晴れ、ときどき更新



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2022.7.24
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#1591 とても立派な髭

ヤマグワの木に、キボシカミキリがいました。
3センチ以上はある、そこそこの大物です。

黄色い斑点とともに、立派な触角が特徴で、
雌だと体長の2倍、雄では3倍もの長さがあります。
いかにもカミキリムシ、という感じが素敵です。

我が家にお連れをして、標本のように写します。
コピー用紙の上に置くと、おとなしく撮影に応じてくれたので、
すぐに、さきほどの場所にお帰りいただきました。


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■■■ 2022.7.26 ■■■
#1592 大丈夫かしらん

#1586のカイツブリの雛は、まだ3羽ともいるものの、
目だけが覗いていた子が、いまひとつ元気がありません。
みんなでごはんを食べに出かけても、ぽつんとひとりで残ることが多くなり、
水没しそうな巣で、うつらうつらする毎日です。
そのような状態なので、体格にも差がついてしまい、
他の2羽に比べると、ふた回りはちいさく見えます。

最初のうちは、親鳥もそれなりに気にかけていたようですが、
いまは、あまり相手をしてあげていない感じがします。
生命力のあるものだけが残るのが、自然界かもしれません。


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■■■ 2022.7.28 ■■■
#1593 くねくね

真夏日が続き、そろそろいるだろうかと、
マルタンヤンマがいそうな場所まで足を延ばすと、果たしていました。
昨年は一度もお目にかかれずにいたので、ひと安心です。

暑い日中は休憩モードで、近づいても逃げません。
お腹をくねくねさせて途中で曲げているのは、初めて見ました。
人間が寝返るを打つのと、同じようなものかもしれません。

暗い木陰にいるので、フラッシュで撮影をする人が多いようですが、
自分は相変わらず自然光のみで、木漏れ日を背景に写しました。


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■■■ 2022.7.30 ■■■
#1594 まだ7月なのに

これから8月を迎えるのに、すでに暑い日が続いています。
今年の夏は十分に堪能をしたので、もうそろそろ秋でもよいです。

麦茶を片手に持ち、できるだけ木陰を歩いていたものの、
なんとなく体がよれてきて、熱中症に違いありません。
家に帰ると、床がぐるぐると回転を始めました。
ヒッチコックの映画のような目眩に、思わず笑いがこみ上げてしまいます。

たわわに実るのはマスカットではなくて、ギンナンです。
まだ7月なのに、ここまで大きく成長をしています。


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■■■ 2022.8.1 ■■■
#1595 素敵なカメムシさん 2

素敵なカメムシさんの2匹目は、ムラサキシラホシカメムシです。
大きさは5ミリくらいで、なかなか可愛いくて、
トレードマークのふたつの白い星が、お面のようにも見えます。
光の当たり方で紫色になるというのが、名前の由来とされてはいるものの、
そのような感じはしなくて、いまひとつ釈然としません。

ピントの合う幅を広げたいので、絞りは11くらいにしたいのですが、
意外に素早く動くのと、手ぶれを防ぐことを考えると、
シャッタースピードも、そこそこ速くしないといけません。
マクロレンズでの撮影は、いつも露出の設定で悩みます。


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■■■ 2022.8.3 ■■■
#1596 夏でも冬服

北へは帰らずに、そのまま居着いているオナガガモです。
今年の夏は特に暑くて、大丈夫なのだろうかと心配になりますが、
涼しそうな顔で、のほほんと過ごしていました。

この時期は、地味な色になるはずが、
なぜか生え替わらないようで、見た目は冬と同じです。

カルガモたちと一緒にはいるものの、まるで没交渉のようで、
仲良くもしなければ、喧嘩もしません。
ひとりでのんびりと、まさに羽を伸ばしています。


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■■■ 2022.8.5 ■■■
#1597 ずれていない

猛暑が続いて、人間はばてていますが、
同じく生き物である昆虫も、あまりに高い気温は苦手なようです。

桜の葉の上で、コミスジが休んでいます。
よく飛ぶ蝶ですが、そこそこ休みもするので、
比較的、撮影はしやすいかもしれません。
木々の間の光の抜けを背景にして、フレーミングを決めました。

前翅から後翅へと、白い模様がずれることなく繋がり、
どうしてこのようになるのだろうかと、自然の不思議さを感じます。


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■■■ 2022.8.7 ■■■
#1598 かつてのアイドル

このウェブサイトでは、ひさしぶりのカワセミです。
青や橙色に輝く姿は、相変わらず美しくて、
かつては、池のアイドルとして君臨をしたものの、
最近では、見慣れてめずらしくもないためか、
たとえいても、素通りをする人が多くなりました。

なんとなく、可哀想な感じもしますが、
鳥の立場からすれば、静かな環境で魚を狙えるので、
いまの状態のほうが、好ましいはずです。
人間との自然な関係ができた、といえるのかもしれません。


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■■■ 2022.8.9 ■■■
#1599 交尾の輪

野球場のフェンスに、シオカラトンボがいます。
この場所で見かけるのは、初めてかもしれません。
水辺から離れて、逢瀬を交わしていました。

雄は精子を腹部の付け根に移して、雌とはそこで繋がり交尾をします。
両者の体を安定させるためか、お尻の先で相手の頭を掴むので、
写真のような、輪の状態になるのです。

その後も、2匹で連なりながら飛んでいることもありますが、
浮気をしないように、束縛をしているそうです。


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■■■ 2022.8.11 ■■■
#1600 異常な夏

「晴れ, ときどき更新」も、1600回目になりました。
池のまわりの散策を、この10年ほど続けていますが、
気候の影響もあるのか、生態系は大きく変化をしている感じです。

今年の夏は猛暑日が続き、記録的な暑さです。
多少は涼しい時間帯に、安全に出かけようと思えども、
午前7時には30℃を超えているので、どうしようもありません。
麦茶を持ちながら、木陰を選んで歩いていますが、
撮影をしていると、時間が経つのを忘れてしまうので、
また熱中症にならないように、気をつけなければなりません。


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