晴れ、ときどき更新



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2015.6.27
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#351 妙にいい角度

以前は、どこにでもいたベニシジミですが、
最近は、それほど見かけなくなりました。
「晴れ, ときどき更新」でも、351回目にして初めての登場となります。
1円玉くらいの、美しい蝶です。

昆虫を写す時には、ピントをどこに合わせるのかで迷います。
基本は眼ですが、翅との距離があると模様がぼやけます。
ここでは翅の真ん中に合わせると、画面全体が柔らかくてよい雰囲気になり、
ヒメジョオンも、綺麗にぼけてくれました。
ベニシジミも、よい角度で翅を開いてくれています。


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■■■ 2015.6.29 ■■■
#352 バート

#350の蕾が咲いたので、ご紹介をします。
アメリカオニアザミの花は、意外に控え目です。
この花を見ると、いつも思い出すのがセサミストリートのバート。
髪の感じと、なんとなく似ています。

強い光が当たると美しくないので、自分の体の影に入れます。
ほんの少し光を当てようかと、試行錯誤をしましたが、
やはり、花全体が影の中にあるのがよいようです。
背景は明るくして、奥行き感を出しました。
何も考えていないようで、それなりに考えながら写しています。

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■■■ 2015.7.1 ■■■
#353 雨上がりの楽しみ

雨上がりの散策の楽しみは、キノコです。
何もないところから、急に出てきます。

このあたりに生えているのは、みなさんおとなしい気がします。
ぼくは毒キノコです!というような、派手な個体を発見してみたいのですが、
そのようなものは、まるでいません。

撮影をする場合には、地上すれすれにカメラを構えることが多くなります。
何をしているのだろうかと、近隣の方々から不審がられているのかもしれません。
ご迷惑をおかけして、申し訳ございません。

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■■■ 2015.7.2 ■■■
#354 ひとりだけ

毎年6月には、ハグロトンボが飛んでいたものですが、
今年はつい先日、ようやくお会いできました。
でも、どうしたのか1匹しかいなくて、
群れていることが多いので、ひとりだけでは寂しそうです。

原因として考えられるのは、近くの河川改修です。
大掛かりな工事なので、その影響ではないかと思います。
このあたりでは、10年ほど前から見かけるようになり、
最近、数が増えてきたのに残念です。
来年は、もう見られなくなるのかもしれません。

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■■■ 2015.7.4 ■■■
#355 無事でありますように

そろそろ、カルガモのヒナに会える頃ではないかと探したところ、
見つかりましたが、2羽しかいません。
多ければ10個ほどの卵を産むのですが、他のヒナたちはどこに消えたのか。
実はこの親鳥は、右目が病気で見えていないようです。
そのために外敵に襲われやすくて、かなりの数が消されたのかもしれません。
このあたりはカラスやネコ、そしてアオダイショウもいます。

ヒナはとても好奇心が旺盛で、元気そうです。
下りている草が気になるようで、一生懸命に飛びついています。
この子たちは、無事に育ちますようにと祈ります。

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■■■ 2015.7.5 ■■■
#356 美しく臭きクサギ

この時期に、濃いピンクの花をつけるボタンクサギです。
満開も綺麗ですが、二分咲きくらいで蕾と一緒なのも美しく感じます。

ボタンクサギを漢字で書くと、牡丹臭木になります。
牡丹のほうはよいとして、臭木の意味は、
その名前の通り、葉を揉むと臭いらしいのです。
まだ試したことがないので、正確なところはわかりません。

自分が妙な臭いを発していたとしても、神戸臭平と呼ばれたら悲しいです。
植物の名前には、可哀想かなと思うものがいろいろとあります。

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■■■ 2015.7.7 ■■■
#357 雨だからこそ

雨が降ると、晴れの日にはない光景を見ることができますが、
写真を撮りながら歩いている人は、少ないようです。

カメラが濡れそうで写しにくくても、傘があれば問題はありませんが、
レンズ面に水滴が着いてしまうと、画像がボケてしまいます。
フィルムで写していた頃の感度は、50や100なので、
雨の日には、シャッター速度が遅くなりすぎることがありましたが
デジタルは高感度でも綺麗ですし、カットごとに感度を変えられます。
このカタツムリもISO1600で、暗くならないようにプラス4の露出補正です。
がさがさとしたボケも、個人的には気になりません。

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■■■ 2015.7.8 ■■■
#358 日本原産

梅雨を代表する花といえば、まずはアジサイです。
漢字では紫陽花と書きますが、文字のままに、
太陽に映える紫の花というのが、その由来のようです。
花のように見えるのは、花びらではなくて、
顎が変化をしてできた、装飾花と呼ばれるものです。

アジサイには、さまざまな色や形があります。
装飾花が球状になるものが、一般に知られていますが、
ガクアジサイという、土星の輪のように取り巻くものもあります。
洋風な雰囲気がしますが、日本が原産地です。

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■■■ 2015.7.10 ■■■
#359 写真ならでは

夏になると、サギを見かけることが少なくなります。
食べるものが多い田んぼなどに、移動をしているのかもしれません。

種類の違うもの同士が喧嘩をしているのを、あまり見ません。
ダイサギとアオサギが、仲良くそばにいることもあります。
この池では、ダイサギのほうが圧倒的に魚を獲るのが上手くて、
アオサギがダイサギの顔を覗き込んで、羨ましそうにしていることもありました。

アオサギが飛んでいる瞬間で、面白い形をしています。
このような姿を残せるのは、時を止められる写真の醍醐味です。

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■■■ 2015.7.12 ■■■
#360 歪んだ太陽

5時に目が覚めたので、早朝の散歩に出かけます。
モグラが地面の上を走り、その後をカラスが追いかけていました。
穴は多いのですが、ひさしぶりに実物を見ました。

まだ低い位置にある太陽を画面に入れて、モノサシトンボを撮りました。
池に映るものを写しているため、形が少し歪んでいます。
強い光源をファインダーに入れて写すと、目を傷めてしまうことがあり、
水面の反射もかなりきついので、気をつけないといけません。
太陽を綺麗に出すために、感度を下げて絞りは開放にします。
逆光状態なので、露出補正はプラス4をかけました。

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