#488 ちいさいけれど
冬になると、大陸から飛んで来るジョウビタキです。
スズメほどの体に、よくもそれほどの体力があるものだと感心をします。
雄は頭が白くて派手で、すでに#307でご紹介をしています。
この写真は雌で、他の鳥類のように少し地味です。
日本では繁殖をしないので、雄と雌は別々に暮らしています。
群れを作らずに、1羽ずつ自分の縄張りを持ち、
同じ場所にまた戻るため、どちらかというと撮影のしやすい鳥です。
人をあまり怖がらずに、近くにまで来てくれることもありますが、
好奇心というよりも、縄張り内の不審者に対応をしているのかもしれません。
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#489 キモカワいい花
園芸品種としても、最近はよく見かけるフッキソウ。
漢字で書くと富貴草という、縁起の良い名前です。
その由来は定かではありませんが、いつも青々とした葉をつけているからかもしれません。
せいぜい20センチくらいの高さで、日陰になるような場所を好みます。
4つに分かれているのは雄花で、花びらがなくて雄しべが剥き出しです。
得体の知れない生き物のようで、気持ちが悪い感じもします。
花がたくさんついていると収拾がつかないので、咲き始めの株を選んで、
4本の雄しべがわかる角度から、ピントが深くなるように写しました。
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#490 今年はどうか
コブシの花の数が、例年よりも少ないようです。
原因のひとつは、ヒヨドリにあるのかもしれませんが、
エディブルフラワーがあるように、人間も花を食べますから、
鳥のことばかりを悪く言うのは、不公平かもしれません。
そもそも、蕾がまばらな気がします。
コブシの花が少ない年は凶作、とも言われるようです。
木の下でくつろいでいるのは、留鳥のカルガモです。
今年もまた、ヒナが生まれるとよいのですが。
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