晴れ、ときどき更新



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2022.3.7
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#1521 セツブンソウ

ひさしぶりに、寒さが身に染みる冬でしたが、
このところ気温が上がり、開花が一気に進みそうです。

名前の通り、セツブンソウは2月頃から咲き始めます。
可憐で綺麗ですが、地面に近いところにあるので、
ぼんやりしながら歩いていると、見逃してしまうかもしれません。

白いひらひらは萼で、退化をした花びらは黄色のぽちぽちになり、
その先端からは蜜が出るという、不思議な構造をしています。
青いのが雄しべで、その中央にあるのが雌しべです。


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■■■ 2022.3.8 ■■■
#1522 シロとアカ

#806でシロハラをご紹介しましたが、こちらはアカハラで、
名前の通りに、お腹が赤いのが特徴です。

両者とも、冬になると平地に来るツグミの仲間で、
大きさや姿だけではなくて、行動様式もよく似ています。

どちらも、森や林のような場所にいて、
落ち葉をがさがさしながら、ミミズや昆虫や木の実などを捜します。
シロのほうは、鬱蒼とした暗がりにいることが多くて、
一方のアカは、やや光が入るところが好きなようです。


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■■■ 2022.3.11 ■■■
#1523 これから見頃

ひさしぶりに今年は、寒い冬が続いていましたが、
先月の終わり頃から、暖かい日が増え始めて、
あちらこちらで、開花が急ピッチで進んでいます。

ソメイヨシノは、元々が1本の原木をルーツにしているので、
同じところに植えられていれば、ほぼ一斉に咲き始めるそうです。
一方で梅は、生い立ちや種類がさまざまなためか、
すでに見頃が終わり、散り始めているものがあるかと思いきや、
まだ、ほとんどが蕾のままという木もあります。
枝垂れ系は、どちらかというと遅めなのかもしれません。


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■■■ 2022.3.12 ■■■
#1524 相変わらずの大所帯

自治体の調査によれば、都内にいるカラスの数は、
巣の撤去やゴミ対策により、10年前に比べると70%も減少をしているそうです。
我が家の近くは、言われてみればそうかなあという程度で、
多少の増減を繰り返しながら、あまり変化をしていないような気がします。
都心を追われたものが、棲みやすいこのあたりの自然林に来ているのかもしれません。
冬になるといくつかの群れが合流して大集団となるために、さらに多くなる感じです。

遊歩道を歩いていたら、目の前30センチほどのところに糞を落とされました。
またしても危うく、ウンがついている男になるところです。
偶然ではなくて、明らかに狙われているに違いありません。


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■■■ 2022.3.14 ■■■
#1525 花曇りの日

オナガガモたちは、すでに北へと旅立ちましたが、
マガモのカップルは、まだ池にいます。
水入らずで幸せそうですが、2羽だけで帰ることができるのか心配です。

雄はあたりの警戒を怠らず、雌は自由奔放にのびのびとしています。
本物のカモがいる~、と子供が叫んでいました。
カルガモはニセモノ扱いされてしまい、なんだか可哀想です。

薄い雲のベールに覆われた空が、水面に映り込んでいます。
ディフューズされた柔らかな光が、いかにも春という感じです。


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■■■ 2022.3.15 ■■■
#1526 最高気温25℃の日

ファーのようなものが枝の高いところに掛けてあり、カラスのいたずらかと思いきや、
そのうちに長い尻尾が垂れ下がり、生きているハクビシンだとわかりました。
夜行性ということもあり白昼に見たのは初めてで、大きさからするとまだ未成年かもしれません。
江戸時代にはすでに日本にいたようで、在来種だという説もありますが、
毛皮用に持ち込まれたものが野生化をした外来種として、いまは定められているようです。

木登りは上手なはずなのに、池に落ちてしまいました。
しかし泳ぎも達者で、無事に向こう岸にたどり着いたようです。
暖かな木の上でうたた寝をしているうちに、まわりを多くの観客に囲まれてしまい、
安全なルートを探しながら帰るつもりが、足を滑らせたのかもしれません。


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■■■ 2022.3.17 ■■■
#1527 春だなあ

先月の末あたりから、暖かな日が続いています。
ジャケットを着ないで、長袖のシャツだけで出かけると、
体が軽く感じられて、春だなあと思うのです。

それはそれで嬉しいものの、凄い早さで開花が進み、
少し前までは蕾の木々も、瞬く間に満開です。
ろくに見ていないのに、もう散り始めてしまいます。

左側は寒緋桜、右は河津桜。
日射しが柔らかな、花曇りの状態でも眺めてみたい景色です。


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■■■ 2022.3.19 ■■■
#1528 ここにいます

林の中を歩いていると、目の前に鳥が舞い降りて来て、
もしやと思い確認をすると、#1128の指先のないハクセキレイでした。
以前は池にいたものの、最近は姿が見えなくなり、
心配をしていたのですが、いまはここに棲んでいるのかもしれません。

とりあえずは元気らしくて、安心をしましたが、
嘴を開け閉めしながら、何かを言いたそうで、
縄張りを取られたと、訴えているような気もします。
かつてに比べて、心なしか毛艶が悪い感じですが、
年齢とともに衰えが出るのは、仕方がないのかもしれません。


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■■■ 2022.3.21 ■■■
#1529 ひさしぶりにまんまるに

暖かい陽気が続いていたのに、また急に寒くなりました。
気温が10℃以上も下がり、再び真冬に逆戻りの感じです。
そのような日があると、どうしてよいのかわからなくなり、
布団の中で、半冬眠状態で過ごすしかありません。

この数年は、蕾のうちから鳥につつかれてしまい、
綺麗な球状の花を、なかなか見られずにいたミツマタですが、
今年の春は被害が少なくて、ひさしぶりに丸く写すことができました。
もしかすると、ヒヨドリの数が減少をしているのかもしれません。
咲き始めると甘い香りが漂うので、すぐにわかります。


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■■■ 2022.3.23 ■■■
#1530 甘党の鳥

ソメイヨシノの開花宣言が出て、ようやく本格的な春を迎えました。
ヒヨドリも羽を伸ばして、くつろいでいます。
絞め殺されたみたいな鳴き声で、ルックスも地味かもしれませんが、
所作を見ていると、なかなか可愛いです。

蜜を吸いに、桜や梅によく来るのですが、
コブシの花などは、#1152のように丸ごと食べて、
ミツマタもつつきまくり、無惨な姿にしてしまいます。
鳥の立場からすれば、美しさは関係がなくて、
お腹が満たされるかが問題なので、仕方がないのかもしれません。


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