晴れ、ときどき更新



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2022.6.13
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#1571 鳥も歩きたい

ほぼ平年と同じ頃の、6月6日に梅雨入りをしました。
雨になると、公園の人出が減ります。

アオサギやカルガモは、この時が待ち遠しいようで、
普段はできない、静かな遊歩道での散策を楽しんでいます。
人間の気分を味わいながら、歩いているのかもしれません。

雲が厚い日は、光の量が少ないので、
感度が低いフィルムの時代は、なかなか撮影ができませんでしたが、
多少の降りであれば、いまは気にせずに出かけています。


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■■■ 2022.6.15 ■■■
#1572 エゾとついていますが

エゾオナガバチが、エノキに飛んで来ました。
あたりの様子を伺いながら、葉の裏に止まります。

#1467のオオホシオナガバチに、外見が似ていて、
ヒラアシキバチの幼虫を探して、そこに産卵をするのも同じですが、
翅の黒紋がないことで、容易に見分けがつきます。

名前はエゾでも、全国で見られる種類です。
体長は5センチくらいはあり、さらに長い産卵管が出ていますが、
木の中にいる獲物を狙うには、このくらいは必要なのかもしれません。


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■■■ 2022.6.17 ■■■
#1573 まるで杭打ち機

エゾオナガバチは触角を使い、木の中にいる獲物を見つけて、
ヒラアシキバチが開けた穴を利用して、卵を産みつけるようです。
まるで杭打ち機のように、ほとんど垂直に入ります。

蜂の毒針は、産卵管が変化をしたもので、
これほど長いもので刺されたら、ひとたまりもありませんが、
人間を襲わないため、安心をして撮影ができます。

いつもいるわけではなくて、用事が済むと飛んで消えました。
見かけるのは、晴れた暖かな午後が多いです。


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■■■ 2022.6.19 ■■■
#1574 蛇苺

地面を這うように生える、ヘビイチゴです。
綺麗な黄色い花が咲き、艶やかな赤い実がつきます。

美味しそうですが、不味いらしいです。
口にした植物学者が、騙されたと逆恨みをしたのか、
それとも、間違えて食べてしまわないように、
一般的にはあまり好かれない蛇を、名前に入れたのかもしれません。

このような撮影ではいつも、どのくらいぼかすかで迷います。
105mmのマクロレンズで、絞りはf8にしました。


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■■■ 2022.6.21 ■■■
#1575 まだ子供ですが

こちらは本物の蛇、アオダイショウが木登りをしています。
身長はそこそこありますが、ウエストが1センチ程度しかない子供です。

このくらいの大きさだと可愛いくて、性格も穏やかとはいえども、
朝ごはんにコーンフレークを食べてくれるわけではなく、食生活が一致をしないので、
我が家にご招待をしたくても、残念ながらお連れできません。

変温動物ということもあり、日光浴は大切だと思いますが、
いまの時期は日射しが強くて、ぼんやりしていると焼き蛇になりかねないため、
こまめに移動をしながら、居心地のよい場所を探しているようです。


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■■■ 2022.6.23 ■■■
#1576 大型輸送機

今年になり、なんと3匹目のオオミズアオがいました。
これほどお逢いできるのは、初めてかもしれません。
地上に近いところにいたので、羽化をして間もないようです。

翅を広げると、左右で10センチはありそうな大物で、
お腹が太くて、まるで大型輸送機のようです。
よく飛べるものだと、感心をしますが、
成虫の口は退化をして、飲まず食わずで生きていくので、
そのためのエネルギーを、すべて蓄えておく必要があると考えれば、
このような体型になるのは、当然なのかもしれません。


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■■■ 2022.6.25 ■■■
#1577 天敵襲来

池の上で大騒ぎが起きているので、近づいてみると、
カイツブリのマイホームに、大きなアオダイショウがいます。
柳の枝を伝わりながら、巣まで降りてきたようです。

両親は必死に追い出そうとするものの、直接の攻撃はできません。
けたたましく鳴き続けて、激しく水面を叩いて威嚇をしますが、
蛇は臆する様子もなく、しばらくすると立ち去りました。

あるはずの卵がすべてなくなり、2羽ともに悄然としています。
あたりは静かになり、それまでの喧噪が嘘のようです。


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■■■ 2022.6.27 ■■■
#1578 美しいゼフィルス

ミズイロオナガシジミを、#1568でご紹介をしましたが、
こちらもその仲間の、ウラナミアカシジミです。
このあたりにいるゼフィルスでは、最も派手で美しいと思います。

幼虫が好むクヌギが多いために、6月になるとたまに見かける種類です。
林の中を軽快に飛び回りますが、休息もそこそこしてくれて、
発見をしさえすれば、写しやすいかもしれません。

薄暗い場所にいることが多く、撮影時の感度は上げる必要があります。
フラッシュは使わないので、ISOを6400にしました。


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■■■ 2022.6.29 ■■■
#1579 魚のようなキノコ

広葉樹の切り株に、マスタケが生えていました。
サーモンに色が似ているのが名前の由来ですが、この個体は黄色味が強くて、
かつてアイカワタケと呼ばれていたものに、種類的には近いのかもしれません。

ほとんどの場合は、平たく皿状に成長をするのですが、
ここでは塊になり、大人の拳ほどもあり、
巨大魚のクエが、大きく口を開けているようにも見えます。

生では毒があり、火を通せば大丈夫とされてはいるものの、
これを食卓に出されても、なかなか箸が進まないと思います。


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■■■ 2022.6.30 ■■■
#1580 黒猫参上

近所の神社は、#1007の猫の縄張りでしたが、
その子が天に召されてからは、誰も棲みついていません。
よい物件なのに、勿体ない気がしていたら、
最近になり、黒い猫を見かけます。
新参者ということで、まだ人に慣れていないのか、
近くに寄ろうとすると、すぐに逃げてしまうのが残念です。

これから、少しずつ距離を縮めたいと思います。
お参りをする機会が増えて、お賽銭も差し上げないといけないので、
まさに、招き猫かもしれません。


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