■■■ 2023.2.25■■■
#1701 3月になれば
立春が過ぎて、暦の上では春です。
現実には、まだ寒い日が続いてはいるものの、
散歩をしていると、季節の変化を感じます。

池のキンクロハジロたちは、ひとつの群れになり始めました。
うつらうつらしながら、体力を蓄えているようで、
北へと旅立つ準備を、少しずつ進めているのかもしれません。

地面すれすれのところに、セツブンソウが咲いています。
3月になると、花を写す機会が増えそうです。


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■■■ 2023.2.26■■■
#1702 有線放送が流れて
いまの時期に、日本で冬を越すカモたちは、
ここでカップルになり、北へと旅立ちます。
人間が自力で飛んで行くことを考えると、気が遠くなるものの、
そもそも羽がないので、無理な注文なのです。

子供たちは家に帰るようにという有線放送が、午後4時半に流れると、
杭の上で休んでいる雄に、雌が近づきます。
そろそろ寝る場所に戻りませんかと、声をかけたようで、
2羽で一緒に、いずこへかと泳いで消えました。
オナガガモは、いつも女性がリードをしている感じです。


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■■■ 2023.2.28■■■
#1703 今年は大丈夫
まだ朝晩は寒いものの、日射しは明らかに強くなり、
カーテンを開けておくと、部屋の温度が20℃を超えます。

ミツマタが、無事に咲き始めました。
満開になると、美しい球状になり、
よい香りがあたり一面に漂うので、すぐにわかります。

数年前は、蕾の頃から楽しみにしていても、
花になる寸前につつかれて、ぼろぼろにされていましたが、
張本人であるヒヨドリの数が、最近は少ないようです。


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■■■ 2023.3.1■■■
#1704 花曇りの寒桜
最も早くに咲く桜は、カンザクラです。
ソメイヨシノと違い、山桜系なので花の期間が長くて、
1月下旬から3月上旬まで、ひと月ほど楽しめます。

この日は曇り空で、気温が低いせいか、
いつもは機敏に蜜を吸うメジロも、動きが鈍いようです。
太陽が出ていないと影が出なくて、撮りやすいかもしれません。

光が弱いので、感度を3200に上げて、
露出がばらつかないように、マニュアルで写しました。


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■■■ 2023.3.3■■■
#1705 20℃を超えた日
朝から快晴で、最高気温が20℃を超えました。
ひさしぶりにセーターを着ないで出かけたら、肩が軽く感じます。
このような気持ちのよい日には、たくさん写真が撮れるのかというと、
歩いていると眠たくなり、意外にそうでもないのです。

暖かさに誘われて、冬眠中の虫たちも目を覚まして、
キタテハやキタキチョウ、ムラサキシジミが飛び回り、
池のほとりには、ホソミイトトンボもいました。
杭の上で散歩をしているのは、ウシカメムシです。
角みたいな突起が名前の由来で、動物のお面のようにも見えます。


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■■■ 2023.3.4■■■
#1706 春よ来い
最高気温が20℃を超えた翌日に、春一番の宣言がありました。
昨年よりも4日ほど早くて、しばらくは暖かな陽気が続くようです。

夕方までは無風で、暗くなるとともに急に強く吹いて、
夜が明ける前には止んだため、撮影をする立場としては助かります。
風速が8メートルともなると、自然を写すのは大変です。

このままでいくと、今年は雪が1回しか降りません。
冬らしい写真があまり撮れずに、それはそれで残念ですが、
すぐそこにまで来ている春を、楽しみに待ちたいと思います。


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■■■ 2023.3.6■■■
#1707 お気に入り
梅の開花期は、種類や場所によりさまざまで、
早いと年末から、遅いものは今月にようやく咲き始めます。

そのうちでも枝垂梅は、ややのんびりとしたグループで、
このあたりでは、そろそろ見頃を迎えます。
個人的なお気に入りは、お寺の境内にある木です。

たくさんの花から、美しい1輪を選んで、
光と背景を見定めながら、アングルを決めます。
経験値から、絞りはf8にしました。


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■■■ 2023.3.7■■■
#1708 間違いだらけ
婚姻色になり、頭が白いカワウがいました。
カップルで眺めていた女性が、クロサギかしらんと言うと、
男性のほうが、ペリカンだよと訂正をします。
残念ながら、知名度はそれほど高くはないようです。

カルガモを見て、ヤキトリが泳いでいるとか、
コイを指さして、アジだと叫ぶ男の子もいました。
自分も幼少のみぎりは、ハエをセミだと信じていて、
いつ鳴くのだろうかと、近くで待ち構えていたものです。
子供の頃ならば、それで許されるのかもしれません。


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■■■ 2023.3.9■■■
#1709 針金トンボ
池のほとりに、ホソミイトトンボがいました。
このところの暖かさで、冬眠から目覚めたようです。

大きさは3センチくらいで、針金みたいな細さです。
我ながら、よく見つけたと思いますが、
太陽で翅がやや光るために、目についたのかもしれません。

近寄れない場所にいるので、苦労をして構図を決めて、
ようやく、なんとかシャッターを切ると、
直後に突風が吹いて、どこかに飛ばされてしまいました。


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■■■ 2023.3.10■■■
#1710 もりもり食べて
池に浮いてばかりでは、さすがに退屈なようで、
雌のマガモが陸に上がり、よちよちと歩いていました。
もう慣れたのか、ほとんど人間を怖がりません。
美味しそうな物を探しながら、徘徊をしています。

食べているのは、地面に落ちたラクウショウの実です。
油分が多くて、かなりのカロリーがありますが、
もうじき、海を越えて大陸まで飛んで、
さらに、それから産卵や子育てをするので、
いまのうちに、できるだけ栄養を摂らないといけません。


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