晴れ、ときどき更新



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2022.12.12
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#1661 ホトトギスはむずかしい

寒気が下りてきて、季節が一気に進みました。
これからは、景色がモノクロームに変わるので、
いまのうちに、色のあるものを写しておきたいと思います。

ホトトギスの見頃も、もう終盤を迎えました。
花びらと同じくらい、雄しべと雌しべの存在感があり、
なおかつ、立体的な形をしているので、
どこにピントを合わせるのがよいのだろうかと、いつも考えてしまいます。
被写界深度を出そうとして、絞り込んで写すと、
背景ががさがさしがちなので、それも悩みどころです。


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■■■ 2022.12.14 ■■■
#1662 急いで急いで

カマキリの産卵シーズンは、さすがにもう終わりです。
これからは急がないと、どんどん寒くなります。

このあたりにいるハラビロカマキリは、ほとんどが緑色ですが、
数年ぶりに、褐色の雌を見かけました。
お腹がぱんぱんの状態で、卵を産む場所を探しています。

お地蔵さまのところにいると、保護色で目立ちにくいですが、
すぐ近くで、めざといカラスが鳴いていたので、
手早く撮影をして、安全そうな藪に逃がしてあげました。


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■■■ 2022.12.15 ■■■
#1663 夕陽に輝く

日没が最も早いのは、12月上旬です。
冬至は昼間の時間は短くても、日の入りは少し遅くなります。

いまの季節は、ぼんやりしているとすぐに暗くなるものの、
その一方で、午後3時くらいから夕景を撮り始めることができるので、
撮影をするのには、悪くはないのかもしれません。

イロハモミジの紅葉は、もちろん綺麗なのですが、
メタセコイアやラクウショウも、負けず劣らずに素敵で、
夕刻になると黄金色に輝いて、さらに美しさが増す感じがします。


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■■■ 2022.12.17 ■■■
#1664 色彩があるうちに

ガマズミというのは、なんとなく妙な名前ですが、
その由来には諸説があり、これだというものはありません。
秋になると赤い実がたくさんついて、冬が近づくと甘みが出ます。

背景のパステル調のぼけは、イロハモミジの紅葉です。
これからは、毎日のように散り落ちてしまうので、
次にここに来た時には、もう色がない世界かもしれません。

右からピョコンと出ているふたつは、どうしようかと迷いつつも、
可愛らしいので、そのままフレームに取り込みました。


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■■■ 2022.12.18 ■■■
#1665 よく晴れた日に

この時期でも、よく晴れた暖かな日には、
越冬をする蝶を、たまに見かけます。

ゆらゆらと飛んでいる姿が見えたので、追いかけてみると、
ウラギンシジミの雌が、木漏れ日の下で日光浴をしていました。
独特な青い鱗粉は、やや落ちてはいるものの、
翅で傷んでいるところは、ほとんどありません。

最低気温が氷点下になるのも、もう時間の問題のようです。
そろそろ、熟睡をする場所を探さないといけません。


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■■■ 2022.12.20 ■■■
#1666 不成りの年

柿の実は、豊作と不作が隔年のようです。
今年は後者なので、鳥たちはつまらないかもしれません。
食べにくいところに、最後の3個が残りました。

子供の頃、祖父母の家に大きな木があり、
刺股みたいな道具を使い、収穫をしていました。
形は不揃いなものの、味は一級品です。

その当時の自分は、悩みもなく生きていた気がします。
いまも、さほど考えていないのかもしれません。


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■■■ 2022.12.21 ■■■
#1667 紅葉を眺めながら

この池で生まれた、まだ若いアオサギがいます。
人に慣れていて、近くにいるのに逃げません。
レンズを向けても悠然としたもので、撮影がしやすいです。

神社の近くの浅瀬で食べ物を探す姿を、たまに見かけます。
ここで狙うのは、アメリカザリガニやスジエビですが、
まだ経験が浅いためか、いまひとつ上手く捕まえられないようでした。

イロハモミジの下を、ゆるゆると移動をしながら、
初めての紅葉を、楽しんで散策をしているのかもしれません。


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■■■ 2022.12.23 ■■■
#1668 氷点下

明け方の最低気温が、ついに氷点下になりました。
子供の頃は寒さもなんのそので、外で遊んだものですが、
もう還暦を迎えて犬でもないので、喜んで庭を駆け回ることはなくて、
猫みたいに、ただ布団の中で丸くなります。

それでも、昼過ぎから池の様子を見に行くと、
日陰の部分を中心に、氷ができていました。
まだ水のところには、黄葉が映り込んでいます。
11月までは暖かくて、のほほんと油断をしていたら、
やはり、冬は忘れずに来たようです。


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■■■ 2022.12.24 ■■■
#1669 真紅の実

この冬は、サネカズラの実をよく見かけます。
これほど数が多い年は、めずらしいかもしれません。

きちんと粒が揃い、艶があり色鮮やかなのは、
あちらこちらと探しても、それほどはないようです。
最も綺麗なものを選んで、夕方の光で写しました。

撮影をする時は、茂みで座り込んでいるので、
いまの季節は、蚊がいないのはありがたいものの、
時間が長くなると、寒さで体が硬直します。


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■■■ 2022.12.26 ■■■
#1670 置き土産

浦島太郎で有名な竜宮城は、絵にも描けないそうですが、
写真に撮れない美しさも、現実にあるように思います。

色が鮮やかな紅葉も、なかなか手ごわい相手で、
当方の技量不足もあり、目で見たように写らないことが多々あります。
あまりに綺麗なものは、映像化がむずかしいのかもしれません。

ぼんやりしているうちに、秋の姿は消えてしまい、
池の水面には、置き土産が残されています。
青い空をほんの少し、一緒に映り込ませて撮りました。


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