■■■ 2023.8.16■■■
#1791 秋の気配
子供の頃は、午後になると入道雲が湧いて、
それが頭上に覆い被さり、夕立が降りましたが、
このところ、そのようなことは滅多にありません。
朝から晩まで、どーんと晴れているばかりです。

8月も半ばを過ぎると、空に変化が現れて、
夏雲の向こうに、秋の気配が感じられるようになりました。
気温は高いものの、太陽が隠れる時間も増えてきて、
暑さの峠は、さすがに越えたようです。

あともう少し、炎天下での撮影を楽しみたいと思います。



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■■■ 2023.8.18 ■■■
#1792 葉陰の貴婦人
立秋を迎えて、多少は過ごしやすさを感じるようになりました。
そろそろ掛け布団を出すべきだろうかと、ふと考えてしまいますが、
しばらく前の38℃という気温が異常で、まだ十分に暑いので、
勘違いをしないように、気をつけないといけません。

ミヤコザサの葉の裏にいるのは、純白の装いのウラギンシジミです。
よく飛び回る蝶なので、日射しが強いと疲れるのかもしれません。
完全な休憩状態に入ると、触れるくらいにまで近寄れます。
マクロレンズの開放絞りでは、ピントの幅がカミソリのように薄いため、
翅全体がシャープに写るように、慎重にアングルを決めました。


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■■■ 2023.8.20 ■■■
#1793 和菓子みたい
いままでは、蚊に刺されるのは年に一度くらいでしたが、
この夏は、すでに10ヶ所はやられています。
暑さで汗の量が多くなり、虫除けが流れてしまうのかもしれません。

コブシの実が、徐々に色づき始めました。
ひとつの花に多くの雌しべがあり、受粉をしたところだけが膨らむため、
それぞれが個性的な形になり、お気に入りを探すのが楽しみです。

これは、上品な和菓子みたいな雰囲気がして、
中心の緑のとんがり部分は、天狗の鼻のようにも見えます。


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■■■ 2023.8.22 ■■■
#1794 そのまんまの名前
夕暮れ近くに、池のまわりを歩いていたら、
黄色い棒が、ふわふわと飛んでいるのが目に入りました。
よく見ると、キイトトンボです。
鮮やかなレモンイエローが特徴で、そのまんまの名前がついています。

数年前から、このあたりでの目撃情報を聞いてはいたものの、
お目にかかるのは初めてで、それも1匹だけです。
柵の向こうにいるために、撮影のポジションを自由に選べませんが、
ありがたいことに、シンプルな背景の場所に来てくれたので、
カメラとトンボが平行になるように、カメラの位置を決めました。



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■■■ 2023.8.24 ■■■
#1795 カルガモの監視員
平日の日中など、散歩をする人が少ない時間帯は、
野鳥たちも大胆になるようで、普段はいない場所にも現れます。

橋の欄干には、カルガモのお母さんがいました。
池で泳いでいる雛鳥を、プールの監視員のように見守ります。
しばらく前までは、子供は4羽いたはずですが、
どう探しても、1羽しか見当たりません。

このあたりにはヘビやカラス、そしてオオタカもいるので、
全員が元気に育つのは、難しいのかもしれません。


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■■■ 2023.8.26 ■■■
#1796 現実は厳しい
最近になり、蝉の声が賑やかさを増した気がします。
いままでは、あまりの暑さで鳴けずにいたのかもしれません。

ハラビロカマキリが、アブラゼミを捕えていました。
このような場面にたまに遭遇をしますが、いつも頭から食べるようです。
蟹みたいに、味噌が美味しいというわけではなくて、
たぶん、早めに相手の動きを止めるためではないかと思います。

数年間も、土の中で暮らしてきて、
ようやく太陽の下に出たというのに、地上での命は短いです。



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■■■ 2023.8.28 ■■■
#1797 アッチッチ
ニホンカナヘビが、日光浴をしていました。
体の機能をきちんと働かせるために、必須の日課らしいです。

太陽が照りつける木製の柵は、かなりの熱さです。
手が火傷をしないように、バンザイをしているのかもしれませんが、
お腹は直に触れていて、大丈夫なのだろうかと気になります。


顔を近づけると、逃げられてしまいますが、
ファインダーを覗いた状態であれば、距離を詰めやすいようです。
生き物の目に反応して、危険を察知するのかもしれません。


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■■■ 2023.8.30 ■■■
#1798 猩々蜻蛉の雌
数は少ないものの、今年もショウジョウトンボがいました。
雄は#1214のように、頭からお尻まで鮮やかな赤ですが、
雌は橙色に近くて、地味な感じがします。

この個体はさらに色が鈍くて、翅も少し破れていて、
羽化をしてから、そこそこの日数が過ぎているのかもしれません。

お腹と翅の両方に、できるだけピントが合うアングルを選び、
少し絞り込んで、全身がシャープに写るようにします。
水面に浮いている落葉の位置を見ながら、シャッターを切りました。


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■■■ 2023.9.1 ■■■
#1799 折れた触角
ゴマダラカミキリの模様は、派手な感じがしますが、
木の幹にいると、保護色になるようです。

大切な左の触角が、くの字に折れています。
#1783のキマダラミヤマカミキリも、片方が欠けていました。
体に傷がある個体が、なぜか今年は多いようです。

光沢のある翅に、ヤマグワの葉の緑が映り込んでいます。
フラッシュを使えば、消すことも可能ですが、
自分の場合は自然光だけで写すので、そのまま残りました。



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■■■ 2023.9.3 ■■■
#1800 感謝しています
晴れ, ときどき更新も、1800回目を迎えました。
100回の区切りごとに、いつも思いますが、
我が家の近所だけを写して、よくこれほどの回数を重ねられたものです。
ここに一年を通して棲んでいる、カルガモやアオサギが、
いままで、かなりの頻度で登場をしてくれています。
みなさんには、感謝しかありません。

自前の羽毛にくるまれている鳥たちは、この夏の暑さは大変そうで、
さすがに、木陰にいる時間が長いようです。
ハイキー気味に写して、少しだけ涼しげな雰囲気にしてみました。


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