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#1553 縄張り奪還
池のほとりに座り込んでいたら、すぐ隣に鳥が止まりました。
よく見ると、#1528のハクセキレイです。
縄張りを奪還して、その報告に来てくれたのかもしれません。
もともと人間を怖がらない種類ですが、この子は特に慣れています。
手を伸ばすと届くところにいても平気で、そのうちに肩に乗りそうな勢いです。
望遠ではピントが合わない距離なので、マクロレンズに交換をして写しました。
鳥とのコミュニケーションは、基本的にかなり良好なので、
自分に前世があるとしたら、もしかすると始祖鳥なのかもしれません。
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#1554 ちいさなツノ 1
ツノゼミのように見えますが、日本にはこれほど立派な突起を持つものはいません。
近い親戚にあたる、タケウチトゲアワフキです。
大きさは1センチにも満たなくて、風が吹くと揺れてしまい、
ピントを合わせるのが大変なので、穏やかな陽気の日に写しました。
ヘビガイみたいなものを枝にこしらえて、その中で幼虫の頃は過ごして、
成虫になる時には、名前の通りに泡とともに現れます。
これは羽化して間もない状態で、しばらくすると黒くなるはずです。
せめて3センチくらいあれば、カブトムシのような人気者になれたのかもしれません。
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#1555 ちいさなツノ 2
ヒゲブトハナムグリは、まさに名前の通りの虫です。
雄にだけですが、トナカイのツノのような触角があります。
姿を見ることができるのは、5月の短い間だけで、
ハルジオンなど、花にも訪れるようですが、
見かける時は、葉の上でぼんやりとしていることが多いので、
それほど、食いしん坊ではないのかもしれません。
1センチほどしかなくて、本来はピントを合わせるのが大変なはずですが、
まるで動かずにいてくれるために、楽に撮影ができました。
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#1556 葉が有名
ホオノキの花は、直径が20センチほどもあり、
中央の赤い部分が雌しべになり、そのまわりにあるのが雄しべです。
地上から高いところに咲くのと、花びらの傷みが早いので、
綺麗に写すのは、なかなか難しいかもしれません。
一般的には、葉がよく知られていて、
大きくて殺菌作用があるため、朴葉焼きや朴葉寿司などに使われます。
色と形が際立つように、背景を暗く落としながら、
左右には光のアクセントを入れて、奥行き感を出しました。
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#1557 雨上がりの大物
雨上がりに、オオヤマトンボが羽化をしていました。
お腹の部分は、これからさらに細く長く伸びて、
縞模様が明瞭になり、精悍な感じに変身をします。
10センチはあろうかという、そこそこの大物ですが、
比較をする物がないと、なかなか大きさが伝わりません。
できるならば、隣に10円玉を置きたいところです。
成虫と抜け殻のカタチを、綺麗に写し出すために、
背景をぼかして、ムラバックのように単純化しました。
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#1558 走り梅雨
5月になり、25℃を超える夏日が増えてきました。
ジャケットを着る必要がなくて、肩が軽いのは嬉しいものの、
一方で嫌なのは、蚊などが現れることです。
もともと狙われやすい体質の上に、撮影で動かないでいると、
格好のターゲットになり、文字通りにボコボコにされてしまいます。
虫除けを塗らないといけなくて、それはそれで面倒です。
このところ、ぐずついた空模様の日が続いています。
そろそろ、走り梅雨なのかもしれません。
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#1559 三角関係
このところ、曇りや雨が続いていましたが、
ひさしぶりに、ようやく青空です。
追いつ追われつ、くんずほぐれつしながら、
センダンの木の遙か上空を、3匹の蝶が飛んでいたので、
カメラを真上に向けて、300mmのレンズで写しました。
アオスジアゲハの雌雄はよく似ているのと、距離が遠いために、
断定はできませんが、1匹の雌と2匹の雄ではないかと思います。
たぶん、三角関係のもつれです。
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#1560 浦島太郎
仏炎包を持つ植物を、いままでにいくつかご紹介をしましたが、
このウラシマソウは、今回が初めてです。
不思議な形状をしていますが、ミズバショウの白い部分と同じ構造なので、
そうであれば、なるほどとも思えます。
浦島太郎が釣りをしているように見える、というのが名前の由来です。
ムチのようなものが、なんの役に立つのかよくわかりませんが、
これほど長いものが、意味もなく出ているはずもないので、
受粉をする昆虫が内部に入るための止まり木、なのかもしれません。
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