夕方に池のほとりを歩いていたら、杭にコシアキトンボがいました。
近くにヤゴの抜け殻があり、そこから出たようです。
しかし、このような時間にまだ飛ばずにいるとは不思議です。
普通ならば早朝に羽化して、遅くとも午前中には大空にいるはずなのに、
理由があり動けないのか、それとも午後に池から出てきたのかもしれません。
マクロレンズでギリギリに近づいても、逃げる気配はありません。
大きな目玉には、恐ろしいものが近づいているように見えているかもしれず、
あまりに接近をしすぎるのは、可哀想かもしれません。
その日のうちに、無事に飛んでくれればよいのですが。
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#348 桃色の翼
イロハモミジといえば、秋に色づく葉が美しいですが、
この季節の種もまた、なかなかに綺麗です。
#138でご紹介をした通り、花は地味ですが、
若い頃の種には、一対の桃色の翼があり、
葉の緑との対比でよく目立ち、花が咲いているようにも見えます。
秋になると茶色に変わりますが、そこからが本番です。
翼をプロペラのようにして、風で遠くまで飛びますが、
どのようにして、このような知恵を身につけたのか不思議です。
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#349 裏は銀
白い翅の蝶として思いつくのは、まずはモンシロチョウがいますが、
それ以上の白さかもしれないのが、ウラギンシジミです。
シジミチョウの仲間ですが、モンシロチョウに近いくらいの大きさがあります。
ウラギンシジミというのは、上手いネーミングです。
言われてみれば、銀に見えなくもありません。
プレーンなのは裏地だけで、表は派手な色をしています。
裏銀がいるのなら、金はどうかといえば、
その通り、ウラキンシジミもいるのです。
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#350 トゲトゲ
ドリアンのように見えるのは、アメリカオニアザミの蕾です。
大きさは、ウズラの卵をひとまわり大きくしたくらいあり、
普通のオニアザミの花は、下向きにつきますが、
海外から来たアメリカオニアザミは、上向きに咲きます。
アメリカという名前ですが、なぜか原産地はヨーロッパです。
鬼という名前がついているくらいで、大きさは人の身長ほどにもなり、
蕾だけでなく、葉も固くトゲトゲと痛くて、
動物に食べられないためだと思いますが、武装ぶりが凄いです。
いつか、咲いたところもご紹介をします。
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