晴れ、ときどき更新



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2022.11.3
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#1641 少しずつ少しずつ

しばらく旅に出ていたので、ひさしぶりに近所を散策しました。
どのくらい季節は進んでいるのだろうかと、楽しみにしていたものの、
さほどの変化は感じられず、やや拍子抜けです。

それでも、一部のカエデの枝先が赤くなり始めて、
少しずつですが、秋は深まりつつあります。
気がつかぬほど徐々にというのは、人間の老いに似ているのかもしれません。

太陽が完全に沈むまで、空を眺めていました。
穏やかな陽気が続き、夕方でも凍えるほどではないのは幸いです。


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■■■ 2022.11.5 ■■■
#1642 季節外れの蝉

この夏は、蝉はどの種類も少ないようでした。
静かでよいものの、それはそれで寂しいものです。

11月としては暑いくらいで、25℃近くになりました。
林の中を散策していると、季節外れのアブラゼミの声が聞こえて、
さらに歩くと、なんと羽化をしているものがいます。

いまの時期では、仲間はほとんどいないに違いありません。
どうやら、この子は雌のようなので、
さきほど鳴いていた雄と、上手く出会えるとよいのですが。


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■■■ 2022.11.7 ■■■
#1643 賢いカミキリムシ

散歩をしていたら、キボシカミキリも歩いていました。
このあたりでは、最も寒さに強いカミキリムシかもしれません。

触角が#1591の雄よりも短めなので、こちらは雌のようです。
手入れの方法が、なんとも興味深くて、
前脚と中脚を擦り合わせて、手の汚れを落としてから、
その間に挟んで、しごくようにします。

まず最初に拭くものを綺麗にして、それから掃除をするとは、
なんと賢い虫なのだろうかと、感心をするばかりです。


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■■■ 2022.11.9 ■■■
#1644 立冬を迎えたものの

暦上での冬の始まりが立冬で、11月7日でしたが、
暖かい陽気が続いて、毎日が超お散歩日和です。

健康のために、できるだけ出歩くように心掛けています。
オギャアと叫んだ瞬間から60年間、団地で暮らしていて、
毎日のように階段の上り下りをして、自然に鍛えられたのか、
いまでも足腰が強いのは、幸いかもしれません。

木々の葉が、部分的に色づき始めました。
華やかさと寂しさが混ざり合う、複雑な季節です。


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■■■ 2022.11.12 ■■■
#1645 見かけないアブ

マルバフジバカマに、見かけないアブが来ています。
調べてみると、シロスジベッコウハナアブでした。

寒いのは苦手で、夏に活動をする虫らしいのですが、
この秋は暖かいので、まだ頑張れているのかもしれません。
子供の頃は、クロスズメバチの巣に寄生をして、
幼虫や蛹の死骸など、腐敗物を食べて成長をするそうです。

やや警戒心が強いようで、気安く近づいたら逃げられたため、
石像のように動かずに、待ち構えて撮りました。


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■■■ 2022.11.14 ■■■
#1646 そろそろ限界

11月だというのに、最高気温が20℃を超える日が続いて、
そのせいか、季節外れの虫たちに出会います。

この時期にはめずらしい、アオスジアゲハがいました。
翅は傷ついていませんが、かなりお疲れのようです。
地上1メートルくらいのところを、よろよろと飛んでいたものの、
体力がないのか、すぐに着地をしてしまいます。

暖かいとはいえども、朝晩は10℃近くまで下がるので、
冬眠をしない蝶は、さすがにもう限界かもしれません。


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■■■ 2022.11.16 ■■■
#1647 暖かな午後に

#680のムサシアブミに、実がつきました。
もう少し秋が深まると、全体が赤くなります。
かなりの重さがありそうで、実際に茎が折れるほどです。

どこからどのように撮れば、イメージに近く写せるだろうかと、
あたりをぐるりと回り、逆光を選びました。
秋の午後の暖かさが、少し出せたような気がします。

トウモロコシと間違えることは、まさかないとは思いますが、
毒があるので、食べると危険です。


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■■■ 2022.11.18 ■■■
#1648 冬が来る前に

アオスジアゲハの幼虫が5匹、クスノキにいました。
大人になると、#1646のような美しい蝶になります。

冬を越すためには、蛹にならないといけませんが、
最もちいさい子は、1センチくらいしかなくて、
これからよほど食べないと、蛹化をする前に寒さが来てしまいそうです。

幼木にいるために、残りの葉がもうそれほどはなくて、
全員分にしては、あまりに量が少ない感じです。
無事に春を迎えられるのか、かなり心配になります。


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■■■ 2022.11.20 ■■■
#1649 散歩の季節

寒さが一段階、この数日で進んだ感じです。
気温が20℃に届かなくなり、朝晩は10℃を下回るようになりました。

たくさんの落ち葉が降り積もり、歩くたびに音がします。
一年のうちで、最も楽しく散歩ができる季節かもしれません。
気持ちがよくて、家に帰るのが遅くなりそうです。

イロハモミジの見頃には、まだ少し早いものの、
その他の植物は、綺麗に色づいているので、
枝ぶりのよい木を中心に、華やかな雰囲気で写してみました。


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■■■ 2022.11.22 ■■■
#1650 名前からして

ムラサキシキブは、古来から日本にある植物です。
この時期に、赤い実はよく見かけるものの、
紫色というのは、ほとんどないかもしれません。
名前からしてもそうですが、上品で高貴な雰囲気がします。

まだ固いのか、熟さないと美味しくないのか、
小鳥が食べに来るのは、もうしばらく先になります。

葉が大きくて、撮影がなかなか難しいのですが、
ここでは、よいバランスで写すことができました。


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