晴れ、ときどき更新



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2015.11.2
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#421 撮りやすい鳥

ゴイサギが、ひさしぶりに池へと戻りました。
たぶん、食べる物が多いところにいたのだと思います。

ゴイサギの幼鳥はホシゴイとも呼ばれ、すでにご紹介をしましたが、
成鳥としては、意外にも今回が初登場です。
秋から春にかけて、このあたりでは普通に見ることができます。

昼間はほとんどぼんやりとしているので、撮りやすい鳥です。
活動をするのは、夜明けか日暮れで、
その頃になると、食事をしている光景に出会うことがあります。


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■■■ 2015.11.4 ■■■
#422 赤い球

#082でご紹介をしたものは、まだ青い状態でしたが、
ヒヨドリジョウゴの実は、熟すとこのくらい赤くなります。
大きさは、直径が1センチもありませんが、
これだけ強い色だと、自然の中でも目立ちます。
野草のうちの多くは、外来のものですが、
ヒヨドリジョウゴは、日本も原産地のひとつとされています。

林の中で暗いため、手ぶれをしないように感度を上げます。
このシーンでは、ISO1600までがぎりぎりで許容範囲です。
デジタルでは、積極的に感度を変えて撮影をしています。

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■■■ 2015.11.6 ■■■
#423 くだまき

このあたりでよく見かけるキリギリスの仲間、クダマキモドキ。
クダマキというのは、機織りの糸を巻くことです。

モドキというからには、クダマキという虫がいるのかといえば、
正式な名前ではありませんが、クツワムシをそう呼ぶことがあるために、
姿が似ているというので、クダマキモドキと名付けられたようです。

管を巻く音そのものに、鳴き声が似ているわけではないようで、
どちらも単調な音が延々と続く、というのが理由のようです。
お酒を飲んで管を巻くのも、同じ意味かもしれません。

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■■■ 2015.11.8 ■■■
#424 魚とカワセミと私

雨が降ると散策をする人も少なくて、池のまわりは驚くほどに静かです。
いつもは多くのレンズを向けられているカワセミも、拍子抜けかもしれません。

いえいえ、背後から密かにゴルゴがあなたに狙いを定めております。
緑の葉の隙間から、マニュアルフォーカスでロックオン。
濃い色は向こうの岸辺、少し明るい前ボケはピラカンサの実です。

雨で水面に波紋ができて、水中の獲物を狙うには難しい日かもしれません。
それでもカワセミはチャンスを待ち続け、ついに小魚を捕えました。
降りしきる中、魚を狙うカワセミを狙う私。

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■■■ 2015.11.10 ■■■
#425 休漁日

雨の中でも、カワセミは一生懸命に働いていますが、
アオサギは休漁を決め込んでいるのか、池に下りる気配がありません。
もともと、魚を捕えるのが上手くはない気がするので、
水面に波紋ができてしまうと、なおさら厳しいのかもしれません。
雨が止まないかなあという感じで、時々あたりの様子を見ています。

アオサギがいるイイギリの木は、まさに熟した状態です。
この実を食べることができれば、苦労をすることはないのに、
残念ながら肉食系なのか、見向きもしません。
少しばかりくらいつついてみれば、口に合うかもしれないのですが。

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■■■ 2015.11.12 ■■■
#426 レーゾンデートル

秋も深まり、マユミが色づき始めました。
たくさん実ることもあれば、そうではない年もあるようです。
まだ青いうちに、カメムシの大群に襲われたりもしますが、
今年はそのようなこともなく、多くが赤く熟しそうです。

雄木と雌木が、別々にありますが、
雄木がなくても、雌木だけでも実がつくようです。
ということになると、雄木の存在意義がよくわかりません。
たぶん、なんらかの役には立つのだとは思います。
なんだか、身につまされます。

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■■■ 2015.11.14 ■■■
#427 蛾もまた美しい

蝶に比べて、蛾はあまり好かれないようです。
ファッションの世界でも、蝶は使われますが、
蛾をモチーフにしたものは、聞いたことがありません。
姿や形に差があるわけでもなく、汚いわけでもなく、
蝶に負けず劣らず美しいものも、たくさんいるのですが。

鮮やかな黄色い姿は、オオキノメイガです。
左右の幅は4センチくらいで、さほど大きくはありません。
蛾は蝶に比べて種類が圧倒的に多くて、翅の模様もさまざまです。
あまり動かないので、撮り放題なのも魅力です。

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■■■ 2015.11.16 ■■■
#428 撮れども撮れども

#070でご紹介をしたオオモミジは、まだ緑のままです。
いつもの年だと、あと半月ほどで色づいてきますが、
今年は暖冬らしいので、遅れるのかもしれません。
紅葉は秋だけではなくて、年明けまでが見頃になる気がします。

柔らかな逆光と、プラスの露出補正を基本にして、
背景をとろけるようにぼかすため、望遠レンズで絞りは開放を選びます。
写しているうちに太陽がどんどん動いて、光の状況が変わるので、
次々と新たなシーンが現れて、撮れども撮れどもきりがありません。
少しだけ撮影に出たつもりが、すぐに3時間くらいは過ぎてしまうのです。

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■■■ 2015.11.18 ■■■
#429 燃えるヤマボウシ

窓の外にヤマボウシの木があり、四季折々に楽しませてくれます。
白い花は#156で、赤い実は#201でご紹介をしました。
そして、今回は紅葉です。

今年は寒い日が少ないためか、色づきが全体に遅れているようです。
その中で、まずはヤマボウシが赤くなりました。
寒さだけではなく、昼と夜の時間の差も感じているのかもしれません。

まさに、燃えるような赤です。
雨に濡れたことで鮮やかさが増して、さらに美しくなりました。

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■■■ 2015.11.20 ■■■
#430 なんだかよいかも

寝ている以外は、自らの手入れをしていることが多いカルガモ。
お化粧をする、というわけではなくて、
体から出る脂を、羽に塗りつけているのですが、
その時に、いろいろなポーズで楽しませてくれます。

この池にいる水鳥では、地味なほうですが、
翼鏡と呼ばれる、鮮やかなブルーの羽を隠しています。
飛んでいる時にはよく見えて、後続の仲間への目印になるようですが、
渡り鳥ではないので、あまり必要がない気もします。
ちらりと見える青が、ワンポイントのお洒落です。

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