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#1584 不屈の精神
#1577のカイツブリが、不屈の精神でまた卵を温めていました。
蛇に襲われたところから、1メートルほどしか離れていませんが、
縄張りの関係で、別の場所には移れないようです。
3日後に見に行くと、巣の影も形もなくて驚きましたが、
付近住民の話によると、無事に3羽の雛が生まれて、
親が背中に乗せて、いずこへかと消えたそうです。
危険を感じると、転居をする習性があるので、
子育てがしやすい環境を見つけて、引越したのかもしれません。
跡形がないのは、古い家を新居に再利用している可能性もあります。
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#1585 素敵なカメムシさん 1
カメムシから連想される言葉は、クサイの一択かもしれません。
姿を見かけると、ほとんどの人が鼻をつまみます。
かくいう自分もそうなのですが、その一方で魅力的なものがいるのも事実で、
ここでは臭いことには蓋をして、素敵な方々をご紹介します。
さすがに立て続けではきついので、間を空けながら掲載をするつもりです。
アカスジキンカメムシは、日本で最も美しい種類ともいわれています。
触覚を両手で綺麗に拭いている姿は、なんとなく人間的で可愛らしいです。
大発生をする年もありましたが、このところは滅多にお会いしません。
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#1586 宿無し
#1584のカイツブリは、強い風と雨で巣が壊れてしまい、
転居を試みたそうですが、よいところが見つからず、
結局は元のところに戻り、家を建て直しています。
いままでにも、ここで営巣をしたカップルたちがいたものの、
わずかな柳の枝を支えにするのは無理があるのと、外敵に狙われやすい場所なので、
孵化までこぎつけたことはなくて、今回は初の快挙です。
雛たちは、しばらくは親の背中にいる時間が長くなるかもしれません。
姿が見えない1羽は、目玉だけが覗いています。
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#1587 最近は少なくて
蝿らしきものをくわえているのは、ウチワヤンマです。
飛翔能力に優れていて、空中で獲物を捕えることができます。
食事をしている間は、周囲に対する意識が薄くなるので、
時間をかけて、被写体と平行になるように写しました。
公園で見かけるトンボの種類や数は、一時期はかなり増えましたが、
この数年は、減少をしているように感じます。
池の整備や、工事による環境の変化、
さらには、昆虫採集をする人が増えたことにより、
個体数が多くはない中で、繁殖がしにくい状況なのかもしれません。
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#1588 人気者
かつてのアイドルはカワセミで、しばらく前はオオタカがブームでした。
近年は都市部にも進出をしてきて、たまに見かけますが、
遙か離れた高い場所にいることが多くて、撮影は難しいかもしれません。
ワシとタカは、どちらもタカ科に属していますが、
なんとなく大きいのが前者、ちいさいと思われるものが後者で、
明確な区分けはないようで、意外にアバウトです。
右に見えるのが巣で、直径は1メートルほどになります。
これだけの枝をかき集めるのは、さぞや大変に違いありません。
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#1589 寝るしかない
先月のように、35℃を超えることはないものの、
それでも、真夏日が続いています。
もこもこしている猫は、冬は暖かくてよいのですが、
この暑さでは、日陰で寝て過ごすしかありません。
最近は野良猫が去勢をされて、自然界では増えないために、
見かける数が、激減しているように感じます。
販売をする犬猫に、マイクロチップの装着が義務化されたので、
棄てられる子は、これからは少なくなりそうです。
可愛い顔に出会う機会は、さらに減るのかもしれません。
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#1590 それほど似ていない
ホタルガは3センチくらいの大きさで、独特の存在感があります。
このあたりではそれほど多くはなくて、会えない年もあるので、
お目にかかれると嬉しくなり、必ず撮影をするのです。
蛍に擬態をしているとされていますが、それほどメリットが感じられないのと、
贔屓目に見ても、あまり似ているとは思えません。
やはり他人の空似で、人間がそのように考えているだけのような気もします。
かなり近づいて写しても、逃げたりはしませんが、
その気になれば、そこそこのスピードで飛ぶことができるようです。
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