■■■ 2023.1.18■■■
#1681 おはようカワセミ
最近は朝が寒くて、なかなか起きられません。
その昔は、凍りついた池や地面を見たくて、
氷点下になると、夜明け前から出かけたものですが、
いまはもう、布団が命です。

ひさしぶりに、午前の早い時間に散歩をすると、
気持ちよさそうに、カワセミが太陽の光を浴びていました。
夏に比べて、冬は太り気味のような気がします。
ある程度は肉がついていたほうが、暖かいのかもしれません。
自分も体重が2キロ増えましたが、それは単なる不摂生です。


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■■■ 2023.1.20■■■
#1682 越冬中
冬眠をしている蝶に出会うのは、それほど簡単ではありません。
木や枯れ葉の陰に隠れて、保護色でいたりしますし、
このあたりでは、そもそもの生息数が少ないので、
まさに、砂の中から針を探すようなものです。

キタキチョウは色が派手なので、見つけることができました。
大切な触角は傷まないように、翅の中に入れてあるようです。
熟睡をしているのか、寒さで動けないのか、
触れるところまで近づいても、ぴくりともしません。
時間をかけて、露出やフレーミングを決められます。


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■■■ 2023.1.22■■■
#1683 藪と寒
♯1673はヤブツバキで、花はまるごとぽとりと落ちます。
首を切られたみたいで、昔の武士には嫌われたというのが通説でしたが、
実際にはその逆で、むしろ潔いとして好かれていたようです。

こちらのカンツバキは、サザンカとの交配種とされていて、
花びらは1枚ずつ、はらはらと散ります。
それほど大きくならないので、生け垣などに向いている木です。

冬は林の中の見通しがよくて、光のぼけを入れて写す機会が増えます。
アングルにより背景がくるくると変わり、撮影をしていても楽しいです。


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■■■ 2023.1.24■■■
#1684 大物狙い
池の中にある倒木を、アオサギが覗き込んでいます。
しばらくするとバシャバシャと音がして、何かを咥えていました。

見せびらかすかのように、そのままこちらに歩いて来ます。
しばらくポーズをしてくれたので、撮影がしやすくてありがたいです。
オオクチバスも必死で、尾びれを振りながら逃げようとするものの、
抵抗も虚しく、頭から飲み込まれてしまいました。


暖かい時期は魚の活性が高くて、大物を捕えるのは難しいのですが、
冬になると動きが鈍くなり、狙いやすいのかもしれません。


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■■■ 2023.1.25■■■
#1685 寒気襲来
風もなくて暖かな陽気の中、のんびりと散歩をしていると、
いきなり、冷たい突風が吹き抜けました。
数年に一度という寒気が、東京にも下りて来るということで、
まさに、その瞬間が訪れたに違いありません。
あまりに急激な寒さに、アメダスで調べてみると、
わずか10分の間に、気温が5℃も低下をしたようです。

アオサギの頭は、いつもは綺麗に丸くセットされていますが、
突然の強い風で、髪が逆立ちました。
乱れるほどの毛量があるのは、羨ましい限りです。


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■■■ 2023.1.27■■■
#1686 マイナス3℃の朝
知名度は低いのかもしれませんが、シモバシラという多年草があり、
氷点下になる朝には、その根元に美しい造形ができます。

冬になると、地上の部分は枯れてしまうのですが、
生きている根が吸収をした水分が、毛細管現象で上に伝わり、
干からびた茎から染み出して凍り、氷の花とも呼ばれます。

この日は風速が4メートルを超えて、条件的にはいまひとつですが、
大きな木に守られた陰に、可愛いものを見つけました。
ひとつとして同じにならないところに、自然の面白さを感じます。


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■■■ 2023.1.29■■■
#1687 5年ぶりの寒さ
早朝の気温が、マイナス6℃まで下がりました。
このあたりでは5年ぶりの寒さで、池はほぼ結氷しています。

わずかに残された水面に、水鳥たちが集まりました。
鳥口密度が高くなると、いさかいが起きやすくなりますが、
違う種類とではなくて、仲間同士の喧嘩が多いようです。
氷の上にいるオオバンは、避難をしているのかもしれません。

50羽ほどいたキンクロハジロは、居場所がなくなり、
ほとんどが、どこかに消えてしまいました。


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■■■ 2023.1.31■■■
#1688 月日が経てば
サネカズラは、#1669のように赤く色づきますが、
美味しくはなくて、食用にはならないようです。

鳥たちは口にしますが、やはり人気がない気がします。
このあたりには、ほかにもいろいろな木の実があるために、
好んで食べているという感じは、あまりしません。

年が明ける頃には、色の変化が少しずつ始まり、
最終的には、全体が皺々の茶色になります。
人間も植物も同じだと、我が身に置き換えて感じるのです。



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■■■ 2023.2.2■■■
#1689 可哀想なバッタ
池のほとりの枯れ草が、綺麗に刈り取られました。
驚いたのは、冬眠をしていたクビキリギスです。
いきなり寝床が撤去されてしまい、行き場がありません。
電信柱につかまり、震えています。

茂みの中にいたとしても、安心はできません。
ウグイスなどの小鳥に見つかれば、食べられてしまいます。

暖かい季節には、カマキリやクモがいますし、
バッタというのは、心の安まる時期がないようです。


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■■■ 2023.2.4■■■
#1690 北に帰る前に
ヨシガモは、このあたりではあまり見かけません。
今年は2羽にお目にかかれて、どちらも雄でした。
嘴の付け根に白いマークがあり、頭が緑色に輝きます。

たまに池にいますが、川にいたのは初めてで、
ヒドリガモの群れに紛れて、間違えて来たのかもしれません。
そろそろ、北へと帰る時期なのに、
ここにいては、伴侶を見つけられないと気がついたのか、
翌日には、姿が消えていました。
お相手を探しに、どこかに出かけたようです。


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