晴れ、ときどき更新



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2015.11.22
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#431 定点観測

遅れ気味のモミジも、ようやく色づき始めました。
雨上がりで濡れることで、色が濃くなり鮮やかさが増します。
緑の部分があると、紅葉がより映えます。

以前はよく、秋になると紅葉を撮りに出かけていました。
9月の中旬に、まず北海道の旭岳に出かけるのが、
毎年の恒例行事で、楽しみにしていた時期もありました。
最近は諸般の事情で旅ができなくなり、近所での撮影ばかりですが、
毎週のように同じところを歩いていると、季節の細かな移り変わりに気がつきます。
定点観測的に捉えることで、四季の変化に敏感になるのかもしれません。


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■■■ 2015.11.24 ■■■
#432 カラスの勝手

こちらの苦情を、ようやく聞き入れてくれたのか、
カラスが早朝に鳴かなくなり、ゴミも散らかさないようになりました。
しかしながら、数は相変わらず多いままで、
池のまわりでは、圧倒的な勢力です。

池を見渡せる高い木にアオサギが止まると、ハシブトガラスが大集結。
攻撃をするわけではありませんが、嫌がらせのように接近飛行をするのです。
しばらくすると煩わしく感じたのか、アオサギはいずこへかと姿を消しました。
カラスにも事情があるのかもしれませんが、もう少し仲良くできないものかと思います。
カラスの勝手、という歌がありましたけど。

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■■■ 2015.11.27 ■■■
#433 額縁構図

穏やかな秋が続いていたものの、ようやく冷えてきました。
それでも、例年に比べれば暖かいほうかもしれませんが、
寒さに慣れていない体には、辛いものがあります。

全体的に、今年は色づきがいまひとつの気がしますが、
山門を通して見る、紅葉と黄葉が綺麗です。
晴れると鮮やかさはありますが、影が出ない曇りのほうが落ち着きます。

少し離れた位置から、200mmのレンズで写したことで、
歪みが出ずに、遠近感もほどよい感じになりました。

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■■■ 2015.11.29 ■■■
#434 今年最後のイトトンボ

11月下旬でも見ることができるのが、アオイトトンボです。
この時期に、目の前をふわふわと飛んでいるのがいたら、
このトンボだということで、間違いはないかもしれません。
イトトンボとしては大きいほうで、警戒心も強くないため、
見つけることさえできれば、比較的撮りやすいのです。

池の中にいるところを、超望遠レンズで狙いましたが、
水面の輝きが賑やかなボケになり、画面全体が緑色に被ります。
多分、レンズの内部で乱反射をしているのだと思います。
嫌う人も多いと思いますが、個人的にはこのような描写も好きです。

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■■■ 2015.12.1 ■■■
#435 水面の彩り

秋になると地上だけではなくて、水面も鮮やかに彩られます。
池に映るのは、メタセコイアやラクウショウの葉です。
明るいブラウン系の色で、美しく染まりました。

この時期になると、北からの渡り鴨を見るようになりますが、
多くはここに留まらずに、再びいずこへかと向かうのです。
カラスが群れていることと、餌やりが禁止をされているせいかもしれません。

年間を通して、この池にいるカルガモは、
他の鳥がいなくて静かでよい、と感じているのかもしれません。

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■■■ 2015.12.3 ■■■
#436 秋の空

秋という季節は、天気の移り変わりが激しいものですが、
このところ、まさに日替わりのように変化をしています。

男心と秋の空、という言葉があります。
男性の女性に対する気持ちは、変わりやすいということですが、
女心と秋の空、とも使われています。
そもそも、人間は移り気なものかもしれません。

秋の空が高く見えるのは、空気が乾いて澄んでいることと、
高いところにできる雲が多いため、のようです。

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■■■ 2015.12.5 ■■■
#437 ヒマラヤのコンペイトウ

夏から晩秋まで咲いている、ヒメツルソバ。
ちいさな花の集合体は、コンペイトウのような可愛らしさがあります。
地面を這いながら育つさまは、高山植物のようですが、
まさに原産地はヒマラヤで、日本へは鑑賞用として輸入されました。
園芸種ですが、この近所では雑草扱いで、
生える端から、すぐに引き抜かれてしまいます。

奥の花も形がわかるように、少し絞ります。
メインの花の後ろには、ピンクの丸いボケを入れて、
温かみが出るように、枯葉を背景にしました。

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■■■ 2015.12.7 ■■■
#438 サギではない

秋が深まると、池に次々とゴイサギが戻ります。
夏の間は、食べ物が取りやすいところにいたようです。

ゴイサギの幼鳥であるホシゴイは、#050でご紹介をしました。
首をすくめた状態でいると、サギには見えないようで、
タカがいるとかフクロウだとか、勝手なことを言われています。
そして、ホシゴイだとわかると、
それはサギだなどど、勝手に怒られたりします。
でも、タカに間違えられるなどというのは、
もしかすると、誇らしいことかもしれません。

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■■■ 2015.12.10 ■■■
#439 光をさがして

冬になると、柑橘系の実をあちらこちらで見かけますが、
似て非なるものが多くて、特定がなかなかできません。
これはたぶんキンカンで、その中にもいろいろと種類があるようです。

12月上旬は、年間で最も日暮れが早い時期です。
このあたりでは、午後4時半には太陽が沈んでしまいます。
最近のデジタルカメラは、少しでも光があれば撮影ができるものの、
さすがに日没後は厳しいので、それまでが勝負です。

いろいろな光と出逢いながら撮るのも、自然写真の愉しみかもしれません。

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■■■ 2015.12.12 ■■■
#440 息をする木

メタセコイアとラクウショウは、よく似ています。
どちらも巨木になり、秋になると葉が茶色く変わり大量に散ります。

遠目ではよくわかりませんが、近寄ると区別がつきます。
針状の葉が左右対称なのがメタセコイアで、互い違いがラクウショウです。
そしてラクウショウには、気根と呼ばれるものが生えていて、
湿った場所では土壌の酸素が不足するので、そこから補うようです。

気根はタケノコのような形で、地上に出ているため、
近くを歩く場合には、つまずかないように気をつけないといけません。

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