晴れ、ときどき更新



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2014.11.22
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#241 見上げてみれば

この1週間で、紅葉の色づきが進みました。
目で見た美しさを、写真で表現をするのは難しいです。
毎年、同じ場所で撮影をしていることもあり、
以前に綺麗に写すことができたアングルを、なぞりがちになります。

お気に入りは、真下から見上げる紅葉です。
基本的に、すべて透過光になるのと、
天地左右の感覚が微妙になり、不思議な感じがします。

問題なのは、撮るうちに首が痛くなることです。


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■■■ 2014.11.24 ■■■
#242 素敵な背景

太陽が出ていなくて風もなくて、撮影日和になりました。
晴れると影が出るので、柔らかい光の曇りのほうが、
クローズアップで写すには、適していることが多いようです。

綺麗な葉を見つけることはもちろんですが、背景にはとても気を遣います。
脇役が目立つのはよくありませんが、きちんとはしていないと、
いくら主役が優れていても、なかなか納得のいく写真になりません。

カメラとの距離やレンズの絞り値を考えながら、いろいろと背景探しをしていると、
瞬くうちに時が過ぎますが、これもまた写真の愉しみです。

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■■■ 2014.11.27 ■■■
#243 細い脚

池ではアオサギとゴイサギ、コサギが仲良く暮らしています。
サギは性格が比較的温厚なのか、違う種がすぐ近くにいても、
喧嘩をしているのを、あまり見たことがありません。
そのあたりは、カモも真似をして欲しいものです。
日光浴をしているカメを、つついて落としたりはしますが、
退屈しのぎに、遊んでいるだけのようです。

サギの仲間は、体の大きさに比べて下半身の細さが際立ちます。
しかし、不安定なところでもバランスを取り、
片方だけでも立つことができる、かなり強靭な脚です。

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■■■ 2014.11.29 ■■■
#244 地元が一番

11月も終わりになり、池の木々が色づいてきました。
赤や黄や緑にも、微妙な違いがあることに気がつきます。

紅葉の季節は、撮りやすいようなにくいような感じです。
被写体は豊富にあるので、撮影がしやすいともいえますが、
どこを写してもそれなりの絵になるので、難しいかもしれません。

これだけ綺麗ならば名所まで行かなくてもいいかな、と思いますが、
テレビで京都の紅葉を観ると、さすがに凄いです。
でも、地元の秋も十分に楽しめます。

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■■■ 2014.12.1 ■■■
#245 足元の秋

この季節は、紅葉にばかリ目を奪われがちですが、
地面にも、秋が広がります。

河川整備のために、桜並木はすべて切られてしまいましたが、
いままで日陰のところが明るくなり、エノコログサが生えています。
桜が消えたことで、育ちやすい環境に変化をしたのかもしれません。

それも秋とともに枯れて、そこにアザミが咲いていました。
アザミは日本全国に分布して、花の時期は春から秋までと長く、
一説によると、150以上もの種類があるそうです。

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■■■ 2014.12.3 ■■■
#246 水もしたたる

お地蔵さんが並んでいるところが、2ヶ所あります。
どちらも、紅葉のすぐそばです。
特に、ひとつは真上に木があるので、
この季節になると、落ち葉が降り注ぎます。

雨上がりで濡れていると、貼りつきやすくなり、
まるで、お洒落をしているようです。
はにかんで、嬉しそうにされているようにも見えます。

水もしたたるいい男のように、濡れた姿も素敵です。

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■■■ 2014.12.5 ■■■
#247 きりりとした顔

今年もまた、近くの池にカモが来ました。
しかし、相変わらず数が少ないですし、
しばらくいるだけで、またどこかに飛んで行くこともあります。
最大の理由は、餌やりを禁止にしたことかもしれません。
自然のままに、ということは大切ですが、
食べる物が貰えるほうが魅力的なのは、鳥も人間も同じ気がします。

正面から見た鳥の顔は、締まりが出る感じがします。
ハシビロガモも、きりりとした二枚目で、
羽の模様も細かく美しくて、なかなかに素敵です。

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■■■ 2014.12.7 ■■■
#248 黄色い巨木

秋に黄色くなる木の代表といえば、イチョウかもしれません。
我が家の近くには巨木があり、高さは30メートルもありますが、
そのせいで風の影響をまともに受けて、ピサの斜塔のよう傾いてしまいました。

木の高さと樹齢は、必ずしも一致しないとは思いますが、
他のところにある同じくらいのイチョウが、およそ350年ということなので、
江戸時代の初期の頃から、いろいろと見てきているのかもしれません。

この木は雄なので、ギンナンは実りませんが、
雌木ならば大量に落ちてきて、臭くて仕方がないはずです。

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■■■ 2014.12.9 ■■■
#249 凛として

ひさしぶりに、早朝に散歩をしました。
夏だと気持ちがよいのですが、この時期はさすがに寒いです。
日の出直後の、低い位置から射す光に照らされて、
純白のダイサギが、凛としていました。

秋が深まると、いろいろな鷺を多く見かけるようになります。
夏の間は、田んぼなどで暮らしていたのが、
食べる物がなくなり、このあたりに来るのだと思います。
ダイサギなど、はるばる渡るものもいて、
池のまわりは、にわかに鷺で活気づくのです。

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■■■ 2014.12.12 ■■■
#250 落花

この季節は、つい紅葉にばかり目が向かいがちですが、
ツバキやツワブキなど、美しい花も咲いています。

ヤブツバキの花は、はらはらと1枚ずつ散るのではなく、
ぽとりと全体が落ちるので、地面で咲いているようにも楽しめます。
形のいいものを見つけることができて、光の状態が綺麗であれば、
風に揺られることのない落花のほうが、撮りやすいかもしれません。

ヤブツバキに似たものに、サザンカとカンツバキがあり、
#062と#087で、それぞれご紹介をしています。

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