![](h1531S.jpg)
写真をクリックすると拡大します
#1532 雲のホリゾント
春になると、花曇りの日が多くなります。
雲で覆われた空は、フレーミングから外すのが一般的なのかもしれませんが、
自分の場合は、白いホリゾントで写すような感覚で、
積極的に取り入れて、背景として活用をすることも多いです。
満開の梅の蜜を吸いに、メジロが来ていました。
寒くなると暖かな平地に下りてきて、夏は涼しい山のほうで過ごすという、
セレブリティのような、優雅な生活を過ごしています。
ひと月ほど前に比べると、見かける回数が少ないので、
もしかすると、そろそろ移動を始めているのかもしれません。
写真をクリックすると拡大します
#1533 春猫も暁を覚えず
昨日の朝は、布団から出たのが午前10時でした。
睡眠時間が9時間というのは、実にひさしぶりです。
小動物のように、いつも緊張をしながら寝ているために、
夜のうちに、5回くらいは目を覚まします。
古い中国の詩にある、春眠暁を覚えずの意味は、
気持ちがよくて朝が来ても気がつかない、ということらしいので、
自分のように度々起きているのに、ぐずぐずしているのは、
風流とはいえなくて、単なる怠け者なのかもしれません。
この猫も、なんとなく眠たそうです。
写真をクリックすると拡大します
#1534 花の命は
シデコブシは、コブシほどには大きくならないため、
ヒメコブシとも呼ばれ、庭木として園芸品種が作られています。
そのひとつが、赤く咲くベニコブシです。
モクレンほどではありませんが、綺麗な期間が短いために、
ぼやぼやしていると、美しい姿を撮り損ないます。
まさに、花の命は短いのです。
しわしわの花びらがたくさんあり、そこに影が落ちると煩雑な感じがするので、
直射日光を避けて、柔らかな光を選んで写しました。
写真をクリックすると拡大します
#1535 お怒りなのかも
メジロのことをウグイスだと、たまに間違えている人がいますが、
こちらが正真正銘の、ホーホケキョと鳴くほうです。
藪に隠れていて、体色も地味で目立たないので、
雌にアピールをするために、美しい声を出しているのかもしれません。
普段は茂みの中で、静かに潜んでいるはずが、
明るい場所に出てきて、ばたばたと騒いでいました。
自分の縄張りで工事が始まり、黒と黄色のロープが張られたために、
ご立腹なのか、心なしか顔つきが険しいようです。
写真を撮られていることにも、気がついていないのかもしれません。
写真をクリックすると拡大します
#1536 暮れる頃
散策の帰りに、池にある桜を見に行きました。
夕方には西日の逆光になり、雰囲気のよい場所です。
この日は朝から曇り空で、少しだけ雲が切れつつあります。
飛んでいるカラスを点景として入れるのは、もしかすると得意かもしれず、
右に出る者はいたとしても、左に出る者はいません。
この能力が人生でなんの役にも立たないのが、かえすがえすも残念です。
意地悪やいたずら好きなので、嫌われたりもしますが、
シルエットにすると、写真映えがする鳥です。
写真をクリックすると拡大します
#1537 言い得て妙
チューリップが植えられている隣から、ツクシが顔を出していました。
漢字で書くと土筆で、まさに言い得て妙という感じです。
子供の頃に、どこかの土手に大量に生えていて、
たくさん摘んできて、佃煮にして食べた記憶があります。
残念ながら、味は覚えていません。
花壇には入れないので、その外から写すことになります。
手前にある植物の緑を、薄くボケで入れて、
茎を淡い色合いにして、胞子が出る部分を目立たせてみました。
写真をクリックすると拡大します
#1538 陽あたりのよい場所
晴れた日には、キタテハを見かけます。
いまの時期に飛んでいるのは、冬を越えてきた子たちです。
一丁前に縄張りを持つようで、同じ場所に2匹いると落ち着きがありません。
片方が日光浴をしていると、もう一方が邪魔をしに来るために、
なかなか静止をしないので、撮影にはやや苦労をしました。
日向になるところは、いくらでもあるはずですが、
よりよい場所を確保することで、雌との出会いの機会が増えるのかもしれません。
翅を開いた姿は、#983でご覧をいただけます。
写真をクリックすると拡大します
#1539 初夏のような
ほんのしばらく前まで、ヒートテックで防御をしていたというのに、
最高気温が28℃になるなど、汗ばむような日が続いています。
このまま暖かくなれば文句はないのですが、しばらくするとまた寒くなるようです。
初夏のような陽気に誘われて、池もボートで大賑わいです。
休日には、乗り場に長い行列ができていました。
混雑から逃れて、静かなお寺のほうへと向かうと、
ソメイヨシノに続いて、枝垂桜が見頃を迎えています。
夕方の光の中で輝く、弘法大師さまです。
写真をクリックすると拡大します
#1540 こちらは関東の人
このウェブサイトで、タンポポの花を取り上げるのは初めてです。
かつては、ヨーロッパが原産地のセイヨウタンポポが幅を利かせていましたが、
近所の花壇に、カントウタンポポが植えられたことにより、
その種子が飛んで、いまはあちらこちらで在来種にも出会えます。
花と茎の境目にある総苞片が、上向きか垂れ下がるか、
または葉のギザギザの形状の違いで、どちらなのかの見分けがつきます。
個人的な感覚では、写真にするのが難しい植物です。
綺麗な形で咲いたものを見つけたので、ひさしぶりに撮影をしてみました。
写真をクリックすると拡大します