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#1464 前蛹状態
全国の数十人のイモムシファン、そして数千万人のアンチイモムシの皆さま、
今年もまた、イモムシたちの季節となりました。
いろいろとご意見がありますことは、重々承知をしておりますが、
できるだけ可愛く写すつもりなので、少しだけお付き合いをいただければ幸いです。
まずご覧をいただくのは、#1261などでご紹介をしたルリタテハの幼虫で、
頭を下にして、アルファベットのJのような形になりました。
これから1日かけて、蛹に変身をするものの、
背中にいるちいさな虫は、寄生をする蜂か蝿の可能性があり、
そうだとすれば、蝶にはなれないかもしれません。
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#1465 トゲトゲのせいで
#1464とは別の個体ですが、ルリタテハの蛹です。
ぶら下がりながら1日を過ごした後で、このようになります。
幼虫の服を脱ぎ捨てたら、イモムシ時代のトゲトゲが纏わりついてしまいました。
全身をプルプルと震わせて、なんとか頭のところまでは移動をさせたものの、
角みたいな部分に絡んだまま、どうしても落とすことができません。
結局は諦めたようで、この状態で羽化を迎えそうです。
しばらくすると少し萎んで、枯れ葉のようになりました。
1週間から10日ほどで、綺麗な蝶になるはずです。
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#1466 げんなり
秋だというのに、30度を超す日が続きました。
真夏とは違うものの、まだ日射しの厳しさを感じます。
このくらいであれば、個人的には散歩日和ですが、
自前の毛皮を着ている猫は、暑くても脱げないので大変かもしれません。
10月なのになんなのニャー、とでも言いたそうな顔をしています。
日陰になり、コンクリートがひんやりとするのか、
お気に入りの場所で、よく見かけます。
ご飯をくれる人が早く来ないかと、だらしのない格好で待ち構えているのです。
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#1467 とてつもなく長い管
#1460で産卵をしていた場所に、オオホシオナガバチがいます。
翅に一対の紋の模様があるので、大星と名付けられました。
ヒラアシキバチの幼虫に卵を産む、寄生バチとして知られていて、
木の表面を触覚でタッチをしながら、獲物を捜すようです。
お尻から出ている黒いものは、細長いケースに収められた産卵管で、
鞘から刀を引き抜くようにして使いますが、刺す力はそれほどはなさそうです。
キバチの穴を使い、そこから挿入をするのかもしれません。
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#1468 無事に出ました
#1465と同期生のルリタテハが、無事に羽化をしました。
蛹から抜けるのは早いのですが、出ると意外にのんびりとしています。
同じタテハチョウの仲間の#1354は、お腹がかなり太い状態でしたが、
こちらは、最初からそこそこスリムです。
翅の裏側は、樹皮に同化できるような濃い茶色で、
表面の青い模様が、少しだけ見えています。
ストロー状の口を、伸び縮みさせたのは、
きちんと動くのかどうか、確認をしたのかもしれません。
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#1469 優美な蝶
ルリタテハの翅は、複雑な輪郭をしています。
木の幹にいる時に、そのほうが目立たないのかもしれません。
水色もランダムで、幾何学的な模様ではないためか、
全体の雰囲気に、優美さが感じられるのです。
アゲハチョウなど、成虫でいられる期間が短い蝶は、
羽化をすると、すぐにでも飛び立とうとしますが、
タテハチョウの仲間は、冬眠をする種類もあり、
長く生きられるので、あくせくしないようです。
ひと晩のんびりとして、翌朝になると消えていました。
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#1470 アオとオオアオ
アオイトトンボとオオアオイトトンボは、とてもよく似ていて、
どちらも数は少ないものの、このあたりに棲んでいます。
個人的な印象ですが、両方とも比較的のんびりとした性格で、
特にオオアオのほうは、ほとんど無警戒な感じがして、
上手くいけば、触れるくらいにまで近づくことができます。
遠目では区別がつきにくいものの、いくつかのポイントで見分けがついて、
これはたぶん、アオではないかと思われます。
背景の緑色は、池を覆い尽くしているアオウキクサです。
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