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#1495 お願いごともなく
年の瀬が近づいたので、観音さまのところにお伺いをしました。
転居をしてから少し場所が離れてしまい、かなりのご無沙汰です。
かつては山のようにお願いごとをしていたので、困惑をされていたと思いますが、
いまはご挨拶をするだけで、無理難題は申し上げないため、
たぶん、安心をしておられるに違いありません。
うろこ雲とかいわし雲と呼ばれる巻積雲が、背後に出ていました。
地面から距離があるところで発生をするために、空が高く見えます。
飛んでいるカラスを撮るのは、そこそこ上手いような気がするものの、
人生においてこの技術は、なんの役にも立ちそうにないのが残念です。
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#1496 これからも淡々と
冬に赤い実をつけるセンリョウは、名前の縁起のよさもあり、
正月の飾り物として、古くから用いられてきました。
日陰でもよく育ち、ほとんど肥料もいらないので、
育てる手間がかからず、あちらこちらでよく見かけます。
新しい年も、近所の公園を撮り歩くつもりです。
ウェブサイトを始めてからの9年弱でも、あたりの環境は驚くほど変わりました。
馴染みのある生き物がいなくなり、初めて見かける新顔がいたりするのですが、
それがよいのか悪いのか、ここでは論じないことにして、
その変化を受け入れながら、これからも淡々と写したいと思います。
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#1497 氷点下の日々
この冬はひさしぶりに、最低気温が氷点下になる日が続いています。
どのくらい池は凍りついているのだろうかと見に行くと、それほどではなくて拍子抜けです。
最近はよく北風が吹くので、水面が動いてしまうのかもしれません。
氷の上に落ちている食べ物を、ハクセキレイが捜しています。
普通の地面は得意な鳥ですが、脚の裏がスノータイヤのようにはできていないので、
時々つるつると滑りながら、それでも上手に歩いていました。
ここには指の先がない子がいたはずですが、それとは違う別の個体がいます。
縄張り争いに勝利をして、居着いているのかもしれません。
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#1498 ひさしぶりの銀世界
天気予報の通りに、午後から雪が降り始めました。
あやふやな記憶によれば、これほど積もるのは一昨年の3月以来です。
やや大袈裟な感じはしますが、ソレルのスノーブーツで出かけました。
南極観測隊に参加ができそうな代物で、これならば絶対に滑りません。
その代わりに、鉛を履いているように重いのです。
めずらしいことに、ヒヨドリがイイギリの実に来ていました。
あたり一面が銀世界になると、食べるものが見つからないために、
それほど好みではなくても、仕方がなく口にしているのかもしれません。
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#1499 あるべき季節感
温暖化のせいか、1月の半ばでも紅葉が綺麗なこともありますが、
年末から気温の低い日が続いて、さすがに今年は見られません。
そもそも、いまの時期に色づいているのがおかしいので、
最近の寒さで、あるべき季節感に戻りました。
数日前と同じように、低気圧が関東の沖合を通り過ぎても、
このところ零度までは下がらないために、冷たい雨になりました。
最後の一葉が、落ちずにこらえています。
かつて撮影をしたのと同じようなシーンを、また写してしまうのです。
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#1500 変わりゆく自然
「晴れ, ときどき更新」も、ついに1500回を迎えます。
近所だけを対象にしていると、ある程度は固定化されてしまうために、
似たような写真も多いものの、なんとかここまでやれました。
主なフィールドである公園が、この数年の間に整備が進み、
綺麗に手入れがされて、見栄えがよくなりました。
その一方で、生き物が暮らす環境も変化をしているので、
被写体の幅が、狭まりつつある気がします。
これからも、散策をしながら撮り続けるつもりですが、
更新の頻度は、やや少なくなるのかもしれません。
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