年を追うごとに蝉が増えてきましたが、今年はとりわけ大発生をしています。
美味しいのなら捕まえて食べたいくらいなのに、誠に残念でなりません。
特に迷惑をしているのは、夜中に団地の階段で鳴くことです。
静かな家の中まで響き渡るので、是非とも即刻やめていただきたく切望をします。
どのようなつもりでそこまでして鳴くのか、蝉語を学習して聞いてみたいものです。
そのような状態ですから、我が家のまわりは抜け殻だらけです。
丑三つ時に歩けば、羽化しているものを数匹は軽く見つけられます。
暗闇の茂みの中で、カメラを片手にゴソゴソしていると、
どのように見ても立派な不審者なので、そこは気をつけないといけません。
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#378 マクロでヒマワリ
夏を代表する花といえば、ヒマワリは外せません。
北海道や新潟などの広大なヒマワリ畑も、とてもよいのですが、
1本か2本だけ咲いていると、しげしげと花の構造まで見てしまいます。
自然の造形美というものは、やはり素晴らしいです。
マクロレンズがあれば、観察をする楽しさが倍増します。
屋外での撮影であれば、レンズの焦点距離は長いほうが、
被写体との距離が取れるので、使いやすいと思います。
狙う場所にオートでピントを合わせるのは、難しいこともあるので、
マクロ撮影では、マニュアルフォーカスをよく使います。
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#379 長くて細い脚
ショウリョウバッタには、緑色のものと褐色のがいます。
これは8センチくらいの後者で、これほど大きくなるものは雌です。
雄はキチキチと音を立てて飛ぶので、キチキチバッタとも呼ばれます。
ショウリョウを漢字では、精霊と書きます。
精霊祭りと呼ばれるお盆の頃に姿を見せるので、そのように名付けられたようで、
精霊船に形が似ているから、という説もあるようです。
脚の長さと細さが目立ちますが、驚くほどの跳躍力があります。
このように真正面から見ると、いかにも虫という感じです。
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#380 モチモチの木
池のほとりに、大きなトチノキがあります。
太陽が降り注ぐと、透過光で葉がとても綺麗で、
晴れた日には、散歩の足を止めて見上げてしまうほどです。
小学生の頃、「モチモチの木」という絵本の影絵をやりました。
交代で朗読をするのですが、自分が受け持つパートは、
「モチモチの木ってえのはな、豆太がつけた名前だ・・・」で始まる頁でした。
初めての発表会なので、いまでもよく覚えています。
絵本に出てくるモチモチの木というのは、このトチノキのことです。
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