■■■ 2023.11.3■■■
#1831 越冬組
この数年、ヒメアカタテハはよく見かけるようになり、
♯1448などで、ご紹介をしましたが、
アカタテハと遭遇をするのは、これが初めてだと思います。
それも2匹なので、すでにそこそこの数がいるのかもしれません。
翅の付け根の、模様のない部分が広いのが特徴で、
なぜこのようなデザインなのか、相変わらず自然は不思議です。

寒くなると、多くの蝶が来世へと飛んで逝くのと違い、
成虫のまま冬を越すので、あくせくしていない感じで、
のんびりと日光浴をしながら、体力の温存に努めているようです。



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■■■ 2023.11.5 ■■■
#1832 こちらも越冬組
こちらも成虫で冬を越す、ホソミイトトンボです。
名前の通りに細くて、大きさは4センチくらいしかありません。

夏型と呼ばれる、初夏に羽化をして秋には姿を消すものは、
植物の緑に馴染むような、ブルー系の体色で、
夏に現れる越冬型は、トンボの姿のままで翌年を迎えるので、
冬景色に溶け込むために、地味なブラウン系です。

そろそろ寝る場所を決める頃ですが、今年はまだ暖かいので、
いつ冬眠に入ればよいのか、まごついているかもしれません。



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■■■ 2023.11.7 ■■■
#1833 印象派風
11月に夏日になると、天気予報では伝えていたものの、
初日は24.9℃、2日目も24.8℃と僅かに及ばず、
ついに3日目に、25℃を超えました。
今世紀に入り二度目で、14年ぶりのことなのだそうです。

風が吹くと被写体が揺れて、自然の写真は撮りにくいのですが、
池にさざ波が立つと、水面に映る景色が不鮮明になり、
印象派の絵画のようにも見えるのは、ひとつの愉しみかもしれません。
気温が下がらないためか、あたりのイロハモミジは青々としたままで、
今年の紅葉はどうなるのか、少々気になります。



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■■■ 2023.11.9 ■■■
#1834 置いていかれないように
11月だというのに、季節外れの暑いくらいの日が続いていますが、
越冬をする水鳥たちは、いつも通りに徐々に増えてきました。
今年は暖かいなあなどと、仲間内で話しているのかもしれません。

この池では、相変わらず大きな群れは来ません。
ばらばらと訪れるものが多くて、この換羽中のマガモも1羽だけです。
あたりに仲間がいないので、カルガモの群れに混ぜてもらおうと、
後を追いかけているものの、なんとなく煙たがられている感じがします。
瞬膜を閉じて、白目でうつらうつらしながらも、
自分だけ置いていかれないように、時々あたりの確認をしていました。



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■■■ 2023.11.11 ■■■
#1835 ようやく秋らしく
季節外れの暑さが一転して、一気に涼しくなりました。
いまの時期らしい感じで、それはそれでよいものの、
急に気温が下がると、体調の管理が大変です。
そろそろ、冬物を出さないといけません。

秋を代表する植物のひとつ、フジバカマが咲き始めました。
花が開くと、先がふたつに分かれた雌しべが出て、
綺麗かどうかは別にして、若干の派手さが加わります。
全体的には、それほど目立ちませんが、
蝶などの虫たちには、かなり人気があるレストランです。



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■■■ 2023.11.13 ■■■
#1836 遅ればせながら
今月の上旬は、夏のような日が続いて、
昼間はTシャツでも大丈夫、などと言われていたのに、
1週間もしないうちに、最高気温が10℃も下がりました。
あまりに変化が急だと、トカゲだけではなくて人間も大変です。
今シーズンになり初めて、ヒートテックで出かけます。

木々の色づきは、まだほんのりという程度で、
平年に比べると、かなりのんびりと進んでいます。
遅ればせながら、これからピッチを上げて挽回をしないと、
年が明けても、まだ紅葉が見られるかもしれません。


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■■■ 2023.11.15 ■■■
#1837 これから寒くなりますが
このあたりにハッカンはいませんか、と聞かれました。
そういえば、ひと月ほど見かけませんが、
前日のSNSに、目撃情報が出ていたらしいです。

翌日に歩いていると、意外とすぐに再会できました。
保護されることもなく、他の動物に襲われたりもしていないようです。

数日前の最高気温は、10℃そこそこしかなくて、
3年ぶりに木枯らし1号が吹いたりと、ここで一気に冷え込みましたが、
元気に歩いていたので、寒さには強いのかもしれません。


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■■■ 2023.11.17 ■■■
#1838 今年は豊作
柿には、隔年で表年と裏年があるそうで、
昨年は不作でしたが、今年は一転して豊作です。

まだ青くてちいさい頃に、かなり落ちてしまい、
どうなるのかと思いましたが、それでもたくさんの実がついています。
あまりにも数が多いと、くたびれるので、
木が自ら選んで、摘果をしていたのかもしれません。

背景に強い光が当たり、淡い橙色のぼけとして写りました。
このような撮影では、いつも絞り値で悩むのです。


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■■■ 2023.11.19 ■■■
#1839 虫の声
ジリジリジリと音がするほうに目をやると、ササキリがいました。
キリギリスに似ていますが、3センチ程度と小型です。
スズムシなどと比べると、あまり心地よい鳴き声ではないので、
それほど人気がなくて、認知度も低いような気がします。

その昔は、草が生え放題の空き地が多くあり、
あちらこちらで、バッタをよく見かけたものですが、
宅地開発が進み、緑地の整備もきちんとされるようになると、
虫の鳴き声も、かつてほどには聞こえなくなりました。
全体的に自然が減少しているので、仕方がないのかもしれません。


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■■■ 2023.11.21 ■■■
#1840 冬だというのに
その昔から日本にいて、秋に蛹になる蝶は、
季節の移り変わりを理解しているのか、そのまま春を待ちますが、
外来種のアカボシゴマダラは、やや違うようです。

いまから20年ほど前に、人為的に南から連れて来られた種類で、
それまでいた環境が、年間を通じて気温が高い場所のため、
四季の存在が、まだDNAに擦り込まれていない感じがします。
極端に暖かい日が続いてしまうと、勘違いをするのか、
昨年の12月に、羽化をしているのを見かけましたが、
現実は真冬なので、成虫で生きるには厳し過ぎるのです。


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