晴れ、ときどき更新



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2022.1.20
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#1501 かつてのような冬

かつての寒さが戻り、池の半分以上が凍りました。
最近は、まるで氷が張らない年もあるので、
これほど冬らしいのは、ひさしぶりの気がします。

その一方で、梅がほころび始めました。
しかし、クリスマスの頃に花を見たこともあるので、
いまの時期に咲いていたとしても、不思議ではありません。

この季節は、景色の変化が乏しいために、
撮るものも少なくて、散歩が早くに終了をしてしまうのです。


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■■■ 2022.1.23 ■■■
#1502 縄張り

秋の終わりになると、ジョウビタキが姿を現します。
夏はロシアなどにいて、一部は日本でも繁殖が確認されているようです。

繁殖期ではない冬は、単独行動をしています。
食べる物が多い北関東に雄が多くて、雌が南のほうまで下りて来るという話を、
かつて聞いた記憶があるのですが、真偽のほどは定かではありません。
このあたりでは確かに、雌を見かけることが多いようです。

縄張りを誇示するためによく鳴いて、比較的狭い範囲を飛び回るので、
動きが素早い小鳥としては、撮影がしやすい気がします。


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■■■ 2022.1.27 ■■■
#1503 冬越しをするトンボ

いまの時期は、ほとんど虫を見かけませんが、
真冬でも、暖かい日が続いたりすると、
チョウやトンボが、ひらひらと飛んでいることがあります。

成虫で冬越しをする、ホソミオツネントンボです。
#1374のオツネントンボの仲間で、かなり似ているものの、
腹部が細長いのと、よく見ると模様も違います。

枯れ草のところにいるために、保護色で目立ちませんが、
春になると、綺麗な青に変身をします。


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■■■ 2022.1.29 ■■■
#1504 強靱な砂肝

キンクロハジロの群れに、スズガモが迷い込んでいました。
外見がよく似ていて、見分けがつきにくいために、
当人もわからずに、間違えたのかもしれません。
チョンマゲ状の冠羽がなくて、嘴の付け根の白い模様が特徴です。

池の底から食べ物を見つけるのは、どちらも同じですが、
前者は雑食ながら草食性が強いようで、クヌギの実を拾いますが、
後者は貝が大好きで、タニシを咥えていました。
そのまま丸呑みをするものの、心配はいりません。
強靱な砂肝で、殻ごとすり潰してしまうのです。


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■■■ 2022.1.31 ■■■
#1505 染料になるキノコ

ヒイロタケは、サルノコシカケの仲間で、
名前の通りに緋色をして、枯れた木に生えます。
派手なので、目につきやすいキノコです。

無毒ですが、無味無臭のために食用にはならなくて、
たとえ口にしても、笑い出したり痺れたりということはありませんが、
実際に試したわけではないので、真偽のほどは不明です。

鮮やかな色は、草木染めのように染料とされますが、
神出鬼没なために、手に入れにくいようです。


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■■■ 2022.2.1 ■■■
#1506 まるまるとした子

カワセミが飛んで来て、柳の枝に止まりました。
嘴の下半分が口紅をつけたように赤いのが、一目瞭然で分かる雌の特徴です。

そこそこの至近距離にいるので、300mmのレンズでもここまで大きく写ります。
人間は自分たちを焼き鳥にして食べたりはしないと、先祖代々言い伝えられているようなので、
これほどにまで近づいて、愛想をふりまいてくれるのかもしれません。

満腹状態なのかメタボなのか、まるまるとしていますが、
ポチャリと池に落ちたかと思うと、スジエビを捕まえていました。
まだ、お腹がすいていたようです。


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■■■ 2022.2.4 ■■■
#1507 春なのに

暦の上では立春ですが、寒い日が続いています。
人間も冬眠ができればよいのにと、いつも思うのです。

#1305の猫が、道端で凍えていました。
わずか1年で、これほどまでに衰えるとは驚きです。
野良で暮らしていると、病気などにかかりやすくて、
飼い猫に比べて、遙かに寿命が短いようです。

通りを眺めながら、食べ物をくれる人を待ちます。
残念なことに、こちらには持ち合わせがありません。


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■■■ 2022.2.7 ■■■
#1508 ひとりで過ごす

ミツマタの蕾はどのような状態だろうかと、見に行きました。
まだ固いですが、ほのかに先端が色づいています。

よく見かけるナミテントウは、冬は集団で暮らすのに対して、
キイロテントウは、単独で過ごします。
話し相手がいなくて、寂しいのではないかと思うのですが、
寒ければ寝ているので、たぶん問題はありません。

一度に産む卵の数が少なくて、大きさが5ミリほどのために、
目立つ色をしていても、お目にかかる機会はあまりないのです。


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■■■ 2022.2.11 ■■■
#1509 ますます寂しく

雄よりはかなり地味な、マガモの雌です。
薄い氷で覆われているとは、知らないで着水をしたのか、
キョトンとした感じで、しばらくフリーズしていたものの、
すぐにまた、どこかへと飛んで消えました。

ここで越冬をするカモは、前の年よりもさらに減少をしています。
常連のハシビロガモも、まるで姿を見ません。
おまけに、まだ2月の上旬だというのに、
最大派閥のキンクロハジロは、早くも大部分がいなくなりました。
静かな池は落ち着くものの、あまりに少ないと寂しいものです。


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■■■ 2022.2.13 ■■■
#1510 うつらうつら

雌よりもかなり派手な、マガモの雄です。
#1506のカワセミに負けず劣らず、なかなか立派な体格で、
あまりにまるまるとしているので、鴨南蛮を思い浮かべてしまいました。

つがいの相手が食事をするのを見守るように、あたりを警戒していたものの、
ついつい眠たくなり、その間にフィアンセは消えてしまいました。
もしかしたら、赤の他人なのかもしれません。

木の柵から少し、脚がはみ出しています。
うたた寝をしながら、踏み外しはしないかと心配です。


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