晴れ、ときどき更新



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2022.11.24
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#1651 そろそろ冬へ

しばらく前まで、暖かい日が続いていたものの、
このところ寒さが増して、ようやく冬に向かいつつあるようです。

フジバカマの花に、雄のツマグロヒョウモンが来ていました。
一見したところでは、雌雄の区別がつきにくい蝶が多いのですが、
この種類は雌のほうが派手なので、すぐにわかります。

もうかなり飛んでいるのか、左の前翅が裂けています。
晴れて気温が上がれば、まだ動けそうですが、
成虫では冬眠ができないので、そろそろお別れかもしれません。


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■■■ 2022.11.26 ■■■
#1652 5分間の光

藪の中に、カラスウリの実がありました。
若いうちは縞のある緑ですが、熟すと全体が橙色になります。

ピントの合う範囲が広くなるように、アングルを探していると、
電球のフィラメントみたいに、蔓が光り始めました。
背景は暗くて、それほど明瞭には見えないので、
絞りをf8くらいにしても、がさがさすることはなさそうです。

陽が射している時間は、わずか5分ほどでした。
写真は一期一会だと、つくづく感じます。


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■■■ 2022.11.28 ■■■
#1653 秋が進む

秋が深まり、かなりの量の枯れ葉が落ちています。
ふかふかしていて、段差がわかりにくいのと、
木々の色づきが美しくて、上を見ながら歩いていることが多いため、
足をくじかないように、気をつけないといけません。

イロハモミジの紅葉も、かなり進んだ感じです。
日陰で写すと、影が邪魔にならずに葉の形がきちんと出ます。
逆光なので、露出補正を強めにして、
超望遠レンズを使い、綺麗な部分を切り撮ると、
あたかも、イラストで描いたようになりました。


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■■■ 2022.11.30 ■■■
#1654 高野箒

コウヤボウキは、漢字では高野箒と書きます。
天然パーマみたいな花の形から名前がついた、と思われがちですが、
よく見てみると、さほど箒には似ていません。

その昔に、高野山金剛峯寺の弘法大師さまが、
美味しい果物や筍など、修行に必要がないものを植えることを禁じたので、
手箒を作るための竹がなくて、代わりの材料として使用されたのが由来です。

花言葉は働き者と清潔で、いかにもという感じがします。
棒のように飛び出している部分は、すべてが雌しべの集合花です。


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■■■ 2022.12.2 ■■■
#1655 朝の散歩

12月とともに寒気が到来して、一気に季節が進みました。
イロハモミジの紅葉が、あちらこちらで進んでいるようです。
ほぼ同じ場所にあるのに、色づきの程度が異なり、
すでに全体が赤いものもあれば、まだほとんどが緑という木もあります。

太陽を真ん中に入れて、逆光に強い14-30mmのズームレンズで写しますが、
それでもアングルによりゴーストが出るので、注意をしないといけません。
低い位置からの光でも、用心をしてファインダーを覗かずに、
背面のモニターを見ながら、慎重にフレーミングを決めました。
すぐ近くで美しい秋に出会えて、朝から幸せな気分です。


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■■■ 2022.12.4 ■■■
#1656 ついに冬が

12月になるのを待ち構えていたかのように、冬が訪れた感じです。
11月のうちは、まだ暖かい日もありましたが、
これから年内は、もう20℃を超えることはないと思います。
今年の秋のように、たびたび前日との寒暖差が大きいと、
何を着るのかで迷い、体調の管理も大変なので、
寒いならばそのまま続くほうが、生活はしやすいのかもしれません。

トホシテントウの幼虫が、カラスウリにいました。
葉のすべてではなくて、こそぐようにして表面だけを食べるようです。
蛹にはならずに、この姿で越冬をします。


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■■■ 2022.12.5 ■■■
#1657 太陽が出ていると

暖かい秋だなあなどと、のほほんとしていたら、
急転直下、冷蔵庫みたいな寒さになりました。
手袋をすることが思い浮かばずに、いつものように出かけると、
わずかですが、かじかむ感じがします。
これからは、出かける時の必需品かもしれません。

ニシキギの実が色づいて、紅葉をしていました。
曇りであれば、背景はほぼ変わりませんが、
晴れていると時々刻々と変化をするので、なかなか撮り終わらずに、
つい撮影時間が延びてしまい、帰るのが遅くなるのです。


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■■■ 2022.12.7 ■■■
#1658 こんな時期に

明け方の最低気温が、2℃まで下がりました。
アメダスの観測地点よりも、池のほうが寒いところにあるので、
もしかすると、そろそろ氷が見られるかもしれません。
手袋を忘れないようにして、散歩に出ます。

この時期に、アカボシゴマダラが羽化をしていました。
本当ならば、蛹で越冬をするはずが、
先月に暖かい日が続いたために、間違えたのかもしれません。
残念ながら、翅が上手く伸びていないようで、
どちらにせよ、このまま天国に飛んでいくことになりそうです。


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■■■ 2022.12.8 ■■■
#1659 水鏡の紅葉

このところの冷え込みで、紅葉が一気に進みました。
毎日のように散策をしていると、日々の移り変わりを実感します。

色づいた木々はもちろんのこと、落ち葉が敷き詰められた景色もまた素敵ですが、
地面に積もれば積もるほど、どんどん時が過ぎてしまうようで、
綺麗さに感動をしつつも、もの悲しい気持ちにもなります。

さまざまな色が、池の水面に映り込んでいます。
鳥類のほうが、人間よりもさらに色彩の認識力は高いらしいので、
カルガモは美しい水鏡を見て、秋を満喫しているのかもしれません。


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■■■ 2022.12.11 ■■■
#1660 宇宙船

クサギの木に、少し遅れて実がつきました。
暗い背景に木漏れ日を入れて写すと、蛸型の宇宙船に見えます。

漢字で書くと草木かと思いきや、よもやの臭木です。
葉や枝から独特の香りがして、それが嫌な感じだというので名付けられましたが、
それほど気にならない人も、少なからずいるようで、
好みにより、受け取り方に違いが出るのかもしれません。

どちらにしても、可哀想な名前のために、
これほど可愛いのに、いまひとつ人気がない気がします。


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