#545 梅雨を楽しむ
いつもより、夏の訪れが遅れています。
鬱陶しい天候ですが、それもまた撮影日和です。
雨の中のムクゲは、さらに美しく見えるような気がします。
まだしばらく、梅雨の景色を楽しめそうです。
このウェブサイトに掲載をした濡れた写真は、自然の状況で写しています。
霧吹きなどで水滴をつける撮り方もありますが、手を加えるのは苦手です。
どのくらいやればよいのか、加減がわからないのです。
被写体とカメラの両方を動かすのは、誰にでもできることではありません。
カメラだけをコントロールするほうが、不器用な自分には向いています。
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#546 待ち伏せではなくて
ヒマワリの花の裏に、脚の長い蜘蛛が潜んでいます。
そのまんまの名前の、アシナガグモです。
少し気持ちが悪くて、申し訳ありません。
巣を作らずに、待ち伏せをするタイプの蜘蛛は、
獲物を押さえ込むために、屈強な体形をしています。
アシナガグモは細長くて、網を張りながら待ちますが、
このように脚を伸ばして、植物に張りついていることもあります。
擬態をして、身を隠しているようです。
夜行性のようで、昼間は休んでいるのかもしれません。
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#547 収集
お寺のハスが、見事な花をつけました。
そもそもが美しいので、どのように写しても綺麗な写真になります。
不忍池のように、ピンク色が一面に広がる姿も素敵ですが、
1輪だけというのも、いとおかしです。
ひとつしか咲かないと、タイミングが合わないと見ることができません。
池のほとりは、相変わらず賑いを見せています。
かなりの人が、ポケモンGOをしていましたが、
スマートフォンを持たない自分は、自然に実在をするものがターゲットです。
収集をするということでは、どちらも同じなのかもしれません。
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#548 ついに梅雨明け
例年よりも半月ほど遅れて、ようやく梅雨が明けたようです。
夏を感じさせる青が、空一面に拡がりました。
日射しが厳しくて、最高気温は32度になりましたが、
不思議なのは、それほどの暑さを感じません。
アウトドアで写真を撮るには、これは幸いですが、
汗をほとんどかかないので、異常体質なのだと思います。
心掛けているのは、こまめな水分の補給と、
長時間の太陽光の直撃を、脳天に受けないようにすることです。
最近は遮るものが少ないので、地肌にいきなり当たります。
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#549 必殺仕事虻
この時期によく見かけるのが、シオヤアブです。
3センチくらいの大きさで、獰猛な性格をしています。
他の虫の背後から襲いかかり、頑丈な脚で相手を抱え込み、
鋭い口を突き刺して、体液を吸うのです。
スズメバチでも問答無用で、奇襲戦法で仕留めてしまいます。
必殺仕事人にも、似た役柄がありました。
真正面から見ると、強そうな脚をしています。
レンズを向けると、方向指示器のように右の翅を出しました。
まるで、横綱の土俵入りのようです。
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#550 自然であること
昔に比べると、池が綺麗に整備をされるようになりました。
その一方で、どこまで手を加えるべきかという問題もあります。
草が茂り過ぎると、見苦しいかもしれませんが、
そこはまた、多様な生き物たちが棲息をする場所なのです。
ブルーギルやアカミミガメなど、以前は存在をしていないものが、
どこかのどなたかが放して、爆発的に増えています。
人間が関わることにより、生態系が変わる懸念はありますが、
ヒトもまた、地球上の生き物である以上は、
その行為による変化も、自然の一部なのかもしれません。
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