■■■ 2024.6.10■■■
#1941 梅雨の花
いまの時期を代表する花といえば、アジサイかもしれません。
遠目からだと、どれもこれも美しく見えるものの、
近くに寄ると、バランスがよいものは意外に少ないようです。

ガクアジサイは、すでにご存じかとも思いますが、
まわりの白い花びら状のものは、虫を呼び寄せるための装飾花で、
実際の花は、たくさん咲いている中央の青い部分です。

東京の梅雨入りは、平年では6月7日で、
もうすでに過ぎていて、今年はかなり遅れるらしいです。



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■■■ 2024.6.12 ■■■
#1942 葉隠れの術
アオスジアゲハの幼虫が、蛹になりました。
身を守るには、ひたすら隠れるしかありません。
葉と同じ色に合わせ、葉脈のような黄色い線も入れて、
ここまで似れば、かなり見つかりにくいと思います。
誰から教えられたわけでもないのに、自然は本当に不思議です。

しかし、寄生バチや寄生バエに対しては、
この擬態も効果がなくて、かなりの数がやられてしまい、
卵から成虫にまで育つ確率は、決して高くはないようです。
無事であれば、あと10日ほどで美しい蝶になります。


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■■■ 2024.6.14 ■■■
#1943 消息不明
昨年の夏の終わり頃、公園に姿を現したハッカンさん。
飼われているものが逃げたのか、捨てられたのか、
日本の自然の中で、生きていけるのだろうかと心配をしたものの、
寒い冬を乗り越えて、無事に春を迎えました。

ふた月ほど前までは、散歩をしているとたまにいましたが、
このところ、まるでお目にかかることがなくて、
どこかで見かけたという噂も、まるで聞きません。
美味しいものを探しに旅に出たのか、誰かに保護されたのか、
それならばよいのですが、いまも元気でいるのか気になります。


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■■■ 2024.6.16 ■■■
#1944 最初は橙色
最近は数が減りつつある、アジアイトトンボです。
大きさは3センチくらいと、かなりちいさくて、
ぼんやりと眺めていては、なかなか見つかりませんが、
まだ成熟をしていない雌は、鮮やかな橙色なので、
緑の中にいると、すぐにわかります。

その場の環境に溶け込むように、擬態をするのが普通ですが、
わざわざ目立つ色でいるのが、不思議でなりません。
もうしばらくすれば、青緑色に変化をして、
まわりにあるショウブの葉と、見分けがつきにくくなります。


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■■■ 2024.6.18■■■
#1945 新しい尻尾
カナヘビの尻尾は、切れたところからまた生えるのですが、
内部の骨は元の通りにはならず、軟骨が入るだけで、
さすがに、まるで同じというわけにはいきません。

背中から繋がる鱗もなくて、色も明らかに異なります。
新しく出てきた部分は、表も裏もすべて、
腹側の細胞に近いもので、簡易的に作られているようです。

かなり違うというのに、それでも再生をするのは、
生きるためには、どうしても必要な部位なのかもしれません。


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■■■ 2024.6.20■■■
#1946 雨が降ると
この日は、ひさしぶりの土砂降りになりました。
大きめの傘を手にして、いそいそと池へと向かいます。
カメラと一緒に、雨の中を歩くのも好きです。

遊歩道が水没をするほど、かなりの豪雨になりましたが、
同じように散歩を愉しんでいる人が、ふたりほどいます。
もしかすると変人は、自分だけではないのかもしれません。

ヤマグワの老木から、トキイロヒラタケが生えていて、
翌日に再び見てみると、大きく成長をしていました。


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■■■ 2024.6.22■■■
#1947 あまりにも丸見えなので
カイツブリが巣を作りましたが、まるで絶海の孤島みたいで、
あたりには何もなくて、朝から夕方まで夏の日射しが直撃をすると、
ヒナがそのまま焼き鳥にならないかと、心配になります。
6月21日には平年よりも半月ほども遅れて、ついに梅雨に入り、
これから雨の日が増えると、この状態では水没の危険もありそうです。

撮影をした日は完全な無風で、池の水面が鏡のようです。
コシアキトンボが、すぐ近くで産卵をしているのを、
我が家の前で何をするんだと、親鳥が睨みつけています。
トンボも調子に乗り過ぎて、食べられないようにしないといけません。


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■■■ 2024.6.24■■■
#1948 蝶も人間も
アオスジアゲハの蛹が、美しい蝶になりました。
羽化の直後で、まだ傷がなくて綺麗です。

幼虫の頃は、葉の表側にいることが多くて、
あえて目立つ危険な場所を選ぶのは、日光浴をするためとされています。
太陽の光をたくさん浴びると、翅の青がより強く出て、
色が鮮やかなほうが雌に好まれる、という説があるらしいです。

考えてみれば、人間も同じようなもので、
日焼けをして褐色になると、女子にモテるような気がします。



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■■■ 2024.6.26■■■
#1949 ついに真夏日
最高気温が35℃まで上がり、真夏日になりました。
今年もついにこの日を迎えたか、という感じです。
夜も25℃までしか下がらずに熱帯夜となり、寝苦しさを覚えます。
夏の本番はこれからなので、覚悟をしないといけません。

神社の日陰では、ヤブコウジが咲き始めています。
秋になると、♯1865のような赤い実が目立つのですが、
花は地味で数ミリしかなくて、地面すれすれのところにあるので、
注意をしていないと、なかなか気がつきません。
カメラをできるだけ下げて、やや見上げる角度で写しました。


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■■■ 2024.6.28■■■
#1950 お気に入りの場所
♯1870の大怪我をしたカルガモは、いまも池にいます。
仲間から離れていても、とりあえずは元気な様子で、
食事もきちんとできているようで、ひとまずは安心です。

最近のお気に入りはこの場所で、ここでよく見かけます。
涼しそうなところなので、これからの季節にはよいかもしれません。

近づいてみると、あからさまに逃げたりはしませんが、
心を開いてはいなくて、微妙にこちらを避けている感じです。
それでも、撮影にはきちんと対応をしてくれました。


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