晴れ、ときどき更新



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2016.7.9
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#541 香箱座り

池に着くと、雨は上がりました。
散歩をしている人は、ほとんどいません。
道の真ん中には、仔猫がいます。

雨の中にいたのか、毛がぴんぴんの状態です。
濡れた地面の上に座り込んだまま、動く様子がありません。
無防備で、香箱座りをしています。

近づいても、まるで反応がありません。
かなり疲れているようなので、心配になります。


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■■■ 2016.7.15 ■■■
#542 内縁の妻

#193でご紹介をした、ヨウシュヤマゴボウの花です。
葡萄のような紫色の実がつきますが、毒があるので食べられません。

外来種の場合には、西洋なんとかという名前はよくありますが、
なぜか風変わりに、洋種とついています。
アメリカヤマゴボウとも呼ばれる通り、北アメリカが原産地です。

面白いのは、名前だけではありません。
花言葉は、内縁の妻。
そのようなものは、初めて聞きました。


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■■■ 2016.7.18 ■■■
#543 赤と白

池のほとりで、アカツメクサを見つけました。
どちらかというと春の花ですが、夏や秋にも咲くこともあります。

クローバーの花飾りで連想をするのは、シロツメクサですが、
その花の赤いものが、アカツメクサというわけではありません。
前者は花の下に長い茎があるのに対して、後者は花と葉が直結をしているので、
飾りを作るのには、編む部分がある白が適しているのです。

どちらも外来種ですが、シロツメクサのほうが繁殖をしているのは、
生命力が強いことと、日本の風土に合うのかもしれません。


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■■■ 2016.7.20 ■■■
#544 まるで宝石

ウラナミアカシジミを、#522でご紹介をしましたが、
こちらも同じくゼフィルスの仲間、ミドリシジミです。
その名前の通りに、雄の翅は美しい緑色をしています。
光に輝くと、まるで宝石のようです。

撮影で使用したのは、超望遠の300mmです。
デジタル時代に新しく開発されたレンズは、最近接撮影距離が短いものが多くて、
10円玉くらいの蝶でも、このくらいには大きく写せます。
近寄りにくい被写体にはマクロレンズよりも有効で、背景の処理もしやすので、
現代のネイチャーフォトには、必須のレンズかもしれません。


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■■■ 2016.7.23 ■■■
#545 梅雨を楽しむ

いつもより、夏の訪れが遅れています。
鬱陶しい天候ですが、それもまた撮影日和です。
雨の中のムクゲは、さらに美しく見えるような気がします。
まだしばらく、梅雨の景色を楽しめそうです。

このウェブサイトに掲載をした濡れた写真は、自然の状況で写しています。
霧吹きなどで水滴をつける撮り方もありますが、手を加えるのは苦手です。
どのくらいやればよいのか、加減がわからないのです。
被写体とカメラの両方を動かすのは、誰にでもできることではありません。
カメラだけをコントロールするほうが、不器用な自分には向いています。


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■■■ 2016.7.25 ■■■
#546 待ち伏せではなくて

ヒマワリの花の裏に、脚の長い蜘蛛が潜んでいます。
そのまんまの名前の、アシナガグモです。
少し気持ちが悪くて、申し訳ありません。

巣を作らずに、待ち伏せをするタイプの蜘蛛は、
獲物を押さえ込むために、屈強な体形をしています。
アシナガグモは細長くて、網を張りながら待ちますが、
このように脚を伸ばして、植物に張りついていることもあります。
擬態をして、身を隠しているようです。
夜行性のようで、昼間は休んでいるのかもしれません。


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■■■ 2016.7.27 ■■■
#547 収集

お寺のハスが、見事な花をつけました。
そもそもが美しいので、どのように写しても綺麗な写真になります。
不忍池のように、ピンク色が一面に広がる姿も素敵ですが、
1輪だけというのも、いとおかしです。
ひとつしか咲かないと、タイミングが合わないと見ることができません。

池のほとりは、相変わらず賑いを見せています。
かなりの人が、ポケモンGOをしていましたが、
スマートフォンを持たない自分は、自然に実在をするものがターゲットです。
収集をするということでは、どちらも同じなのかもしれません。


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■■■ 2016.7.29 ■■■
#548 ついに梅雨明け

例年よりも半月ほど遅れて、ようやく梅雨が明けたようです。
夏を感じさせる青が、空一面に拡がりました。

日射しが厳しくて、最高気温は32度になりましたが、
不思議なのは、それほどの暑さを感じません。
アウトドアで写真を撮るには、これは幸いですが、
汗をほとんどかかないので、異常体質なのだと思います。
心掛けているのは、こまめな水分の補給と、
長時間の太陽光の直撃を、脳天に受けないようにすることです。
最近は遮るものが少ないので、地肌にいきなり当たります。


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■■■ 2016.7.31 ■■■
#549 必殺仕事虻

この時期によく見かけるのが、シオヤアブです。
3センチくらいの大きさで、獰猛な性格をしています。
他の虫の背後から襲いかかり、頑丈な脚で相手を抱え込み、
鋭い口を突き刺して、体液を吸うのです。
スズメバチでも問答無用で、奇襲戦法で仕留めてしまいます。
必殺仕事人にも、似た役柄がありました。

真正面から見ると、強そうな脚をしています。
レンズを向けると、方向指示器のように右の翅を出しました。
まるで、横綱の土俵入りのようです。


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■■■ 2016.8.2 ■■■
#550 自然であること

昔に比べると、池が綺麗に整備をされるようになりました。
その一方で、どこまで手を加えるべきかという問題もあります。
草が茂り過ぎると、見苦しいかもしれませんが、
そこはまた、多様な生き物たちが棲息をする場所なのです。

ブルーギルやアカミミガメなど、以前は存在をしていないものが、
どこかのどなたかが放して、爆発的に増えています。
人間が関わることにより、生態系が変わる懸念はありますが、
ヒトもまた、地球上の生き物である以上は、
その行為による変化も、自然の一部なのかもしれません。


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