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#1663 夕陽に輝く
日没が最も早いのは、12月上旬です。
冬至は昼間の時間は短くても、日の入りは少し遅くなります。
いまの季節は、ぼんやりしているとすぐに暗くなるものの、
その一方で、午後3時くらいから夕景を撮り始めることができるので、
撮影をするのには、悪くはないのかもしれません。
イロハモミジの紅葉は、もちろん綺麗なのですが、
メタセコイアやラクウショウも、負けず劣らずに素敵で、
夕刻になると黄金色に輝いて、さらに美しさが増す感じがします。
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#1664 色彩があるうちに
ガマズミというのは、なんとなく妙な名前ですが、
その由来には諸説があり、これだというものはありません。
秋になると赤い実がたくさんついて、冬が近づくと甘みが出ます。
背景のパステル調のぼけは、イロハモミジの紅葉です。
これからは、毎日のように散り落ちてしまうので、
次にここに来た時には、もう色がない世界かもしれません。
右からピョコンと出ているふたつは、どうしようかと迷いつつも、
可愛らしいので、そのままフレームに取り込みました。
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#1665 よく晴れた日に
この時期でも、よく晴れた暖かな日には、
越冬をする蝶を、たまに見かけます。
ゆらゆらと飛んでいる姿が見えたので、追いかけてみると、
ウラギンシジミの雌が、木漏れ日の下で日光浴をしていました。
独特な青い鱗粉は、やや落ちてはいるものの、
翅で傷んでいるところは、ほとんどありません。
最低気温が氷点下になるのも、もう時間の問題のようです。
そろそろ、熟睡をする場所を探さないといけません。
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#1666 不成りの年
柿の実は、豊作と不作が隔年のようです。
今年は後者なので、鳥たちはつまらないかもしれません。
食べにくいところに、最後の3個が残りました。
子供の頃、祖父母の家に大きな木があり、
刺股みたいな道具を使い、収穫をしていました。
形は不揃いなものの、味は一級品です。
その当時の自分は、悩みもなく生きていた気がします。
いまも、さほど考えていないのかもしれません。
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#1667 紅葉を眺めながら
この池で生まれた、まだ若いアオサギがいます。
人に慣れていて、近くにいるのに逃げません。
レンズを向けても悠然としたもので、撮影がしやすいです。
神社の近くの浅瀬で食べ物を探す姿を、たまに見かけます。
ここで狙うのは、アメリカザリガニやスジエビですが、
まだ経験が浅いためか、いまひとつ上手く捕まえられないようでした。
イロハモミジの下を、ゆるゆると移動をしながら、
初めての紅葉を、楽しんで散策をしているのかもしれません。
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#1668 氷点下
明け方の最低気温が、ついに氷点下になりました。
子供の頃は寒さもなんのそので、外で遊んだものですが、
もう還暦を迎えて犬でもないので、喜んで庭を駆け回ることはなくて、
猫みたいに、ただ布団の中で丸くなります。
それでも、昼過ぎから池の様子を見に行くと、
日陰の部分を中心に、氷ができていました。
まだ水のところには、黄葉が映り込んでいます。
11月までは暖かくて、のほほんと油断をしていたら、
やはり、冬は忘れずに来たようです。
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#1669 真紅の実
この冬は、サネカズラの実をよく見かけます。
これほど数が多い年は、めずらしいかもしれません。
きちんと粒が揃い、艶があり色鮮やかなのは、
あちらこちらと探しても、それほどはないようです。
最も綺麗なものを選んで、夕方の光で写しました。
撮影をする時は、茂みで座り込んでいるので、
いまの季節は、蚊がいないのはありがたいものの、
時間が長くなると、寒さで体が硬直します。
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#1670 置き土産
浦島太郎で有名な竜宮城は、絵にも描けないそうですが、
写真に撮れない美しさも、現実にあるように思います。
色が鮮やかな紅葉も、なかなか手ごわい相手で、
当方の技量不足もあり、目で見たように写らないことが多々あります。
あまりに綺麗なものは、映像化がむずかしいのかもしれません。
ぼんやりしているうちに、秋の姿は消えてしまい、
池の水面には、置き土産が残されています。
青い空をほんの少し、一緒に映り込ませて撮りました。
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