晴れ、ときどき更新



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2015.12.14
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#441 秋色の水面

紅葉はそのまま見ても、もちろん美しいのですが、
池に映る色も、勝るとも劣りません。

この数年で、渡り鳥は激減をしてしまいましたが、
さらにまた今年は、特に少ないようです。
そのために、留鳥のカルガモの存在が目立ちます。

夕陽に染まる水面を、すいすいと泳いでいます。
水面が乱れると、橙色が途切れるので、
被写体として狙うのは、先頭の1羽だけです。


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■■■ 2015.12.16 ■■■
#442 幸せならばそれでよし

毎年、同じところを歩いていると、
どこの紅葉が綺麗なのかが、わかるようになります。
事前に想定をしておくことで、スムーズに撮影ができるものの、
見方が固定化をしてしまい、同じ視点の写真ばかりになる懸念もあるのです。

アップで狙う時には、まずは綺麗な葉を探します。
ファインダー内が紅葉で溢れると、美しさのあまり夢中でシャッターを切りますが、
落ち着いてよく見ると、以前に写したことがあるようなシーンも多くて、
もしかすると、被写体に撮らされているような気もするのです。
気持ちよく撮影ができているので、それならばそれで十分なのかもしれませんが。

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■■■ 2015.12.19 ■■■
#443 上弦の月

さすがに槍が降るのは困るものの、雨や雪ならば気にしませんが、
ピントが合わず、被写体もぶれてしまうので、
風が強い日だけは、撮影に出かけるかどうかで迷います。

見上げると、半円のようなお月さまが出ています。
夕陽に輝くセンダンの実を手前に入れましたが、どれだけぼかすかで悩むのです。
絞りを変えながら撮影をしたうちから、f/5.6を選びました。

お月さまは風が吹いても動かないので、このような日には最適な被写体かもしれません。
調べてみると、ぴたり上弦の月でした。

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■■■ 2015.12.23 ■■■
#444 感動をする心

今年の紅葉は、いまひとつのような気がします。
最近は、このような状態が続いている感じです。
地球の温暖化が、影響をしているのかもしれませんが、
もしかすると、年齢とともに見慣れてしまい、
感動する心が、薄らいでいるのかもしれません。

いまひとつといえども、それは人間の、
それも、自分の個人的な感覚です。
イロハモミジからすれば、同じように昔のままで、
変化をしたのは、むしろこちら側なのかもしれません。

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■■■ 2015.12.25 ■■■
#445 春の準備

雨が上がり、暖かな朝になりました。
今年の冬は、寒さが長続きをしないようです。

過ごしやすい12月は、年齢的に大歓迎です。
一日も早く、地球の地軸が垂直になり、
すべての季節が、春と秋になればよいのにと思います。

外に出ると、コブシの蕾が濡れていました。
早ければ、2月には咲き始めます。
最近は、歳月が足早に過ぎ去るのです。

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■■■ 2015.12.27 ■■■
#446 花が咲く

やはり、今年の冬は暖かいようです。
完全防寒で撮影をしたのは、まだ1日しかありません。
手袋を忘れたことを忘れるくらい、穏やかな日が続いています。

ロウバイの花は、1月にならないと見ることができませんが、
なんと、年内に咲き始めてしまいました。
これほど早いのは、記憶にある限りでは初めてです。
春の予感がして嬉しくもありますが、なんとも複雑な気がします。
奈良では、最速の記録でもう梅が開花をしたそうです。
年明け早々から、次々と花が見られるかもしれません。

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■■■ 2015.12.29 ■■■
#447 シダーローズ

一見すると、ぽとりと落ちたツバキの花のようですが、
それらしき木はありませんし、茶色過ぎます。
これはヒマヤラスギの実、いわば松かさなのです。

ヒマヤラスギのような植物を、英語ではcedarと呼び、
バラのような形なので、シダーローズという名前がついています。

何を写しているんですかと、声をかけられました。
落ちている茶色いものといえば犬のウンチですが、いくらなんでもそれはありません。
振り返ると、野良猫も怪訝そうな顔をして見ています。

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■■■ 2015.12.30 ■■■
#448 仕方がなく

ヒヨドリの群れが、イイギリをついばんでいました。
かなり前から、たわわに実がついていますが、
鳥が来るようになるのは、晩秋の頃からです。
それまでは、他に美味しいものがあるのかもしれません。

イイギリはたくさん生えていますが、適当に回るのではなくて、
ひとつの木ごとに、綺麗に平らげていきます。
実には苦みがあり、わずかながら毒性もあるらしいのですが、
秋が深まり熟すとともに、味もよくなるようなので、
食べられる木から、順番に訪れているのかもしれません。

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■■■ 2016.1.2 ■■■
#449 それもまたよし

今日もまた、3月下旬の暖かさでした。
この陽気で、季節がどんどん先へと進みます。
梅の花が、年末には開き始めました。
昨年よりも、ひと月も早いようです。

いつもならば、いつだろうかと思いながら蕾を見ていたものですが、
今年はそのようなこともなく、気がついたら咲いていました。
花を待つ喜びが、なくなるような気がします。
その年ごとに、開花時期が違うことで驚かされるのも、
また、愉しみのひとつかもしれません。

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■■■ 2016.1.3 ■■■
#450 不思議なオオバン

夕方の光は色温度が低く、遠くの木々は暖色に染められます。
日陰の枯れた部分は蒼くなるため、その対比が美しいです。

手前にぽつんといるのはオオバンで、最近は冬になるとこの池に来ます。
数年前から見かけるようになり、いまでは本家のバンよりも数が多くなりました。
バンは縄張りの意識が強いようで、性格もやや攻撃的で
オオバンもバンほどではないものの、気性が荒いものの、
追い出したはずの相手と、数分後には仲良くしていたりするのが不思議です。

鳥は種類ごとに行動様式が異なるので、見飽きない楽しさがあります。

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