晴れ、ときどき更新



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2014.7.27
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#181 ヤンマの季節

梅雨が明けて、池ではトンボが乱舞しています。
お腹の先にひらひらがついたウチワヤンマが、特にたくさん飛んでいて、
この数年では、最も多いようです。

縄張り意識が強くて、同じ仲間の侵入者が来ると空中バトルを繰り広げますが、
他の種類のことは、それほど気にはしていない様子です。
コシアキトンボがそばにいても、追い払うことはありません。

自分の領空を守るのに必死なのか、カメラが近づいても逃げません。
手を伸ばせば掴めてしまうほどで、あまりに不用心です。


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■■■ 2014.7.28 ■■■
#182 几帳面

梅雨明け早々に、真夏日が連続をしていますが、
8月生まれのせいか、暑さには強いほうで、
若い頃から、夏でも平気で歩いてました。
あまり苦にならないのは、外で撮るにはよいのですが、
脱水症状には、気をつけないといけません。

猛暑の中、いつものように近所を散歩します。
ヒルガオの葉の裏を見ると、何かの卵がありました。
たぶん、カメムシではないかと思いますが、
それにしても、几帳面に並べて産んだものです。


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■■■ 2014.7.30 ■■■
#183 ハスの花のそばで

近くにあるお寺で、ハスが咲きました。
花の数が少ないので、落ち着いて撮ることができます。

ファインダーを覗いていると、親子の会話が聞こえてきます。
テレビでニュースの解説をしているアキラは誰?、と質問をする子供に対して、
中尾彬さんよ、という母親の答えには、
ピントを合わせる手が止まり、思わず振り返りました。
いやいや違いますから、池上彰さんですから。
このようにして、子供は正しくない情報を吸収していくのかもしれません。
あまりに気になり、落ち着いて撮影ができませんでした。


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■■■ 2014.8.1 ■■■
#184 みにくいバッタの子

頭がオレンジで、胴体が黒。
面白い色をした、バッタの子供がいます。

ササキリという、キリギリスの仲間で、
大きさは、わずか1センチほどしかありません。
成虫でも、せいぜい3センチくらいの虫です。

ゴキブリかカマドウマみたいで、気持ちが悪いですが、
大人になると、緑と黒のツートンの格好のよい姿になります。
みにくいバッタの子、かもしれません。


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■■■ 2014.8.3 ■■■
#185 突然の雨

気をつけないといけないのは、夕方からの雨です。
昔から夕立ちはありましたが、最近はそのような生易しいものではなくて、
とてつもない量で、あられまでもが降ります。
先日もバケツを逆さまにしたようになり、近くの川が氾濫寸前でした。
いつもは浅く流れているので、溢れそうになるとは思いもよりません。
自然がすることは、人間の想像を遥かに超えています。

この時期に午後から出かける時は、雨具を忘れないようにしたほうが安心ですが、
傘のない時に降られても大丈夫なように、雨宿りに適した場所をいくつか見つけてあります。
自分は濡れてもよいのですが、撮影機材は守らないといけません。


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■■■ 2014.8.5 ■■■
#186 よい感じ

朝早くに歩いていると、連結しているアオモンイトトンボを見つけました。
#029のような形のよいハート型ではありませんが、なかなかよい感じです。
低い位置から入る光もまた、とてもよい感じです。

2匹にピントが合うようにしながら、背景のボケをどこに入れるかを考えます。
イトトンボと重ねるか外すのか、その両方で写してみましたが、
ずらしたほうが、主従が明確になるようです。
いろいろと試すことができるのが、デジタルカメラのよいところかもしれません。

なんとなく綺麗に撮れたのではないかと、自画自賛です。


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■■■ 2014.8.7 ■■■
#187 どちらがよいのか

池にのまわりには、以前から遊歩道があり、
子供の頃は、雨が降るとぬかるんでいました。
いまは歩きやすいように、木道ができています。

このミソハギが咲いている場所も、その昔はプールで、
それから釣り堀になり、現在では湿地帯として保全されています。

整備をするのと自然に任せるのと、どちらがよいのかは難しいのですが、
人の手がまるで加えられないと、この池はどのようになるのか、
その姿も、見てみたい気がします。


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■■■ 2014.8.9 ■■■
#188 素敵なモンシロチョウ

その昔、このあたりはキャベツの大産地で、
嫌というほど、モンシロチョウを見かけたものです。
最近は宅地化が進み、畑がほとんどなくなり、
以前に比べて、出会う機会が激減しました。

雨上がりに、エノコログサで休んでいます。
わさわさと飛んでいた頃は、あまり気にしていませんでしたが、
よく見ると、純白でとても素敵です。
あまり見かけない生き物は、被写体として魅力的かもしれませんが、
普通にいる虫たちも、綺麗に写してあげたいと思います。


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■■■ 2014.8.11 ■■■
#189 私も鴨になりたい

台風が近づいてきて、朝から雨になりました。
明日からは晴れそうなのと、まだ風は吹いていないので、
いつものように、池をぐるりと散策をすることにします。
風が吹くとブレたりピントが合わないなど、撮影範囲が狭まるものの、
雨ならば服が濡れるだけのことで、後で乾かせばよいのです。

池のほとりにいると、降りが一段と激しくなりました。
大きな傘でも、腰から下が完全に濡れてしまいます。
水面が白くなるほど、叩きつけるように降る中でも、
カルガモは平然として、毛づくろいをしているのでした。


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■■■ 2014.8.13 ■■■
#190 左のマイマイ

台風は過ぎましたが、また雨になりました。
雨で喜んでいるのは、カタツムリかもしれません。

カタツムリの多数派は、右巻きなのですが、
このあたりにいるものはヒダリマキマイマイという種類で、その名の通りに左巻きです。
マイマイの語源は舞い舞いや巻き巻きで、ぐるぐるとした殻からきています。

子供の頃は腕の上を這わせたりしていましたが、いまは気持ちが悪くてできません。
現物を見てしまうと、エスカルゴを食べるのも躊躇をしてしまいます。
口にすることなど、50年に一度くらいしかないのですが。


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