雨が降ると散策をする人も少なくて、池のまわりは驚くほどに静かです。
いつもは多くのレンズを向けられているカワセミも、拍子抜けかもしれません。
いえいえ、背後から密かにゴルゴがあなたに狙いを定めております。
緑の葉の隙間から、マニュアルフォーカスでロックオン。
濃い色は向こうの岸辺、少し明るい前ボケはピラカンサの実です。
雨で水面に波紋ができて、水中の獲物を狙うには難しい日かもしれません。
それでもカワセミはチャンスを待ち続け、ついに小魚を捕えました。
降りしきる中、魚を狙うカワセミを狙う私。
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#425 休漁日
雨の中でも、カワセミは一生懸命に働いていますが、
アオサギは休漁を決め込んでいるのか、池に下りる気配がありません。
もともと、魚を捕えるのが上手くはない気がするので、
水面に波紋ができてしまうと、なおさら厳しいのかもしれません。
雨が止まないかなあという感じで、時々あたりの様子を見ています。
アオサギがいるイイギリの木は、まさに熟した状態です。
この実を食べることができれば、苦労をすることはないのに、
残念ながら肉食系なのか、見向きもしません。
少しばかりくらいつついてみれば、口に合うかもしれないのですが。
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#426 レーゾンデートル
秋も深まり、マユミが色づき始めました。
たくさん実ることもあれば、そうではない年もあるようです。
まだ青いうちに、カメムシの大群に襲われたりもしますが、
今年はそのようなこともなく、多くが赤く熟しそうです。
雄木と雌木が、別々にありますが、
雄木がなくても、雌木だけでも実がつくようです。
ということになると、雄木の存在意義がよくわかりません。
たぶん、なんらかの役には立つのだとは思います。
なんだか、身につまされます。
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#427 蛾もまた美しい
蝶に比べて、蛾はあまり好かれないようです。
ファッションの世界でも、蝶は使われますが、
蛾をモチーフにしたものは、聞いたことがありません。
姿や形に差があるわけでもなく、汚いわけでもなく、
蝶に負けず劣らず美しいものも、たくさんいるのですが。
鮮やかな黄色い姿は、オオキノメイガです。
左右の幅は4センチくらいで、さほど大きくはありません。
蛾は蝶に比べて種類が圧倒的に多くて、翅の模様もさまざまです。
あまり動かないので、撮り放題なのも魅力です。
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#428 撮れども撮れども
#070でご紹介をしたオオモミジは、まだ緑のままです。
いつもの年だと、あと半月ほどで色づいてきますが、
今年は暖冬らしいので、遅れるのかもしれません。
紅葉は秋だけではなくて、年明けまでが見頃になる気がします。
柔らかな逆光と、プラスの露出補正を基本にして、
背景をとろけるようにぼかすため、望遠レンズで絞りは開放を選びます。
写しているうちに太陽がどんどん動いて、光の状況が変わるので、
次々と新たなシーンが現れて、撮れども撮れどもきりがありません。
少しだけ撮影に出たつもりが、すぐに3時間くらいは過ぎてしまうのです。
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#429 燃えるヤマボウシ
窓の外にヤマボウシの木があり、四季折々に楽しませてくれます。
白い花は#156で、赤い実は#201でご紹介をしました。
そして、今回は紅葉です。
今年は寒い日が少ないためか、色づきが全体に遅れているようです。
その中で、まずはヤマボウシが赤くなりました。
寒さだけではなく、昼と夜の時間の差も感じているのかもしれません。
まさに、燃えるような赤です。
雨に濡れたことで鮮やかさが増して、さらに美しくなりました。
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#430 なんだかよいかも
寝ている以外は、自らの手入れをしていることが多いカルガモ。
お化粧をする、というわけではなくて、
体から出る脂を、羽に塗りつけているのですが、
その時に、いろいろなポーズで楽しませてくれます。
この池にいる水鳥では、地味なほうですが、
翼鏡と呼ばれる、鮮やかなブルーの羽を隠しています。
飛んでいる時にはよく見えて、後続の仲間への目印になるようですが、
渡り鳥ではないので、あまり必要がない気もします。
ちらりと見える青が、ワンポイントのお洒落です。
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