晴れ、ときどき更新



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2016.1.25
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#461 春を待つ

冬を代表する花のひとつに、ニホンズイセンがあります。
名前とは関係がなく、原産地は地中海で、
#259のフサザキスイセンから派生をして、日本で野生化をしたようです。

木の陰から5匹のコブタが覗いているようで、可愛いです。
背景の葉を、放射状にぼかしてみました。

ニホンズイセンのすぐ近くには、寒桜の木があり、
蕾は早くから膨んでいたのですが、この寒さで足踏み状態です。
暖かさが戻れば、今週末にでもほころび始めるかもしれません。


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■■■ 2016.1.27 ■■■
#462 鳥屋さん

この季節になると、池のまわりはカメラマンで賑います。
鳥やさんと呼ばれる、野鳥を専門に写している方々です。
北から渡り鳥が訪れて、被写体が豊富なことと、
木の葉が落ちて見通しがよいので、撮影に最適なのかもしれません。
さまざまな超望遠レンズが並んで、さながら展示会のようになることもあります。
自分は鳥狙いではないので、持ち歩いている最も長いものでも300mmです。
大きく写すのは難しいですが、カモくらいならば十分にいけます。

オナガガモの雄が、雌の機嫌をお伺いしています。
いずこの世界も、同じなのかもしれません。

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■■■ 2016.1.30 ■■■
#463 自然のままに

いまは、池の周囲には木道が整備されていますが、
その昔は、雨が降るとぬかるみだらけでした。
最近は草木も定期的に剪定されて、公園全体が綺麗です。

老若男女の誰もが安全に歩くためには、そのほうがよいのですが、
自然はそのままに任せておくべき、という考え方もあるかもしれません。
カマキリの卵が、枝ごと刈られて消えていることもありますし、
整備されると、棲みにくい生き物もいるはずです。
人類もまた、自然界の一部を形成しているのだとするならば、
手を加えることも、自然の営みといえるのかもしれませんが。

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■■■ 2016.2.2 ■■■
#464 知りすぎている男

池のまわりの散策を、何年間も続けていると、
この季節はどこに行けば何が見られるか、ほぼ頭の中にあります。

無駄に歩くことがなくて効率的ですが、新しい発見は少なくなり、
時々、目線を変えてみようとは思うものの、
ついつい、同じところを同じように見て歩いてしまうのです。
お金を拾いたいわけではないのに、下を向いていることが多いので、
最近は、顔を上げることを心掛けるようにしています。

夕陽が沈んだ西の空に、飛行機雲が出ていました。

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■■■ 2016.2.5 ■■■
#465 節分と立春

2月3日は節分、4日が立春でした。
立春は、そこから春になるとされる日です。
節分は、冬と春の境目なので、
立春の前の日は、必ず節分になります。
しかし、実際の季節は暦通りには進みません。
立春の頃が、一番寒い感じがするのです。

シジュウカラは四十雀と書き、スズメの仲間で、
ネクタイのような模様が、とてもお洒落です。
食べ物が少ない時期は、餌台に集まります。

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■■■ 2016.2.8 ■■■
#466 春をさがして

暖かい日が続き、春の訪れも早いかと思いましたが、
本格的な寒さが戻り、季節は足踏みです。
蕾も膨らんだままで、時間が静止をしたようです。

春の気配がないものかと、いつもの散策路を歩いてみました。
フキノトウが芽を出して、ジンチョウゲはあと一歩で開きます。
寒桜はちらほらと咲き始めましたが、撮影にはまだ早いようです。

枝垂梅のうち1本だけが、もう花をつけていました。
撮りたくなるようなバランスのよい枝は、意外と少ないものです。

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■■■ 2016.2.11 ■■■
#467 ハシビロガモです

風もなく、穏やかな日になりました。
池にはほとんど波が立たず、水鏡のように木々が映り込み、
遥か彼方を、水鳥が泳いでいきます。
この池は飛来数が少ないので、1羽だけの写真は撮りやすいのです。

すかさず、レンズを300mmの超望遠に変えて写していると、
アフラックだあという声が、背後から聞こえます。
さらに、色のついたアフラックだあという声も。
いえいえアフラックはアヒルで、目の前にいるのはカモです。
そもそもアフラックは保険会社の略称で、アヒルではございません。

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■■■ 2016.2.14 ■■■
#468 20度を超えて

2月としてはめずらしく、最高気温が20度を超えました。
ミツマタの花を見られるのではないかと、いそいそと出かけてみると、
ほんの少しですが、咲いているものがありました。
明日になれば、きちんとした形になるのかもしれません。
満開になるまでには、変化があり楽しめます。
#272と#283と#291で、すでに3回もご紹介をしています。

ジンチョウゲはどうだろうかと、少し足を伸ばしてみました。
蕾はぱんぱんに膨らんでいましたが、抜け駆けしているものはありません。
ひとつくらいフライングして咲いていないかと、期待をしていたのですが。

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■■■ 2016.2.17 ■■■
#469 チョンマゲにあらず

池の中を、うろうろと歩くアオサギ。
水が少なくなり、食事はしやすいようです。
鳥にはチャンス、魚には大ピンチ。

頭から出ているのは、チョンマゲではなくて飾り羽です。
繁殖期に生えるようで、なんらかの役には立つのだと思います。

一説によると、アオサギは意外に乱暴とも聞きますが、
ここにいるものは、穏やかな性格で、
他の水鳥がいても、まるで気にしないようです。

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■■■ 2016.2.20 ■■■
#470 春の雨

予報の通り、お昼過ぎから雨が降り始めました。
予定をしていた通り、傘とカメラを手に出かけますが、
撮影をしてる人は、誰もいません。

春になると姿を現すフキノトウは、フキの花芽です。
このあたりでは、それほど数が多くはなくて、
いくつか見つけても、すぐに摘まれてしまいます。

今日はひとつだけですが、綺麗なものを見つけました。
冬にはない鮮やかな緑が、さらに美しく感じられます。

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