晴れ、ときどき更新



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2016.3.30
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#491 不思議なアルゴリズム

開花した後で寒い日が続いたために、なかなか満開になりません。
近所の停留所の桜も、まだ2分咲きです。
ポジティブに捉えるのであれば、長く楽しめるということになります。
バスが来るまでの間、新しいコンパクトカメラで撮影をしていたら夢中になり、
気がついた時には、乗り遅れていました。

逆光といえば、露出をプラスに補正をするのが当たり前でしたが、
最近のカメラの中には、中央重点平均測光でも明るすぎるくらいに写るものがあります。
逆光状態でマイナス補正をかけることなど、以前にはしたことがありません。
露出を決めるアルゴリズムはどのような仕組みなのか、不思議なものです。


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■■■ 2016.3.31 ■■■
#492 いましか撮れない

近所の桜が、一気に8分くらいまで咲き進みました。
スーツ姿のサラリーマンも、思わず足を止めて見上げています。
誰でも感じた瞬間に写すことができるのは、スマートフォンのおかげです。

桜並木の向こうに、キツネの尻尾のような雲が現れました。
スマホを持たない自分は、カメラを取り出します。
夢中で写していたら、また乗り遅れてしまいました。
でも、それでよいのです。
停留所にいれば、バスはまた来ますが、
この雲と桜は、いましか撮ることができませんから。


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■■■ 2016.4.3 ■■■
#493 バンとオオバン

意外にも、493回目にして初めての登場です。
もともとこの池には、嘴の赤いバンがいましたが、
ひと回り大きいオオバンも、いまは棲みついています。

縄張り意識が強くて、気性が荒い暴れん坊で、
オオバンよりもバンのほうが、さらに激しい気がします。
池での揉めごとの半分は、バンかもしれません。
喧嘩をするのは仲間同士で、バンとオオバンは争わないようです。

今回の写真はオオバンで、バンもいつかご紹介をします。


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■■■ 2016.4.5 ■■■
#494 一寒一温

この冬は暖かくて、一気に春になるのかと思いましたが、
このところ季節の歩みが遅くて、いつもよりも長くお花見ができます。

三寒四温というのは、3日ほど寒いと4日は暖かな日が続くということで、
寒暖を繰り返すようになると、春が近いサインです。
しかし、最近は一寒一温という感じで、
これだけころころと気温が変わると、体調が追いつきません。

我が家の近くのクサボケが、ようやく咲き始めました。
八重の花には、曇りの柔らかな光が似合います。


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■■■ 2016.4.7 ■■■
#495 ひとり上手

近くの川に、めずらしくマガモの姿がありました。
それも、なぜか1羽だけです。
そもそも、このあたりにマガモはあまり来ませんが、
それでも、池には多少の仲間がいるはずです。
人間と同じように、鳥にも性格があり、
社交的なのものと、そうではないのがいて、
このカモは、ひとりでいるのが好きなのかもしれません。

さすがに、そろそろ北に向かうほうがよいと思うのですが、
ひとりで迷わずに帰れるのか、気になります。


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■■■ 2016.4.9 ■■■
#496 次郎坊

よく見かけても、名前はあまり知られていない植物があります。
ジロボウエンゴサクは、そのひとつかもしれません。

ジロボウを漢字で書くと、次郎坊になります。
スミレを太郎坊と呼ぶことがあり、その弟の意味かもしれませんが、
ジロボウエンゴサクは、スミレの仲間ではありません。
エンゴサクは漢字では、延胡索と書きます。
同じ種類の植物から作られる漢方薬が、名前の由来です。

花のひとつひとつが、てんでばらばらな方向に咲きます。


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■■■ 2016.4.11 ■■■
#497 日光浴

鴨の仲間は、自分の体から脂を出しています。
それを嘴を使い羽に塗ることで、水を弾くようにしているのです。
しかし、カワウはその機能を持ち合せていないので、
濡れると、じとじとになります。
曇天でも無理をして、日光浴で乾かさないといけません。

脂がないほうが体が浮かずに、水に潜りやすいのかもしれません。
#271のように、水面でもカワウは他の水鳥に比べて沈み気味です。
同じ潜水の名人でも、カイツブリはカモのように脂を塗り、
#376のように、羽は水を弾きます。


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■■■ 2016.4.12 ■■■
#498 迷いながら

相変わらず、寒暖の激しい日が続いています。
おとといと昨日では最高気温の差が8度もあり、再び寒くなりました。
まさに、気象予報士泣かせかもしれません。
いつもならば、ソメイヨシノの後でシダレザクラの出番ですが、
ほぼ同時に、どちらもほとんど満開になりました。
今年の春は、少し普通ではないのかもしれません。

近くにあるシダレザクラは、見た感じは美しいのですが、
どのように撮ればよいのか、いつも考えてしまいます。
楽しみながら迷いながら、今年もまた写しました。


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■■■ 2016.4.15 ■■■
#499 たとえ雑草でも

桜が散りまだ半月もしませんが、日射しは夏のようです。
日向にいると、少し肌がじりじりとします。
雑草と呼ばれる植物も、次々と咲き始めて、
茶色い地面が、カラフルになりました。

春なのに、葉が赤いアカカタバミ。
花は黄色だけではなく、中央に赤いリングがあるのが特徴で、
どこにでも生えているので有難味が薄いのですが、なかなか綺麗です。
基本に忠実に、ピントは蕊の先に合わせます。
まわりも入れて、少し賑やかにしてみました。


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■■■ 2016.4.17 ■■■
#500 500回になりました

「晴れ, ときどき更新」も、500回になりました。
春夏秋冬の移り変わりを、それなりに変化をつけて写してきたつもりです。
よく続いているものだと、我ながら感心をしますが、
王選手のホームランの数字はまだ先ですし、笑点は桁が違い10倍以上です。
これからもゆるゆると、身近な自然をご紹介したいと思います。

ひさしぶりに、強い風が吹きました。
街中のスナップであれば、心地よいことが多いのですが、
自然の撮影では、被写体がブレてしまいます。
水面を写すのであれば、風や波紋もまた一興です。


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