晴れ、ときどき更新



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2022.2.15
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#1511 憧れの小鳥

自分が子供の頃には、このあたりに野生のメジロはいなくて、
近所の人に飼われているのを、綺麗だなあと眺めるだけでした。

いつかそのうちに、自然の中でお逢いしたいと念じていたところ、
十数年前に初めて、梅の花にいるのを見かけました。
現実に近くに来てくれて、大喜びをしたものです。

それからしばらくすると、どんどんと数が増えて、
いまでは普通にそこいらへんを飛んでいて、もうめずらしくはありませんが、
美しい緑と丸い目を見ると、やはり嬉しくなります。


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■■■ 2022.2.17 ■■■
#1512 面目躍如

1月と2月で3回も雪が降り、近年ではめずらしいことです。
よく氷も張りますし、ひさしぶりに冬の面目躍如という感じがします。

最高でも10℃に届かない日が多くて、気温も低めの傾向が続いているものの、
上から下までヒートテックで固めて出かけるので、それほどの寒さは感じずに、
氷点下のところにいても、さほど気にはなりません。
歩きながら撮るスタイルのこちらとしては、とてもありがたいです。

目につくカモのほとんどが、年間を通して棲みついているカルガモになりました。
みなさん池の中にいますが、そのほうが暖かいのだと思います。


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■■■ 2022.2.19 ■■■
#1513 超季節外れ

近所の空き地で、ゼニアオイの花を見つけました。
ひとつやふたつではなくて、普通にたくさんついています。
初夏に咲くはずなので、とんでもなく季節外れです。

江戸時代に、海外からもたらされた帰化植物で、
そもそもの繁殖力が強いのと、耐寒性もあるので、
条件さえ揃えば、真冬でもこのようなことになるのかもしれません。

いろいろな新発見があるのは、散歩の面白さですが、
ここまで時季がずれていると、どうなのかなあと思います。


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■■■ 2022.2.21 ■■■
#1514 雪浴び

ハシブトガラスが、雪浴びをしています。
池でバシャバシャするのも好きなため、たぶん同じような感覚なのです。
他の鳥たちもしますが、カラスを一番よく見かけるのは、
綺麗好きであるのに加えて、非日常感を楽しんでいるのかもしれません。

白目なのは、気絶をしているわけではありません。
以前にも写真を載せましたが、第3の瞼と呼ばれる瞬膜で、
閉じることにより、目に雪が入らないように保護をします。
犬や猫を始めとした、多くの動物にはついているので、
人間にもあれば、さぞかし便利なはずです。


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■■■ 2022.2.23 ■■■
#1515 越冬中

越冬中のキタキチョウに、ようやく出逢いました。
とりたてて防寒対策をせずに、枝のところにいるだけなので、
見るからに寒そうで、布団を掛けてあげたくなります。
大事な触覚は、翅の内側に隠してあるようです。

熟睡をしているのか、体温が下がり過ぎて動けないのか、
触れるくらいまで近づけたので、楽に撮影ができます。
今週の末には、かなり暖かい日がありそうなので、
その時には、少し飛んでみたりするのかもしれません。
すぐそこに、春の入口は来ているようです。


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■■■ 2022.2.26 ■■■
#1516 サギもいなくて

訪れるカモの数が、最近は一段と少なくなりましたが、
昨年あたりから、アオサギもあまり見かけません。
かつては30羽ほどはいたのに、いまはちらりほらりとしかいないのです。

外来魚の駆除が進んだことが、一因としてはありそうですが、
ハシブトガラスの群れが煩わしいというのも、かなり大きい気がします。
鳥たちも静かな環境で過ごしたいので、仕方がないのかもしれません。

詐欺がなくなるのはよいことですが、サギがいないのは寂しい感じがします。
還暦が近くなると、このような駄洒落を書いてしまうのです。


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■■■ 2022.2.27 ■■■
#1517 春の便り

居座り続けた寒気が北に去り、気温が15℃に達しました。
今年になり、一番の暖かさではないかと思います。
この陽気であれば手袋はいらずに、撮影もしやすくてありがたいので、
もう冬には戻らずに、春に向かい突き進んで欲しいものです。

地面に近いところでは、ホトケノザが咲き始めました。
横から見ると、動物の顔のようで可愛いではありませんか。
オオイヌノフグリも、すでに花をつけています。
もうしばらくして、あちらこちらから春の便りが聞かれるようになると、
マクロレンズを使う機会が、一気に増えるはずです。


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■■■ 2022.3.1 ■■■
#1518 フライング

このところ、かなり暖かい日が続いたためか、
なんと、オオカマキリの卵から幼虫が産まれていました。
しかし、普通ならば200匹くらいが現れるはずが、
わずか2匹だけで、あとは続かないようです。
どうする~とか、ふたりで相談をしているのかもしれません。

いくらなんでも早すぎて、仲間もいないせいか、
所在なさげに、卵鞘の上をうろうろするばかりです。
また寒さが戻ることはありますし、食べ物となる虫も少ないので、
この子たちが無事に育つのは、難しいかもしれません。


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■■■ 2022.3.3 ■■■
#1519 アブない鳥

寒い時期になると、モズは山から下りて平地で過ごし、
縄張りを持ちながら、群れることなく行動をします。
ひとまわり大きなスズメくらいで、可愛いと言う人もいるものの、
嘴の先端の曲がり方からして、危ない奴だというのは一目瞭然で、
高いところから様子を伺い、一気に獲物に襲いかかるのです。
なまらなんくるないさの#618では、雌がアトリを捕えた瞬間を掲載しました。

こちらは雄で、目のあたりが黒いのが特徴です。
しばらく前までつがいでいた相手が、近くに見当たらないのは、
どこかに愛の巣ができて、卵を温めているのかもしれません。


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■■■ 2022.3.4 ■■■
#1520 飛行機雲

雲の種類は、大きく分けると10種類で、
世界気象機関と呼ばれる、国際連合の組織で定められています。

実際にはそれ以外にもいろいろとあり、飛行機雲もそのひとつです。
なかなか消えずに残る時は、上空の湿度が高いということで、
雨が降りやすい状況にある、とも言われています。
延長線上に見える薄く黒い帯は、逆飛行機雲のようなものかもしれません。

たまに見上げると、素敵な空のことがあるので、
使う機会は少なくても、超広角レンズをバッグに忍ばせています。


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