、種子島や屋久島なので、
鉄砲伝来に関連して名づけられた、という説もあります。

テッポウというと重々しい感じがしますが、花言葉は純潔です。
純白の花に、相応しいと思います。


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■■■ 2016.8.20 ■■■
#556 驟雨

急に涼しい風が吹いて、あたりが一気に暗くなり、
雨具がないので、屋根のある場所に間一髪で滑り込みました。
遥か対岸では、ずぶ濡れの親子がザリガニ釣りをしています。

バケツをぶちまけたような降りは、ほどなくして弱まりました。
多少の雨は、気にせずに歩き始めます。
濡れながら風に吹かれると、心地よいくらいです。
しかし、自分の体は乾かせばすみますが、
カメラはそうはいかないので、気をつけないといけません。
水滴がつかないように、レンズ面は常に下向きです。


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■■■ 2016.8.22 ■■■
#557 蛇ふたたび

落雷で立ち割れた巨木に、アオダイショウがいました。
1年のうちに2度も蛇に出会うのは、初めてだと思います。
この前は我が家の下で、今回は鳥居の近くです。
蛇は神様のお使いとされているので、縁起がよいのかもしれません。

一般的に蛇は嫌われることが多いですし、あまり好きではありませんでしたが、
くりくりとした目は愛らしく、本革の質感は素敵です。
マクロレンズで迫ると、木の洞へと逃げてしまいました。
可愛いからと、不用意に接近することは禁物です。
先方もこちらに好意を抱いているかどうかは、定かではありません。


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■■■ 2016.8.24 ■■■
#558 アニメ顔

今年は、トンボをそれほど見かけませんでしたが、
イナゴもまた、数が少ない気がします。

池のまわりにいる虫は、全体として減少しているようですが、
あたりが整備されていることも、無縁ではないと思います。
人が手を加えることで、虫は暮らしにくくなるのもしれません。
自然をそのままに保つことは、なかなか難しいものです。

作物を食い荒らすことで、評判がとても悪いイナゴも、
アップにするとアニメ顔で、なかなか可愛いです。


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■■■ 2016.8.26 ■■■
#559 熨斗目

今年の夏は気温が上がらず、空も晴れません。
暑くないのはよいのですが、スカッとしない感じがします。

見上げると、枝先にトンボがいて、
翅の模様からすると、ノシメトンボかもしれません。
時々風にあおられて、垂直立ちになります。
もう少し安定した場所にいればよいのに、と思うのです。

熨斗目(のしめ)というのは、織物や柄のことで、
お腹の模様が似ているので、名付られたそうです。


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■■■ 2016.8.28 ■■■
#560 ばればれ

写真を撮りながら、音楽を聴くのが好きなのですが、
自然の中では、まわりの音を聞いていないと危険なことがあります。
この時期は、スズメバチが活動をしているので、
近くにいるのに気がつかないと、大変な事態になりかねません。

フヨウの花には、ミツバチやドロバチが集まり、
ハラビロカマキリが、それを待ち構えていますが、
自分が花の中にいては、ばればれです。
ピンクの花びらの上の緑色のかたまりは、かなり目立ちます。
この日は獲物にありつけたのかどうか、わかりません。


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