■■■ 2024.5.1■■■
#1921 バンザイ
赤くて可愛い実が、秋になると目立つものの、
花は地味なので、いまの時期はあまり気づかれないマユミです。
春が来たのが嬉しくて、万歳をしているように見えます。

雌雄異株とされていますが、かなり特殊なタイプで、
雌しべが飛び出ているものを雌株、その逆を雄株と呼んでいて、
前者だけでも、受粉をして結実できます。

その年ごとに実付きが極端で、昨年はよくありませんでした。
今回はどうなのか、楽しみに待ちたいと思います。



 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.3 ■■■
#1922 不屈の精神
カイツブリが抱卵中の場所に行くと、もぬけの殻で、
近くの水面で、親鳥が呆然としていました。
アオダイショウに狙われて、卵を食べられたようです。

翌日に訪れてみると、巣の上に座り込んでいます。
温めるものがないのに、何をしているのだろうかと、
しばらく様子を見ていたら、雄が来て交尾をしました。

くじけずに、やり直すつもりかもしれませんが、
同じところで繰り返して、再び蛇の餌食にならないかと心配です。


 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.5 ■■■
#1923 こちらも心配
池を囲む柵のある一角で、いろいろな蝶の蛹を見かけます。
そこに立つ大きなエノキには、幼虫が暮らしていて、
強い風で枝が大きく揺れた拍子に、地上に落ちることがあるようです。
イモムシは脚が多いのに、それでも足を滑らせるのかもしれません。

こちらはゴマダラチョウで、羽化をすると♯1355のようになります。
木には戻れないため、蛹化できそうなところを探して、
なんとか身を隠せる場所を、やむを得ず選んだのかもしれません。
しかし、緑の葉の近くならば目立たなくても、
これではまるわかりなので、どうなるのか心配です。



 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.7 ■■■
#1924 早くも30℃
順調すぎるほどの早さで、季節が進んでいます。
ツツジに続いて、池の中ではカキツバタが咲き始めました。

前日には29℃に達して、この日はついに30℃になりました。
まだ5月上旬だというのに、夏にはどうなるのかと思いやられます。
いまのところ、それほど湿度が高くはないのが幸いですが、
エアコンを使うタイミングを、そろそろ考えなければいけません。

さらに、また記録的な暑さが続くようであれば、
これまでに見たことがない虫に、お目にかかれそうな気がします。


 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.9 ■■■
#1925 たぶんこのまま
そろそろ初夏を迎えて、ほとんどのカモは北へと向かいました。
それでは、渡り鳥のマガモと留鳥のカルガモのハーフであるマルガモは、
さてどうするのかというと、このままここにいるようです。
自分が生まれた場所を、繁殖地に選ぶのだとすれば、
日本以外のどこかに行く発想は、ないのかもしれません。

ゴールデンウィークの期間は、家族連れで賑わう公園も、
以前のように静かになり、水鳥たちもひと息ついた感じです。
安心して陸に上がり、食べ物を探しながら歩き、
こちらを見ると、何かくれないかと近づいて来るので困ります。


 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.11 ■■■
#1926 褐色型
ショウブが生い茂る場所に、クビキリギスがいました。
あたりを探すと5匹もいて、すべて褐色型です。

近くの枯れ草で、冬眠をしていたようで、
いつも散歩をする道なのに、まるで気がつきませんでした。
保護色で紛れると、簡単には見つからないものの、
春になり緑の中に入ると、そこそこ目立ちます。

天敵のカマキリが、減少をしているようなので、
バッタたちは、最近は暮らしやすいのかもしれません。


 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.13 ■■■
#1927 変わる季節感
東京では、暖かいというのを通り越して、
4月の平均気温は、いつもの年よりも2.6℃も高くなりました。

平年を上回る状況が、昨年の2月から15ヶ月も続いて、
北海道から沖縄まで、どこも同じ傾向なので、
温暖化が進んでいるのは、間違いがなさそうです。

このままでいくと、夏はさらに暑くなり、
日本が亜熱帯になる日も、そう遠くはないのかもしれません。
これからは、季節感が変わりそうな気がします。


 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.15 ■■■
#1928 今年も1羽だけ
かつては、ちらりほらりと見かけたバンも、
最近は数が少なくなり、1羽いるかいないかです。
池を取り巻く環境が、大きく変化をしたからかもしれません。

水かきがなくても、そこそこ上手に泳げるものの、
基本的には、水の上よりも陸のほうが得意です。
太くて強靱な脚で移動をしながら、食べ物を探します。

鳴き声が大きくて、広い範囲を歩き回る姿が、
水田の番をしているようだというのが、名前の由来です。


 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.17 ■■■
#1929 どこに消えたのか
一昨年までは、暖かくなると大量のテントウムシが現れて、
春の訪れを感じさせてくれる、ひとつのサインでしたが、
昨年は数が激減して、今年もほとんど見かけません。
たくさんいると、やや気持ちが悪いのですが、
いなければいないで、なんとなく寂しい気もします。

ナミテントウは、体を寄せ合いながら集団で越冬をするので、
もしかすると、そこで伝染病のようなものが発生をして、
それが原因で、姿を消したのかもしれません。
繁殖力は強いので、来年はまた増えてくれることを祈ります。


 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2024.5.19 ■■■
#1930 羽化をしている大山さん
池のほとりに、ヤゴから出て間もないオオヤマトンボがいました。
目玉ばかりが大きくて、グロテスクな感じもしますが、
お腹や翅が伸びると、オニヤンマに似た立派な姿になります。

トンボの羽化は、暗いうちや明け方の安全な時間帯が多いようですが、
この種類は、昼間にも変身をする場合があり、
自分みたいな寝坊助が遅くに散歩に出かけても、お目にかかれます。
イトトンボを除けば最も早く、4月下旬には見ることができて、
その時期は、まだ夜や朝の気温が低いために、
やむを得ず、暖かくなる日中に現れるのかもしれません。


 写真をクリックすると拡大します


> トップページ  > 掲載一覧  > 前ページ  > 次ページ

ナビゲーション




 copyright© 2013-2024 Shimpei Godo all rights reserved