■■■ 2023.7.8■■■
#1771 まだ赤くない
6月も下旬を迎えると、アキアカネを見かけます。
いまの時期にいるものは、色が浅くて薄いです。

まだ秋ではないのに、現れるのが早いと思われるかもしれませんが、
すぐに標高の高いところへと向かい、姿を消してしまいます。
軽井沢へ避暑に出かけるような感じで、羨ましいものの、
新幹線で行くわけではなくて、自力で飛ばないといけないので大変です。

夏が過ぎて涼しくなると、再び平地に下りて来ます。
その時には雄は色づいて、名実ともに赤とんぼとなるのです。


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■■■ 2023.7.10 ■■■
#1772 マガモの衣替え
今年はさらに1羽、北に帰らないマガモが増えました。
伴侶が見つからなければ、戻る必要がないというのは、
もしかすると、合理的な判断かもしれません。
しかし、蒸し暑い日本の夏を過ごすのに、
羽毛で覆われた体で、大丈夫なのだろうかと心配になります。

雌にアピールをするために、冬の間は#1481のようになり、
春から秋にかけては、周囲に溶け込む地味な色に換羽をします。
いまはその途中のため、まだ頭がまだらですが、
もうしばらくすれば、綺麗になるに違いありません。


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■■■ 2023.7.12 ■■■
#1773 真夏に間違いない
最高気温が、37.8℃にまで上がりました。
まるで、体温計みたいな数字です。
これはもう梅雨ではなくて、真夏に間違いありません。

アオスジアゲハが、水分補給をしていました。
体を冷やすためとされていますが、それだけではなくて、
一緒にアンモニアを取り込み、生殖機能に役立てるそうです。
このように飲むのは、ほとんどが雄で、
スタミナドリンクで、体力増進をする感じかもしれません。
体重を減らしたいのか、すぐに不要な水は排出をします。


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■■■ 2023.7.14 ■■■
#1774 暑いので休憩中
最近は猛暑日は当たり前で、ついに38.6℃にまでなりました。
外出を控えたほうがよいと、テレビでは伝えています。

多少は涼しい午前中に散歩をしますが、すでに早朝から異常な暑さです。
自分を含めて、写真を撮る人はやはりおかしいのか、
池のまわりには、いつもよりもたくさんのカメラマンがいました。

ヤブヤンマやマルタンヤンマは、気温が高くなると木陰で休むので、
見つかりさえすれば、撮影がしやすいのかもしれません。
今年は発生数が多いようで、この日は5匹に出会いました。


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■■■ 2023.7.16 ■■■
#1775 ど真ん中にある実
3日ほど曇天が続き、たぶんこれで梅雨明けです。
我が家のあたりでは、ほとんど雨が降りませんでした。

一時的に、最高気温が30℃まで下がりました。
それまで、とんでもない暑さの日が続いたので、
湿度が高くても、かなり過ごしやすく感じます。

ハナイカダは、葉の主脈の真ん中に花が咲き、
当然のように実もそこにつくという、不思議な植物です。
緑から飴色に、そして最後には熟して黒くなります。


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■■■ 2023.7.18 ■■■
#1776 可哀想ですが
シダレヤナギの下で、カイツブリが卵を温めていました。
水中には支えがなくて、垂れている枝を頼りにしているようなので、
少しの風が吹いただけで、右へ左へと動いてしまいます。

このあたりでは、ほぼ毎年のように巣が作られるものの、
雛が無事に成長をしたのは、自分が知る限りでは一度だけです。
縄張り争いに負けるとよい場所が選べないので、仕方がありません。

2日後に様子を見に行くと、水に沈んだのか跡形もなく消えてしまい、
夫婦が2羽で、所在なげに浮いているだけでした。


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■■■ 2023.7.20 ■■■
#1777 メタリックな翅
一時期、数が減少していたチョウトンボですが、
この夏はひさしぶりにそこそこいて、当たり年かもしれません。

そもそも、かつては我が家のあたりにはいなくて、
子供の頃に名古屋で初めて見た時には、狂喜乱舞をしたものです。
南方系のトンボなので、温暖化で生息域が北へと拡がり、
10年ほど前から、近所の池にも姿を現すようになりました。

一番の魅力は、美しい紺色の翅です。
光の当たる角度で、メタリックな輝きが変わります。



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■■■ 2023.7.22 ■■■
#1778 もう梅雨明けか
日本各地で豪雨になり、大災害が起きているというのに、
東京の梅雨の降水量は、平年よりも少ない感じがします。
平均的に降ればよいのに、自然というものは上手くいきません。

いまの季節は、キノコに出会うのが愉しみですが、
雨の日がほとんどないために、それほど見かけません。
菌類たちは出るタイミングがなくて、困惑をしていると思います。

艶々と輝くシロキクラゲは、暗い林の中でよく目立ちます。
中華料理では、デザートとしても使われるそうです。


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■■■ 2023.7.24 ■■■
#1779 もりもり食べて
まだ2センチくらいの、コムラサキの幼虫です。
以前にご紹介をした、アカボシやゴマダラチョウと似ているものの、
背中のちいさな突起が一対だけなので、すぐに見分けがつきます。

シダレヤナギの葉の主脈に沿いながら、休んでいます。
できるだけ同化をすることで、身を隠しているつもりのようです。


これからもりもり食べて、どんどん大きくならないといけません。
成長をすると、#712のような美しい大人に変身をします。
蝶の完全変態ぶりには、いつも驚かされるのです。


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■■■ 2023.7.26 ■■■
#1780 見つからないなあ
一時期、ほとんど姿を消していたムクドリですが、
このところ、頻繁に見かけるようになりました。
びびり屋さんで、ふとしたことで飛んで逃げますが、
近くに来てくれることもあり、よくわかりません。

秋から春にかけては、木の実を主食にして、
いまの時期は、昆虫もよく食べます。
このあたりには、カブトムシの幼虫という大物がいるので、
あちらこちら、探しながら歩くものの、
確証はなくて、闇雲に地面をつついているようです。



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