晴れ、ときどき更新



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2015.5.24
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#331 白いムラサキ

ムラサキツユクサは、その名前の通りに青紫の花が咲きます。
しかし、我が家の近くにひと株だけ、白いものがありました。
調べてみると、ないわけではないようですが、
初めて見たので、とても新鮮です。
真ん中のあたりがほんのりと色づいて、妖しく上品な美しさです。

#151でご紹介をしましたが、一日花のために、
いま咲いている花は、明日はもう開きません。
そのためか、蕾がたくさん準備されています。
まだしばらくは、花を楽しむことができそうです。


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■■■ 2015.5.26 ■■■
#332 ナツグミ

池のほとりを歩いていると、ちいさな赤い実がありました。
グミにもいろいろな種類がありますが、これはナツグミです。

グミというと、食べ物を連想する人が多いと思います。
確かに、お菓子のようにも見えますが、
食べるほうは、ドイツ語でゴムを意味するgummiからきているので、
植物とは似ているだけで、関連があるわけではないようです。

渋柿と同じく、タンニンが含まれているので、
熟していないと、あまり美味しくはないようです。

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■■■ 2015.5.29 ■■■
#333 おいしい水

アカボシゴマダラが、水を飲みに来ています。
暖かい地域の蝶ですが、最近はこのあたりでもよく見かけるようになりました。
もともとは、日本本土には棲息をしていないはずが、
人為的に関東で放たれて、温暖化の影響もあり繁殖をしたそうです。

よほど美味しいのか一心不乱の状態で、逃げる様子はありません。
望遠レンズで撮影を始めたものの、しまいには触れるほどに近づけました。
ストローのような部位は口吻(こうふん)と呼ばれ、アカボシゴマダラは黄色です。
顎が変化してできたもので、それがぐるぐるに巻かれて体に収納されています。
人間にもあれば、便利であることに間違いはありません。

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■■■ 2015.5.31 ■■■
#334 ウサギの耳

このあたりには、数十年も住んでいるので、
いつ頃どこでどのような花や虫が見られるのか、おおよそは頭の中にあります。
しかし、初めてお目にかかるものも多々あり、
誰かが植えた園芸品種は、さすがにわからないものが多いのです。

ウサギの耳のように可愛い花を見つけましたが、名前が不明です。
日本人ではない外国人の感じがして、ラベンダーのような雰囲気があり、
調べてみると、フレンチラベンダーでした。
飛び出しているのは花びらではなくて、苞葉(ほうよう)と呼ばれるものです。
確かに葉脈のようなものがあり、葉のような感じがします。

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■■■ 2015.6.1 ■■■
#335 うつらうつら

朝早くから、カルガモがいつものポーズで寝ています。
目を開けたり閉じたりして、うつらうつらしているようです。

頭を羽の中に入れているのは、冬場は暖かい空気を吸うためらしいのですが、
春も夏も同じように寝ているので、ただ頭が重いだけなのかもしれません。

1本足で寝ているのも、冬場は2本とも外に出しておくと寒いかららしいのですが、
春も夏も同じようにしているので、ただ片足を休ませているだけかもしれません。

もうしばらくすると、可愛いヒナを見ることができるかもしれません。

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■■■ 2015.6.3 ■■■
#336 今年もまた

今年もまた、池一面にスイレンが咲きました。
葉が水面を埋めつくして、水中に光を届かなくしてしまうためか、
あまりに拡がりすぎると、除草をされてしまいます。

スイレンは花が綺麗でも、葉は美しくないことがあり、
主役はよくても脇役がいまひとつでは、舞台が台なしです。
どの花をどのようにフレーミングをするかで、いつも迷います。

池の上で咲いているので、撮影には制約が多いのですが、
考えながら写すのも、また愉しみかもしれません。

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■■■ 2015.6.4 ■■■
#337 水から空へ

うたた寝をして目が覚めたら、午前1時でした。
慌ててあれこれして、寝ようとしたら午前4時半です。
外を見るとすでに明るいので、そのまま散歩に出かけました。

この時間帯ならば、羽化しているトンボがいるはずです。
探してみると、コシアキトンボらしいのが見つかりました。
柔らかな逆光の中で、翅が綺麗です。
お腹もこれから長くなり、トンボらしくなります。
夜まで水の中にいたものが、朝には空を飛ぶというのは、
自然というものは、なんとも不思議なものです。

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■■■ 2015.6.6 ■■■
#338 思い出の紫

子供の頃、近所に生えていたホタルブクロの花は紫でした。
宅地の造成が盛んになるとともに、姿を消してしまい、
その後、いつからか再び見られるようなりましたが、
なぜか、白い花ばかりになりました。
最近はまた、紫のものが現れています。
ホタルブクロの印象は、やはりこの色です。

咲いている近くのクヌギの木で、よくクワガタを捕まえたものです。
その雑木林もいまは住宅になり、当時の面影はありません。
花を見て昔を思い出す、そのような年齢になりました。

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■■■ 2015.6.7 ■■■
#339 親戚でもなく

ショウブの花を知らない人は、意外と多いと思います。
アヤメのような、青くて大きいものを想像するかもしれませんが、
それは、ハナショウブという別の種類です。

ショウブの花は、このような地味な姿をしています。
アヤメとカキツバタとハナショウブは、同じアヤメ科ですが、
ショウブはサトイモ科で、まるで違います。
カキツバタやハナショウブと同じように、ショウブも湿地を好み、
シュッと伸びた葉だけを見ると、とてもよく似ていますが、
実は、親戚ですらないという関係なのです。

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■■■ 2015.6.9 ■■■
#340 よく見れば

たまに早起きをして、散歩に出かけると、
低い位置から射す光で、いつもとは違う光景に出逢えます。

蜘蛛の巣は、特に目につきます。
暗いうちから、一生懸命に働いていたのかもしれません。
作りたての巣は、まだ綺麗です。

このジョロウグモは、まだ1センチくらいしかありませんが、
秋に向けて、どんどんと大きくなります。
あまり好かれない蜘蛛も、よく見ればフォトジェニックです。

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