晴れ、ときどき更新



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2016.2.22
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#471 柔らかい光で

#285と#294で、マンサクをご紹介しましたが、
いろいろと種類があり、これは赤味のあるニシキマンサクです。

投げられた紙テープのように、花びらが伸びてます。
蕾の状態では、巻くというよりも折り畳まれているようで、
開きつつある時には、まだ折れ目がついたままです。

しばらく待ち、太陽が雲に隠れてから写しました。
強い光だと影ができて、形の面白さが伝わりにくいようです。
画面の左上に、別のマンサクの花をぼかしています。


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■■■ 2016.2.24 ■■■
#472 アオという黄色い鳥

冬になると、山から降りてくるアオジです。
早朝の光の中で、ひときわ綺麗に見えます。

近寄ると逃げますが、こちらが動かずにいると好奇心が旺盛なのか、
#083のように、そばに来てくれることがあります。

アオというのは、信号と同じく緑を意味しているようで、
頭は緑色に見えなくもないのですが、全体としては黄色だと思います。
ジというのは、その昔はホオジロ科の鳥はシトトと呼ばれ、
それが簡略化されて、なぜかジに変化をしたという説があります。


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■■■ 2016.2.26 ■■■
#473 今年もまた寒桜

今年もまた、寒桜が咲き始めました。
いつもよりも、少し早いようです。

遠目から眺めるのであれば、満開に近くて晴れたほうが華やかですが、
一輪ずつを見るのであれば、咲き始めの曇りの日がよいかもしれません。
たくさんの花がつくと、お互いに押し合うので形が崩れますし、
強い光が当たると、雄しべの影が煩く感じられることもあります。

雨が降ると、瑞々しくてさらに美しさが増して、
幹や枝が濡れて濃くなり、背景にすると締まります。


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■■■ 2016.2.28 ■■■
#474 伴侶とともに

寒い日が続いていましたが、今週からは暖かくなるようです。
そのまま春になるだろうと、テレビの気象情報では伝えていました。

くつろいでいた鴨たちも、そろそろ北へと向かうものが出てきます。
旅立つ順番はいつもほぼ同じで、まずはオナガガモ、
続いてキンクロハジロ、そして最後がのんびり屋のハシビロガモです。

このオナガガモは、日本に滞在している間に伴侶を見つけたようです。
遥か遠くへ飛んで帰る途中で、空で離れてしまわないものなのか。
初夏に卵を産むとカップルは解消されて、また別の相手を探します。


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■■■ 2016.2.29 ■■■
#475 橙色の月

橙色の月が、夜空に妖しく浮かんでいました。
やや歪んたその姿は、黒猫の目のようです。

水蒸気や塵が多いと、光の青い成分は地上に届きにくくなりますが、
赤い成分は影響を受けないので、橙色に見えるのだそうです。
地上すれすれの月が赤いのも、斜めの光は大気の層を通る時間が長いため、
青い光は、途中で散乱をしてしまうのだそうです。

赤い月は天変地異の前触れ、とも言われますが、
この色を見ては、そのように感じても仕方がないのかもしれません。


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■■■ 2016.3.2 ■■■
#476 春になります

気象庁の分類では、3月1日からは春になります。
冬らしい寒さを感じないままに、季節が変わりそうです。

雪も降りましたが、例年に比べれば少なくて、
これから先も、気温の高い日が続くようなので、
この冬は、雪の写真をご覧いただけそうにありません。

四季折々を楽しむということでは、少々残念な気がしますが、
春を待ち遠しくも感じていたので、このまま暖かくなるのは嬉しいです。
冬が嫌い、というわけではないのですが。


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■■■ 2016.3.4 ■■■
#477 なぜなのか

春の訪れとともに、地面の近くで目につく花といえば、
ヒメオドリコソウと、このオオイヌノフグリかもしれません。
普通に生えていますが、どちらもヨーロッパが原産地の帰化植物です。

オオイヌノフグリの花は、鮮やかな青をしていますが、
5ミリほどなので、ぼんやりしていると見過ごしてしまいます。

イヌノフグリというのは、犬の睾丸のことで、
種の形が似ているから、というのが理由ですが、
なぜ、ワンワンでタマタマなのか。


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■■■ 2016.3.6 ■■■
#478 ぽつん

春のような暖かさが続き、多くの鴨は北へと向かいました。
池にいるのは、渡り鳥ではないカルガモがほとんどです。

案の定というべきか、ハシビロガモの姿はまだあります。
仲間が見えないので、ひとりで飛んで帰ることになりそうです。
ここに来る鴨の中では、とにかくのんびり屋なので、
5月にもまだいて、帰るつもりはないのかと心配する年もあります。

池の真ん中に、ぽつんと1羽だけいます。
拡大をしないと、ゴミに見えてしまうかもしれません。


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■■■ 2016.3.7 ■■■
#479 真昼の月

散歩をする時は、ほとんどが同じルートです。
違う場所を歩くと、新鮮な感じはしますが、
いつものところはどうなのだろうかと、つい気になり、
結局は、歩き慣れた道に戻るのです。

新しい出会いや発見も、面白いことは確かですが、
見慣れた景色の些細な変化も、また楽しい気がします。

紅梅の向こうに、真昼の月が見えています。
手前をどのくらいぼかすのかが、悩みどころです。


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■■■ 2016.3.9 ■■■
#480 コサギ

鳥類の中でも、サギは警戒心が薄いようです。
撮影をしていても逃げませんし、向こうから近づいて来ることもあります。

首の長いイメージがありますが、これほどコンパクトにもなります。
真横から写していると、顔を右に90°傾けてくれました。
顎のほうから見ている状態ですが、目が少し不思議な位置についている感じです。
真下にいる魚を捕えるのには、このほうが都合がよいのかもしれません。

向こうに飛び出して見えるのは、夏の繁殖期に向けて生える冠羽で、
シラサギと総称されるものであるのは、このコサギだけです。


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