晴れ、ときどき更新



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2021.9.26
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#1461 一緒にいれば大丈夫

カイツブリの雛は、1羽だけが成長をしました。
このくらいにまでなれば、外敵に狙われる心配はなさそうです。

ごはんをひとり占めできるためか、すでにそこそこ大きいものの、
まだ甘えん坊で、親の背中に乗ろうとして嫌がられています。
さすがにもう、おんぶは無理かもしれません。

シルバーウィークの期間は、次々と来るボートに驚いて、
ピイピイ叫びながら、右往左往していましたが、
お父さんやお母さんの後についていれば、心強い感じがします。


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■■■ 2021.9.28 ■■■
#1462 ぐるぐるハンター

かなり以前の#021でもご紹介をした、カタハリウズグモです。
ご本人は5ミリほどしかなくて、向こう側にいるのでよく見えません。

巣の直径は2センチくらいで、渦巻き状の隠れ帯があります。
最新の研究によると、この模様は身を隠すためだけにあるのではなくて、
紫外線を反射して、より多くの虫を引きつけられるそうで、
なおかつ、満腹時にはデザインが変わるらしいです。

蜘蛛としてはめずらしく毒を持たないので、獲物に噛みついて弱らせることはできませんが、
その代わりに、高速で相手をぐるぐる巻きにして仕留めます。


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■■■ 2021.9.30 ■■■
#1463 光が溢れて

暑い夏が過ぎて、実りの秋になりました。
これはウスヒラタケのようで、食べられるとされていますが、
キノコは似ているものが多くて、種類の特定が難しいのです。
無理をして名前を決めつけないで、わからなければ諦めることも肝心だと、
専門に研究をしている人でさえも、そのように言うくらいなので、
 我々のような素人は、迂闊に手を出さないほうがよいのかもしれません。

光のボケを入れることは、あまりしないのですが、
このシーンでは、木漏れ日が背景に溢れていたため、
めずらしく、積極的に取り込んでみました。


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■■■ 2021.10.2 ■■■
#1464 前蛹状態

全国の数十人のイモムシファン、そして数千万人のアンチイモムシの皆さま、
今年もまた、イモムシたちの季節となりました。
いろいろとご意見がありますことは、重々承知をしておりますが、
できるだけ可愛く写すつもりなので、少しだけお付き合いをいただければ幸いです。

まずご覧をいただくのは、#1261などでご紹介をしたルリタテハの幼虫で、
頭を下にして、アルファベットのJのような形になりました。
これから1日かけて、蛹に変身をするものの、
背中にいるちいさな虫は、寄生をする蜂か蝿の可能性があり、
そうだとすれば、蝶にはなれないかもしれません。


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■■■ 2021.10.4 ■■■
#1465 トゲトゲのせいで

#1464とは別の個体ですが、ルリタテハの蛹です。
ぶら下がりながら1日を過ごした後で、このようになります。

幼虫の服を脱ぎ捨てたら、イモムシ時代のトゲトゲが纏わりついてしまいました。
全身をプルプルと震わせて、なんとか頭のところまでは移動をさせたものの、
角みたいな部分に絡んだまま、どうしても落とすことができません。
結局は諦めたようで、この状態で羽化を迎えそうです。

しばらくすると少し萎んで、枯れ葉のようになりました。
1週間から10日ほどで、綺麗な蝶になるはずです。


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■■■ 2021.10.6 ■■■
#1466 げんなり

秋だというのに、30度を超す日が続きました。
真夏とは違うものの、まだ日射しの厳しさを感じます。

このくらいであれば、個人的には散歩日和ですが、
自前の毛皮を着ている猫は、暑くても脱げないので大変かもしれません。
10月なのになんなのニャー、とでも言いたそうな顔をしています。

日陰になり、コンクリートがひんやりとするのか、
お気に入りの場所で、よく見かけます。
ご飯をくれる人が早く来ないかと、だらしのない格好で待ち構えているのです。


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■■■ 2021.10.9 ■■■
#1467 とてつもなく長い管

#1460で産卵をしていた場所に、オオホシオナガバチがいます。
翅に一対の紋の模様があるので、大星と名付けられました。

ヒラアシキバチの幼虫に卵を産む、寄生バチとして知られていて、
木の表面を触覚でタッチをしながら、獲物を捜すようです。

お尻から出ている黒いものは、細長いケースに収められた産卵管で、
鞘から刀を引き抜くようにして使いますが、刺す力はそれほどはなさそうです。
キバチの穴を使い、そこから挿入をするのかもしれません。


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■■■ 2021.10.12 ■■■
#1468 無事に出ました

#1465と同期生のルリタテハが、無事に羽化をしました。
蛹から抜けるのは早いのですが、出ると意外にのんびりとしています。

同じタテハチョウの仲間の#1354は、お腹がかなり太い状態でしたが、
こちらは、最初からそこそこスリムです。
翅の裏側は、樹皮に同化できるような濃い茶色で、
表面の青い模様が、少しだけ見えています。

ストロー状の口を、伸び縮みさせたのは、
きちんと動くのかどうか、確認をしたのかもしれません。


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■■■ 2021.10.13 ■■■
#1469 優美な蝶

ルリタテハの翅は、複雑な輪郭をしています。
木の幹にいる時に、そのほうが目立たないのかもしれません。
水色もランダムで、幾何学的な模様ではないためか、
全体の雰囲気に、優美さが感じられるのです。

アゲハチョウなど、成虫でいられる期間が短い蝶は、
羽化をすると、すぐにでも飛び立とうとしますが、
タテハチョウの仲間は、冬眠をする種類もあり、
長く生きられるので、あくせくしないようです。
ひと晩のんびりとして、翌朝になると消えていました。


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■■■ 2021.10.16 ■■■
#1470 アオとオオアオ

アオイトトンボとオオアオイトトンボは、とてもよく似ていて、
どちらも数は少ないものの、このあたりに棲んでいます。

個人的な印象ですが、両方とも比較的のんびりとした性格で、
特にオオアオのほうは、ほとんど無警戒な感じがして、
上手くいけば、触れるくらいにまで近づくことができます。

遠目では区別がつきにくいものの、いくつかのポイントで見分けがついて、
これはたぶん、アオではないかと思われます。
背景の緑色は、池を覆い尽くしているアオウキクサです。


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