-
#1741 いつも通りに
この数年、ゴールデンウィークになると姿を現すオオヤマトンボ。
今年は暖かい日が続いたので、4月中旬には出てくるかと思いましたが、
さすがにそのようなことはなくて、いつもと同じくらいです。
気温が高くても、水温はあまり変化がなくて、
ヤゴの成長には、それほどの影響がないのかもしれません。
危険を避けるためか、夜明け前に羽化をするトンボが多いようですが、
この種類は、昼間に堂々としているのをよく見かけます。
翅はしわしわで伸びきらず、まだ体色は淡いものの、
数時間後には、黒と黄色の阪神タイガースの応援団のようになりました。
写真をクリックすると拡大します
-
#1742 秋までお別れ
ゴールデンウィークで、連日のように池がボートで賑わうと、
カモたちも、さすがに居づらくなるようです、
最後までいたキンクロハジロたちも、北へと旅立ちました。
オナガガモとマガモが2羽、また今年も残ります。
故郷に帰ることを、もう完全に諦めてしまい、
この場所で、骨を埋める覚悟のようです。
一年を通してここで暮らす、カルガモやカイツブリたちは、
これからは静かでよいと、喜んでいるのかもしれません。
写真をクリックすると拡大します
-
#1743 幸運の使者
キイロテントウを見ると、幸運が訪れるそうです。
さほど数は多くはなくて、いつもは単独行動をしているはずが、
ハナミズキの木に、なんと20匹ほどもいました。
これは相当よいことがなければ、嘘になります。
ひとつの葉の裏に、きちんと1匹ずつ分かれています。
それぞれが離れているのには、理由があるのかもしれません。
この場所にたくさんいたのは、婚活のためのようで、
翌日には、あちらこちらで交尾をしていました。
写真をクリックすると拡大します
-
#1744 蜜蜂が好きな花
池のほとりのトチノキが、今年も見事です。
房咲きでかなり大きいのですが、高いところにあるために、
気がつかないで、通り過ぎてしまう人もいます。
これほどたくさんの花の、すべてが受粉をするわけではなくて、
雄しべだけの雄花と、雌しべもついている両性花が混在をしていて、
実がつくのは、後者の一部だけです。
ミツバチが大好きな蜜で、この日も一生懸命に働いています。
光の抜けがある部分に来る瞬間を待ち、シャッターを切りました。
写真をクリックすると拡大します
-
#1745 丸見えですが
あちらこちらで、カイツブリが巣作りを始めましたが、
無事に孵化をして育つものは、それほど多くはありません。
ここでは、丸見えの環境で子育てをしています。
少々心配ですが、人家に近いところなので、
ヘビやカラスなどの外敵は、近づきにくいかもしれません。
この雄と雌は、かなり真面目できちんとしていて、
家の補強をこまめに行い、抱卵や給餌にも熱心なので、
なんとか、雛も成長ができそうな気がします。
写真をクリックすると拡大します
-
#1746 夏へと向かう
最高気温が一気に33℃まで上がり、まるで夏のようです。
さすがにもう、寒い日はなさそうなので、
電気シーツにファブリーズをして、押入れにしまいました。
おいおい、まだ出していたのかという声や、
そもそも、そんなものを敷いて寝ているんですかとか、
関係各位から叱られそうですが、気持ちがよいので仕方がありません。
ほんの少し前までは、暖かくなる昼から散歩に出ていましたが、
これからは、朝や夕方に歩くことが増えそうです。
写真をクリックすると拡大します
-
#1747 ハルアザミ
アザミというと、秋の花という印象があるものの、
ノアザミは5月に咲き始めるので、ハルアザミという異名があります。
夏以降に見られるのは、ノハラアザミという別の種類です。
美しい花に誘われて触れると、葉先がチクチクと痛いので、
欺かれてしまうというのが、名前の由来のひとつです。
人間の世界にも、似たようなところがあるのかもしれません。
蕾の状態では、蓋をしたみたいに平らですが、
開花をすると、ウニのようにまんまるになります。
写真をクリックすると拡大します
-
#1748 マクロの世界
マイクロニッコール105mmF2.8は、手元に3本あります。
1本目はフィルムの時代で、そのシャープさには驚きました。
次はデジタル対応レンズ、そして現在のものはZマウントです。
この焦点距離と明るさは、自然を撮るのには最適かもしれません。
等倍と呼ばれる、撮像素子上に現物と同じ大きさに写せるので、
特別な目的がなければ、拡大率も十分です。
ボダイジュに、1センチもないタケウチトゲアワフキがいました。
マクロレンズがあれば、ちいさな世界に語りかけながら撮影ができます。
写真をクリックすると拡大します
-
#1749 ケース・バイ・ケース
♯1747のノアザミの蕾が、綺麗に咲きました。
たくさんの筒状花が、ボール状に集まります。
このような丸いものを写す時には、ピントの位置で迷います。
球の手前の表面か輪郭か、それとも針状の先端部分か、
絞りの値により、背景の見え方も変わるので、
ケース・バイ・ケースで、被写体に合わせて対応をしないといけません。
全国のどこにでも生えていて、日本だけで見られる固有種です。
落ち着いた赤紫色に、和の雰囲気を感じます。
写真をクリックすると拡大します
-
#1750 巣立ち
アオサギの雛が、無事に育ちました。
大きくなり、もう餌を運んでもらえないようです。
ある時から食事が届かなくなり、なぜなのだろうかと、
しばらくは、空を見上げて待ち続けていたものの、
諦めたのか、徐々に巣から離れ始めました。
これからは、自力で魚を獲らないといけません。
情けない格好で、日光浴をしています。
がりがりに痩せていて、なんだか可哀想です。
写真をクリックすると拡大します
> トップページ > 掲載一覧 > 前ページ > 次ページ
copyright© 2013-2023 Shimpei Godo all rights reserved