■■■ 2023.10.14■■■
#1821 第一陣到着
9月が終わるとともに、一気に秋に切り替わりました。
蒸し暑い空気は一掃されて、気持ちのよい風が吹いていますが、
あまりに急な変化に、体調が追いつかない感じです。

昨年よりも半月ほど早く、キンクロハジロの第一陣が到着をしました。
10月8日に最初の3羽が来て、現在は5羽になり、
日が暮れると全員が集合して、夜は一緒に過ごすようです。

食べ物となるクヌギの実やタニシが、池にはたくさんあるので、
このあたりは、越冬に適した優良物件かもしれません。



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■■■ 2023.10.16 ■■■
#1822 一心不乱
キタキチョウが1匹、地面で吸水をしていると、
次々と仲間が飛んで来て、瞬く間に5匹になりました。
これだけの数を一度に見るのは、たぶん初めてです。

広い世界で、わざわざこの狭い場所に集まるのは、
散歩中の犬の排泄物など、養分になるものがあるのかもしれません。

微動だにせず飲み続けているので、時間をかけて撮影ができます。
手前の蝶をシャープに写すために、翅とカメラが平行になるようにして、
マクロレンズの絞り開放で、背景を大きくぼかしました。



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■■■ 2023.10.18 ■■■
#1823 夏から秋へ
いつも撮影をしている公園には、自然の池があり、
トンボの多さでは、ここは都内でも屈指の場所らしいです。
自分もいままでに、35種類ほどを見ています。

今年の場合は、9月と10月の間で大きく季節が動いて、
シオカラやコシアキトンボなどの夏組と、赤とんぼを中心とする秋組が、
そこを境にして、一気に入れ替わりました。

この写真はマユタテアカネで、顔に鼻の穴みたいな模様があります。
あまり逃げないので、撮りやすいほうかもしれません。



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■■■ 2023.10.20 ■■■
#1824 蚊が多すぎる
秋を迎えて、散歩がしやすくなりましたが、
あまりにも蚊が多くて、困りものです。
人間が快適であるということは、彼らも動きやすいようで、
公園で撮影をしながら、ふと足元を見ると、
ジーパンにたくさん纏わりついていて、ゾッとします。

これからは、日暮れがどんどん早くなり、
夕日や月を写すには、ありがたいかもしれません。
まだ少し明るさが残る空に、綺麗な三日月が出ていたので、
木々に隠れる前に、急いでシャッターを切りました。



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■■■ 2023.10.22 ■■■
#1825 遅咲きのヒマワリ
かつては、ヒマワリといえば夏でしたが、
最近は品種改良が進んだようで、秋でも咲いています。
この時期が、最後のがんばりどころの蝶たちには、
蜜を吸える場所が増えて、ありがたいのかもしれませんが、
季節感がなくなり、なんとなく微妙です。

見上げるほど高く成長をするのも、特徴のひとつですが、
日本のサイズに合わせたのか、いまは背丈の低いものが多くて、
花も小振りで、全体的に小型化をしています。
そのおかげで、撮影はしやすいかもしれません。



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■■■ 2023.10.24 ■■■
#1826 本格的な秋
10月に入るとともに、一気に涼しくなり、
下旬になると、最低気温が10℃を下回る日もありました。
ようやく、本格的な秋という感じがします。

ヨシやマコモの花が終わると、枯れた景色へと変化をして、
そろそろ紅葉も始まり、色づきが愉しみな季節です。

カルガモがいないだろうかと、橋の上から眺めていると、
アオサギが飛んで来て、よい場所でポースをしてくれました。
この日は無風で、まるで水面が鏡のようです。



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■■■ 2023.10.26 ■■■
#1827 美味しそうですが
ヨウシュヤマゴボウは、北アメリカが原産地で、
明治の初期に日本に入り、いまでは普通に見かける外来種です。
我が家の近くには、2メートル以上の高さで、
茎が幹みたいに太く、木のように成長をしたものがあります。

ブドウのような房に、ブルーベリーに似た実がつきますが、
毒があるので、口にしてはいけません。
なぜかドバトは大丈夫らしくて、いつも食べに来ていたのですが、
つい先日、根元からすべて撤去されてしまい、
豆鉄砲で撃たれたかのように、地面で呆然としていました。



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■■■ 2023.10.28 ■■■
#1828 アクロバティック
タカアザミに、ホシホウジャクが来ていました。
ラグビーボールのように、ずんぐりしていても、
体型に似合わず、とんでもなく速く飛べて、
ヘリコプターのように、ホバリングをすることもできます。
それも水平だけではなくて、上向きでも可能という、
昆虫界でも屈指の、優れた飛翔能力の持ち主です。

蝶や蛾の多くが、花に静止して蜜を吸うのとは違い、
空中にいながらの状態で、疲れないのだろうかと思いますが、
この方法がよい理由が、何かあるに違いありません。



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■■■ 2023.10.30 ■■■
#1829 警戒体勢
小学校のプールほどしかない、ちいさな池がありますが、
そこで、カワセミが縄張り争いをしていました。

猛烈なスピードで、先住者が侵入者を追いかけます。
カーブでも速度を緩めずに飛び回るさまは、まるでサーキットです。
どちらも、その場所を譲りたくはないらしくて、
8の字を描きながら、無限ループのように追跡劇を繰り返していました。

両者ともに疲れると、しばしの休戦になりますが、
逃げているほうは、怠りなく警戒を続けているようです。



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■■■ 2023.11.1 ■■■
#1830 やはり大きすぎる
コバネイナゴに、カナヘビがロックオンしています。
自分の口に入るだろうかと、慎重に考えているのかもしれません。
時間をかけてようやく結論が出たのか、そのまま立ち去りました。
どう見ても、相手が大きすぎたようです。

マクロレンズを使うと、被写界深度が浅くなりがちなので、
両者の目にピントが合うアングルを、静かに探しました。
絞りも11とやや深めにして、そのために感度を上げています。
自然の撮影をする時は、いろいろと考えることが多くて、
頭の体操に、丁度よいのかもしれません。



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