■■■ 2024.4.11■■■
#1911 あとどのくらい
この春は時間をかけて、近所の桜を撮り歩いています。
ひとつのシーズンでこれほど数多く見るのは、初めてかもしれません。

お寺にあるシダレザクラは、かつては滝にように咲いていたのに、
いまは花がまばらになり、驚くほど樹勢が衰えていました。
その一方で、比較的最近に整備された広場にあるソメイヨシノは、
まさに盛りとばかりに、木全体が薄いピンク色に包まれています。

ある程度の年齢を重ねると、少なからぬ人がそうなのかもしれませんが、
あとどのくらいお花見ができるのだろうかと、ふと脳裏をよぎるのです。



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■■■ 2024.4.13 ■■■
#1912 チョキチョキ
このところ、寒の戻りがたびたびあり、
防寒具を再び出すなど、ばたばたしてしまいました。

昨年までの春先は、もう少し気温が安定をしていた気がしますが、
朝食後の薬を飲んだのかも、よく覚えていないような自分には、
実際のところがどうなのかは、定かではありません。

ハナミズキの木から、新しい芽が出ています。
最初は可愛いなと思いましたが、ファインダーを通して見ると、
ハサミみたいな手の生き物のようで、やや気持ちが悪いです。


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■■■ 2024.4.15 ■■■
#1913 今年もこんにちは
日没間近に、ひらひらと飛んでいる虫がいたので、
追いかけてみると、アジアイトトンボでした。
越冬組を除けば、春になり最初にお目にかかるトンボで、
今月上旬には見かけたので、やはり平年よりもやや早い気がします。
体の色が不完全なのは、羽化をして間もないからかもしれません。

この日はもう動く気はなさそうなので、時間をかけて撮影ができます。
マクロレンズで撮る時は、やや絞ることが多いのですが、
今回は開放で背景をぼかしつつ、全身をシャープに写すために、
池にはまらないように気をつけながら、アングルを探しました。


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■■■ 2024.4.17 ■■■
#1914 マジックアワー
お花見の帰り道、西の空が少し色づいて、
もしやと思い見ていると、瞬く間に全体が赤く染まりました。
まさに、マジックアワーです。

最高に美しい時間は、ほんの5分もありません。
どこから写すのかをすぐに決めて、急いでシャッターを切ります。
ジョギングをする人たちも立ち止まり、撮影をしていました。

ほとんど誰もが、いつもスマートフォンと一緒なので、
気になるものがあればすぐに撮れる、よい時代になりました。


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■■■ 2024.4.19 ■■■
#1915 変化の季節
ソメイヨシノが散るとともに、春が一気に動き出しました。
木々も一斉に芽吹いて、すぐにあたりは緑一色になります。

池のほとりの、メタセコイアやラクウショウが群生をする場所では、
いま見上げれば、まだ空の面積が広いですが、
もうじき葉で完全に覆われて、涼しい木陰を提供してくれます。


日々の変化がほとんどない、冬の間とは違い、
この時期は、毎日のように景色が入れ替わるので、
撮りたいものがあれば、急いで写しておかないといけません。


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■■■ 2024.4.21 ■■■
#1916 素敵な花曇り
エドヒガンという桜が、突然変異で枝が垂れて、
それを園芸向けに育てたものが、シダレザクラです。
花の赤味が強いヤエベニシダレは、その中でもよく見かける品種で、
我が家のあたりでも、ほとんどがそうだと思います。

近くのお寺にある木は、特に今年は綺麗に咲いて、
いつも笑顔の観音様が、さらに喜んでおられる気がします。

この日は太陽が隠れて、まさに花曇りです。
影に惑わされることがなくて、格好の撮影日和になりました。


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■■■ 2024.4.23 ■■■
#1917 今年も帰らない
4月に入ると、最高気温が25℃を超える夏日が続き、
越冬に来ていたカモたちも、ほとんどが慌てて北へと向かいました。

オナガガモも姿を消しましたが、やはりこの1羽だけは居残りです。
一度でも帰らなくなると戻るのを諦めるのか、数年前から渡りをせずに、
春夏秋冬、のんびりとここで暮らしています。

最近のお気に入りは、水辺の枯れ草の上ですが、
つい先日に、アオダイショウが日光浴をしていた場所なので、
できれば、別のところを探したほうがよいかもしれません。



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■■■ 2024.4.25 ■■■
#1918 初登場のハナニラ
ハナニラは、明治時代に南米から園芸用として輸入されて、
繁殖力が強いのか、いまでは道端でもよく見かけます。

ウェブサイトに載せたくて、これまでにも撮影を試みたものの、
なかなか納得がいかずに、ようやく今回が初登場です。

どストレートに、真上からのアングルにしましたが、
その場合に、ピントの合う範囲を深めに設定をすると、
花はシャープに写る一方で、背景は煩雑になりがちです。
絞りをどのように決めるかで、いつも悩んで疲れます。


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■■■ 2024.4.27 ■■■
#1919 緑一色
前日の最高気温は16℃でしたが、この日は27℃です。
変化の激しい日々が、最近は増えているような気がします。
これもまた、近年の異常気象のひとつかもしれません。

10℃以上も違うと、人間でも体調の管理が大変なので、
自然の中で暮らす生き物たちは、さらに戸惑いが大きいと思います。

♯1908の頃は、まだ枝の隙間がありましたが、
いまはもう、あたりは緑だらけです。
池のほとりの神社のツツジが、紅一点で映えています。



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■■■ 2024.4.29 ■■■
#1920 満開の木の下で
この春は、ソメイヨシノの開花が遅れたために、
完全に散る前に、カンザンなどの八重桜が咲き始めました。
時期が重なることは、最近はあまりない気がします。

ボリュームが多くて色が濃く、花期も長いので、
こちらのほうを好む向きも、少なからずいるようです。

綺麗な花のままで、地面に落ちているものがあり、
散策をする人が、拾いながら歩いています。
水盆に浮かべれば、自宅でお花見ができそうです。


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