晴れ、ときどき更新



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2022.5.4
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#1551 2年ぶりの花

2年ほど前に枝を落としてから、公園のフジが咲かなくなり、
心配をしていたのですが、ひさしぶりに花を見ることができました。

ロウバイやハギなどは、同じように切られた後で、
そのまま、立ち枯れてしまいました。
かつては、熟練の職人さんが手入れをしていたものが、
最近は、あまり経験のない人が作業をされているのかもしれません。

真下からの見上げる角度で、重なり合うように写します。
逆光なので、露出補正はプラスに強めです。


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■■■ 2022.5.6 ■■■
#1552 可愛いのかもしれない

ケヤキの木に、オオミズアオがいました。
かなり綺麗なので、羽化をして間もないようです。

翅の左右の幅は10センチ以上と、このあたりでは最大の蛾で、
たまに街灯にも来ますが、滅多にお目にかかれません。

撮影をしていると、可愛いなあという声がします。
振り返ると、高校生らしき男子がふたりいました。
個人的には、さすがにそこまでは思わないのですが、
最近の若い人たちは、違う感性があるのかもしれません。


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■■■ 2022.5.8 ■■■
#1553 縄張り奪還

池のほとりに座り込んでいたら、すぐ隣に鳥が止まりました。
よく見ると、#1528のハクセキレイです。
縄張りを奪還して、その報告に来てくれたのかもしれません。

もともと人間を怖がらない種類ですが、この子は特に慣れています。
手を伸ばすと届くところにいても平気で、そのうちに肩に乗りそうな勢いです。
望遠ではピントが合わない距離なので、マクロレンズに交換をして写しました。

鳥とのコミュニケーションは、基本的にかなり良好なので、
自分に前世があるとしたら、もしかすると始祖鳥なのかもしれません。


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■■■ 2022.5.11 ■■■
#1554 ちいさなツノ 1

ツノゼミのように見えますが、日本にはこれほど立派な突起を持つものはいません。
近い親戚にあたる、タケウチトゲアワフキです。
大きさは1センチにも満たなくて、風が吹くと揺れてしまい、
ピントを合わせるのが大変なので、穏やかな陽気の日に写しました。

ヘビガイみたいなものを枝にこしらえて、その中で幼虫の頃は過ごして、
成虫になる時には、名前の通りに泡とともに現れます。

これは羽化して間もない状態で、しばらくすると黒くなるはずです。
せめて3センチくらいあれば、カブトムシのような人気者になれたのかもしれません。


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■■■ 2022.5.13 ■■■
#1555 ちいさなツノ 2

ヒゲブトハナムグリは、まさに名前の通りの虫です。
雄にだけですが、トナカイのツノのような触角があります。

姿を見ることができるのは、5月の短い間だけで、
ハルジオンなど、花にも訪れるようですが、
見かける時は、葉の上でぼんやりとしていることが多いので、
それほど、食いしん坊ではないのかもしれません。

1センチほどしかなくて、本来はピントを合わせるのが大変なはずですが、
まるで動かずにいてくれるために、楽に撮影ができました。


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■■■ 2022.5.15 ■■■
#1556 葉が有名

ホオノキの花は、直径が20センチほどもあり、
中央の赤い部分が雌しべになり、そのまわりにあるのが雄しべです。
地上から高いところに咲くのと、花びらの傷みが早いので、
綺麗に写すのは、なかなか難しいかもしれません。

一般的には、葉がよく知られていて、
大きくて殺菌作用があるため、朴葉焼きや朴葉寿司などに使われます。

色と形が際立つように、背景を暗く落としながら、
左右には光のアクセントを入れて、奥行き感を出しました。


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■■■ 2022.5.17 ■■■
#1557 雨上がりの大物

雨上がりに、オオヤマトンボが羽化をしていました。
お腹の部分は、これからさらに細く長く伸びて、
縞模様が明瞭になり、精悍な感じに変身をします。

10センチはあろうかという、そこそこの大物ですが、
比較をする物がないと、なかなか大きさが伝わりません。
できるならば、隣に10円玉を置きたいところです。

成虫と抜け殻のカタチを、綺麗に写し出すために、
背景をぼかして、ムラバックのように単純化しました。


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■■■ 2022.5.19 ■■■
#1558 走り梅雨

5月になり、25℃を超える夏日が増えてきました。
ジャケットを着る必要がなくて、肩が軽いのは嬉しいものの、
一方で嫌なのは、蚊などが現れることです。

もともと狙われやすい体質の上に、撮影で動かないでいると、
格好のターゲットになり、文字通りにボコボコにされてしまいます。
虫除けを塗らないといけなくて、それはそれで面倒です。

このところ、ぐずついた空模様の日が続いています。
そろそろ、走り梅雨なのかもしれません。


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■■■ 2022.5.21 ■■■
#1559 三角関係

このところ、曇りや雨が続いていましたが、
ひさしぶりに、ようやく青空です。

追いつ追われつ、くんずほぐれつしながら、
センダンの木の遙か上空を、3匹の蝶が飛んでいたので、
カメラを真上に向けて、300mmのレンズで写しました。

アオスジアゲハの雌雄はよく似ているのと、距離が遠いために、
断定はできませんが、1匹の雌と2匹の雄ではないかと思います。
たぶん、三角関係のもつれです。


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■■■ 2022.5.23 ■■■
#1560 浦島太郎

仏炎包を持つ植物を、いままでにいくつかご紹介をしましたが、
このウラシマソウは、今回が初めてです。

不思議な形状をしていますが、ミズバショウの白い部分と同じ構造なので、
そうであれば、なるほどとも思えます。

浦島太郎が釣りをしているように見える、というのが名前の由来です。
ムチのようなものが、なんの役に立つのかよくわかりませんが、
これほど長いものが、意味もなく出ているはずもないので、
受粉をする昆虫が内部に入るための止まり木、なのかもしれません。


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