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#1618 不思議な輪廻
クヌギハケタマバチが産卵をしたクヌギの葉は、異常な形に膨らんで、
フジツボのような突起ができて、虫こぶと呼ばれます。
そこからは、雄と雌が存在をするクヌギハカイメンタマバチが生まれて、
さらにその卵からは、雌だけしかいないクヌギハケタマバチが再び現れるという、
不思議なサイクルを繰り返すと、かつては思われていましたが、
昨年に発表された最近の研究では、やはり別種ではなくて同一種のようです。
ふたつの種が、ひとつの輪廻に共存をするのは、
考えてみればありえないはずなので、当然のことかもしれません。
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#1619 少しずつ変化をして
この数年は、台風の影響をあまり受けずにいたものの、
ひさしぶりに、大きいものがいくつか来ました。
かつては、四国や紀伊半島などに上陸をしていたのが、
東シナ海から日本海に向かうケースが、最近は増えている感じがします。
地球温暖化で、進路が北に上がりつつあるようです。
ノカンゾウというと、夏のイメージでしたが、
近年は気温が高いからなのか、いまの時期でもよく見かけます。
まだ蕾がついているので、10月でも咲いていそうです。
植物の営みも、気象とともに少しずつ変化をしているのかもしれません。
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#1620 ザリガニ受難
5月に改正外来生物法が成立をして、アメリカザリガニの扱いが変わりました。
捕獲や飼育は可能な一方で、再放流や販売などは禁止となります。
この池でもかいぼりがされて、駆除が行われたはずですが、
完全に水を抜いてはいないためか、撲滅には至りません。
体が濡れていれば空気から呼吸ができて、寒い時期は冬眠で過ごせるのに加えて、
ブルーギルなどの天敵が減少をしたことで、むしろ増えたような気がします。
さきいかを糸で結んで、親子がザリガニ釣りを楽しんでいました。
コツさえ掴めば、誰にでも手軽にできるのが魅力です。
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