晴れ、ときどき更新



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2022.4.15
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#1541 また急に寒くなり

4月だというのに28℃を超えて、初夏のような暑さを記録しましたが、
午前0時から朝にかけて、どんどんと気温が下がり、
翌日の昼には最高でも13℃しかなくて、まるで冬のようです。

一緒にルームシェアをしているベルツノガエルは、前の日は喜んで跳ねていたものの、
あまりの急激な変化に、気絶をしたように静かになりました。
自分のような哺乳類でも、差が15℃もあると厳しいです。

この枝垂桜は、かつてはもう少し賑やかに咲いていたはずが、
どうしたことか、今年はいまひとつの感じがします。


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■■■ 2022.4.17 ■■■
#1542 子育てのシーズン

すでにソメイヨシノは散り、これからは新緑の季節です。
渡り鳥たちは、北の国へと向かい、
この場所に棲みついているものたちは、子育てのシーズンを迎えます。

かつてよりも、カルガモが増えました。
孵化した数よりも多いようなので、どこからか飛んで来たのかもしれません。
その一方で、池の広さには変わりがないために、
巣作りの時期には、縄張り争いが激化をするようです。
多くの場合は、最初から優劣がついているものの、
お互いに噛み合うような、壮絶な喧嘩になることもあります。


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■■■ 2022.4.18 ■■■
#1543 ピンクムーン

アメリカでは年12回の満月に愛称があり、4月はピンクムーンです。
花が咲く頃ということで、そのように呼ばれていますが、
日本でも桜の時期と重なるので、馴染みやすい名前かもしれません。

今月は17日で、まんまるになるのは早朝ですが、
その時間は眠たくて寝ていたいので、前日の夜に写してしまいます。
最初のうちは隠れていて、どうだろうかと気を揉んだものの、
次第に空が明るくなり、きちんと姿を見せてくれました。
雲が光で縁取られ、幻想的な雰囲気がして、
自分が狼ならば、思わず遠吠えをしたくなる美しさです。


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■■■ 2022.4.20 ■■■
#1544 由々しきこと

キタテハに続いて、ルリタテハも冬眠から目覚めて、
この春は、早くも数匹にお目にかかれています。

撮影をしていると腕に止まろうと飛んで来て、すでに3回もたかられました。
大好きな樹液の匂いがするからだとすれば、これは由々しきことで、
風呂に入る時は、もう少しきちんと体を洗わなければなりません。

翅が綺麗なので、秋に羽化をしてすぐに眠りについたようです。
半分は日陰で、日向にいれば暖かいのにと思いますが、
もしかすると、日射しが強すぎるのかもしれません。


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■■■ 2022.4.22 ■■■
#1545 婦唱夫随

ソメイヨシノに続いて、八重桜のカンザンが咲きました。
初夏のような暖かい陽気が続いたために、一気に満開です。

あまりにたくさんの花がついて、それもなかなか散らないので、
なんとなく下品な感じがする、と仰る方もおられるものの、
これはこれで華やかな雰囲気があり、個人的には好みです。

お年寄りのご夫婦が、お花見がてらに散策をされていました。
夫唱婦随というよりも、婦唱夫随という感じです。
穏やかな日が、長く続くことを祈ります。


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■■■ 2022.4.24 ■■■
#1546 ボディランゲージ

4月も中旬になると、アジアイトトンボが羽化をします。
これから初夏に向けて、いろいろな種類のトンボが出てくるはずです。

奥のほうで水色にぼけているのは、同じ仲間の雄です。
たまたまかもしれませんが、手前にいる雌の近くを飛んだところ、
写真のように、お腹を湾曲させるポーズをされてしまいました。
交尾を拒絶する、あるいはその他の理由により、
こちらに来ないでくださいということを示す、一種のボディランゲージのようです。
モンシロチョウなども、似た格好をする場合があり、
このウェブサイトでも、#361でご紹介をしています。


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■■■ 2022.4.26 ■■■
#1547 緑の季節

散策をしていても、いつも俯いてばかりで、
ついには、道に落ちている千円札を発見した自分ですが、
初夏を迎えるこの時期は、上を向いて歩くようにしています。
新緑のあまりの美しさに、汚れた心が洗われるようで、
お金を見つけても、そのまま懐に入れようという気になりません。

木々の成長が早いところでは、まるで緑の天井の下を歩いているようで、
家の中では得られない、贅沢な気分が味わえますし、
冬の寒さから解放されて、上着がいらなくて肩が軽くなるため、
アウトドアで過ごすには、最高の季節です。


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■■■ 2022.4.28 ■■■
#1548 秋の蛹は

越冬をしてきたキタキチョウやキタテハ、ルリタテハなどに加えて、
この春に羽化をした蝶たちも、いろいろと飛び始めています。
大きなナミアゲハやクロアゲハなども、普通に見かけるようになりました。

ジャコウアゲハは、1年のうちに数回の産卵を行いますが、
10月くらいに蛹になるものは、それからどれだけ暖かい日が続いても、
成虫にはならずに、そのまま冬を越すようです。
寒さに向かう時期に外に出ても、どうしようもないので、
秋のものにだけ、そのような情報が織り込まれているのだとしたら、
自然の営みは、本当によくできていると思います。


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■■■ 2022.4.30 ■■■
#1549 桐の花

4月だというのに、初夏のような陽気があるかと思えば、
その直後には急激に気温が下がり、まだ暖房が欲しい日もあります。
このくらいの年齢になると、暑さ寒さなどは必要がなくて、
ぬるま湯みたいな環境が、最も過ごしやすいのです。
地軸が垂直になり、春と秋だけになれば嬉しいかもしれません。

桐の花は高いところにあるので、知らない人が多いようです。
曇り空を背景にして、見上げるように写しました。
地面に落ちているものを拾い上げて、鼻を近づけてみると、
箪笥ではなくて、上品な香水のような匂いがします。


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■■■ 2022.5.2 ■■■
#1550 大発生の予感

カメムシには当たり年があるのか、大発生をすることがあり、
このところ、クヌギカメムシの幼虫をよく見かけます。
卵の状態で春を迎えたものが、一気に孵化をしたようです。

成虫は緑一色ですが、子供の頃は派手な警戒色で、
正直なところ申し訳ないですが、やや気持ちが悪い感じです。

名前の通りに、我が家のあたりに多いクヌギの木にいて、
知らないうちに、バッグや服の上を歩いているので、
言葉が通じないのは百も承知で、やめてくれよと言いたくなります。


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