晴れ、ときどき更新



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2015.3.28
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#301 極楽浄土の花

コブシとモクレンは、同じ時期に咲き、
とてもよく似ているので、勿体ないと思います。
というようなことを、去年も書いておりました。

木の全体を包み込むように、隙間なく咲いていると、
なぜか、極楽浄土を思い浮かべます。
純白の花が、そのような連想をさせるのかもしれません。
いままでに、訪れたことはないのですが。

開放だと花びらがぼけ過ぎるので、少し絞りました。


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■■■ 2015.3.30 ■■■
#302 仏の座

春になると、ちいさな花が咲き始めて、
雑草と呼ばれても、美しいものがたくさんあります。
そのひとつがホトケノザで、漢字で書くと仏の座です。

仏様がお座りになる蓮の形の台座に、葉の形が似ているのが由来ですが、
この写真では肝心の部分がよくわからず、申し訳ございません。

春の七草のホトケノザは、同じ名前の別人です。
植物の世界は、ややこしいのです。
そのようにしているのは、人間なのですが。

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■■■ 2015.4.1 ■■■
#303 おめでたい

4月1日といえば新年度、新たな挑戦を始める人も多いと思います。
世間一般では、おめでたい日になるのかもしれません。

そのような日に相応しいのが、ボケの花です。
赤や白、赤白が入り混じるものなどがあり、
これは見事に、花びらごとに分かれています。

先週の暖かさで、いろいろな花が一斉に咲き出しました。
できるだけ多く、ご紹介をしたいと思います。
しばらくは花の写真が多くなりますが、少しお付き合いください。

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■■■ 2015.4.3 ■■■
#304 透明感

ミツマタの花は黄色が普通だと思いますが、白だという人もいます。
#291でご紹介をしたのは黄色ですが、我が家の近くには白く咲くものもあり、
種類は同じで、花の色が違うだけかもしれません。

黄色は華やかでよいのですが、ガラス細工のような白の透明感も捨てがたいです。
すべてが白ではなくて少し黄色も混じると、アクセントになり素敵です。

黄色と白の他に、赤い花を咲かせるアカバナミツマタもありますが、
残念ながら、我が家の近くにはないようです。
いつか見かけたら、またご紹介をします。

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■■■ 2015.4.5 ■■■
#305 薄紅色の雨

レンズを修理に出して、打線の主軸が抜けたような状態ですが、
シャッターは、気持ちよく次々と切れました。
傑作の予感もしましたが、たぶんそれは錯覚に違いありません。
しかし、そのような気分で撮影ができるのは幸せなことです。

近所のお寺の枝垂桜が、美しく咲きました。
満開は来週かと思いましたが、このところの暖かさで開花が進んだようです。
雨でしたが、雲でデフューズされた光が柔らかく回り、
背景のモミジが濡れて、とても綺麗でした。
新緑の斜めのラインが、桜を引き立てています。

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■■■ 2015.4.7 ■■■
#306 ひとつ

#131でニリンソウをご紹介しましたが、こちらはイチリンソウです。
ニリンソウは大小ふたつの蕾がつき、時間差で咲きますが、
イチリンソウはその名前の通り、少し大きめの花がひとつだけつきます。
同じ仲間の植物で、開花時期はどちらも早春です。

地面に近いところで咲いているので、這いつくばるようにして撮影をしていると、
純粋な子供が、あの人は何をしているの?などと聞きますが、
関わりあうと大変とばかりに、母親は無言で通り過ぎました。
最近は危ない人が多いですから、仕方がありません。
自分の撮影スタイルが怪しいのは、十分に自覚をしております。

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■■■ 2015.4.9 ■■■
#307 一羽鳥

撮影をしていると、ピイピイと鳴き声がします。
見回すと、ジョウビタキの雄がいました。
冬の間、日本で過ごす渡り鳥です。
スズメ程度のちいささで、はるばる大陸から飛んで来ます。

群れをつくらない、一匹狼ならぬ一羽鳥です。
こちらが縄張りの中にいたので、警告をしているのかもしれません。
人間を恐れることも、あまりないようで、
とにかく、ひたすら騒いで何かを訴えています。
その姿は、まるでぬいぐるみのようです。

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■■■ 2015.4.11 ■■■
#308 セクシーな蕾

花というものは、咲いた時に綺麗なのは勿論ですが、
蕾の状態や、開く直前も美しいことがあります。

これは、シャクナゲの蕾です。
もうじき満開になり、小さな花束のようになります。
しかし、蕾もとても素敵です。
真紅の色と形は、セクシーな感じすらします。

満開の姿を見るだけではなく、少し前から観察を始めて、
蕾から花への変化を楽しむのも、また一興かもしれません。

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■■■ 2015.4.13 ■■■
#309 カキツバタの森で

オツネントンボという、成虫のままで冬を越すトンボがいます。
この池にもいるはずですが、探し方が悪いのか、
それとも寒い日が多いためか、見つけることができませんでした。

今年の最初の出会いは、春一番に羽化をするアジアイトトンボ。
まだ気温が高くないので、動きが活発ではないようです。
カキツバタの森の中で、休憩をしていたので、
望遠レンズで慎重にピントを合わせて、絞りを開放にして撮りました。

もうしばらくすると、カキツバタも咲き始めます。

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■■■ 2015.4.15 ■■■
#310 なんど歩いても

いつ散歩に出るのかは、その日の気分で決めています。
朝は空気が美味しくて、澄んだ斜めからの光が綺麗です。
昼には花が咲き、生き物の動きが活発になり、
夕方のドラマチックな光には、その日の終わりを感じます。

天候の違いにより、景色の見え方は大きく変わり、
春夏秋冬で、舞台そのものが入れ替わります。

それらの組み合わせは、無限といえるほどあるので、
同じ場所をいつ歩いても、飽きることがないのです。

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