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#206 初タマムシ
図鑑でしか見たことがないタマムシに、初めて遭遇をしました。
動かなくても目立つ、生き物とは思えない派手な光沢感。
5センチくらいで意外と大きいのにも、やや驚きです。
このあたりに住んで50年ほどになりますが、初の生きたタマムシ。
好物であるエノキは、あちらこちらにあるので、
真剣に探していれば、もう少し早くに見つけられたのかもしれません。
玉虫厨子の装飾にも使われて、美しいとされるタマムシですが、
個人的には、ルリボシカミキリを見た時の喜びのほうが大きいかもしれません。
「なまらなんくるないさ」のほうで、近々ご紹介をします。
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#207 白のミズヒキ
今年もまた、ミズヒキが咲き始めました。
この花を見ると、秋の訪れを感じます。
以前はあまり気にかけていませんでしたが、最近はお気に入りです。
食べ物の好みが、年齢とともに変わるのと似ているのかもしれません。
今回の写真は、ギンミズヒキです。
自分としてはめずらしく、ボケを意識的に使いながら撮りました。
前後でボケているのも、同じ花です。
左が前ボケで、右が後ボケで、
ちなみに自分は、天然ボケかもしれません。
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#208 ファイティングポーズ
ハエトリグモがいたので、レンズを向けると、
やるかっ!という感じでポーズを取りましたが、すぐに跳んでいなくなりました。
まずは威嚇して、相手がひるんだ隙に逃げる手かもしれません。
大きさが5ミリくらいしかないということもあり、ほんの少しブレてしまいました。
見かけない種類なので調べてみると、マミジロハエトリでした。
確かに、目の上に白いつながりマユゲがあります。
グローブをはめた手に見えるものは、触肢というヒゲです。
ちなみに、マミグロハエトリというのもいます。
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#209 現の証拠
デング熱という、感染すると鼻が伸びそうな病気が話題です。
公園に行く時には、虫避けをべたべたと塗らなければいけません。
散歩をしている人も、心なしか少ない気がします。
マスコミで、連日のように取り上げられていますが、
以前から感染者がいても、そうだと気がついていないだけかもしれません。
足元に咲いているちいさな花は、ゲンノショウコです。
昔は下痢止めの薬として使われ、すぐに効果が現れることから、
現の証拠、という名前がついたらしいです。
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#210 途方に暮れて
20センチほどのサンショウに、ナミアゲハの幼虫がいました。
この程度の木では、食べ尽してしまうだろうと心配をしていたら、
案の定、たちまちにして葉が一枚もなくなりました。
幼虫たちは、途方に暮れている感じです。
近くに大きな木がたくさんあるのに、なぜここに卵を産んだのか謎です。
全員が育つには無理なサイズだと、少し考えればわかると思います。
昆虫は難しいことができるのに、意外と簡単なことがわからないのが不思議です。
よく考えてみたら、人間も同じかもしれません。
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