晴れ、ときどき更新



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2021.8.26
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#1441 まずは2羽

とてつもない豪雨と強風で、巣が少し流されたようです。
それでも、カイツブリのカップルは抱卵を続けて、
雛が2羽、無事に誕生をしました。
孵化をしてからまだ1日ですが、すでに目は開いて、
好奇心旺盛で、早くも池に出ています。

またひとつ追加で産んで、卵はあと5個あります。
これほど数が多いのは、初めて見ました。
最初と最後の子では、大きさにかなりの差がついてしまうかもしれません。
7羽のすべてに食事が行き渡るのか、それが心配です。


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■■■ 2021.8.27 ■■■
#1442 見張り

池のほとりに、マユタテアカネがいました。
不審者が侵入をしないように、縄張りの監視をしています。

顔の正面に、鼻の穴のような黒い模様があるのと、
胸部の縞がほとんどないこと、お尻の突起が上に反り返るなど、
特徴が多いので、同定がしやすいトンボです。

イノコズチは、森に囲まれた暗い場所で育つ植物で、
地味なためか、意識をして見たりはしないかもしれません。
食糧難の時代には、食べる人もいたようです。


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■■■ 2021.8.28 ■■■
#1443 粉吹黄金

このあたりには、大きなクヌギが多くて、
その葉を食べるコフキコガネが、木の下に落ちていて、
散歩をする人に、踏み潰されていることがあります。

こちらは、きちんと生きている状態です。
背中のあたりが、泥だらけのように見えますが、
お風呂に入れて、ゴシゴシしてあげてはいけません。
それは汚れではなくて、細かい毛で、
なんのために生えているのかは、よくわからないのです。
粉を吹いたようだというのが、名前の由来とされています。


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■■■ 2021.8.30 ■■■
#1444 初めての夏

そろそろ、秋の気配が漂い始めてもよい頃ですが、
我が家の近くは、猛暑日が続いています。

春に生まれたアオサギは、初めて経験をする夏なので、
この気温の高さには、驚いているのではないかと思います。
羽に覆われていると、冬は暖かいとしても、
いまの季節はしんどいようで、涼しげな木陰で休んでいました。

あとふた月くらいで、カモの先遣隊が到着をするはずです。
1年の過ぎるのが、恐ろしく早く感じます。


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■■■ 2021.8.31 ■■■
#1445 夏が逝く

この夏休みも、捕虫網を手にしている親子をよく見かけました。
かつてのように、お父さんと男の子だけではなくて、
母親と娘という組み合わせも、かなりいたようです。
若い女性がひとりで、昆虫採集に興じていることもあり、
時代は変わるものだと、つくづく感じます。

8月も最終日となり、もうヒマワリも終わりです。
背丈を超えるほどのものには、近所では出会えなくなりました。
最近は、広い庭や空き地が少ないために、
植えられているのは、コンパクトな品種が多いのかもしれません。


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■■■ 2021.9.1 ■■■
#1446 きょうだい喧嘩

カイツブリの巣は、綺麗に修復されましたが、
固定していたヨシの葉から離れて、さらに流されています。

雛は3羽になり、きょうだい喧嘩が頻繁に起こります。
最初は遊んでいるのかと思いきや、どうやらそのようでもなくて、
武闘派みたいなのがいて、やたらと他の2羽を攻撃していました。
親鳥が睨むと一旦は治まるものの、しばらくするとまた始まるのです。

ほぼ同じ時期に生まれても、自然の中ではライバルで、
強い遺伝子だけが勝ち残る、生存競争なのかもしれません。


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■■■ 2021.9.3 ■■■
#1447 虎視眈々

綿を被せたような花なので、キセワタという名前がついたらしいのですが、
そのように言われても、あまりピンと来ません。

茎の途中でいきなり咲く植物というのは、そこそこの種類あり、
#736のシロネや#1038のメハジキ、#1170のオドリコソウなど、
このウェブサイトでも、いくつかをご紹介しています。

花粉や蜜を求めて訪れる虫を、虎視眈々と狙うのは、
あとひと息で成虫となる、ハラビロカマキリです。
それなりに上手に、葉に溶け込んでいる感じがします。


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■■■ 2021.9.4 ■■■
#1448 夏と秋の境目

9月に入ると、にわかに涼しくなりました。
2日の最高気温は20度しかなくて、一気に15度も下がり、
ここまで違うと、体調の管理が難しくなります。
夏と秋の境目は、意外に明快なことが多いのですが、
今年の場合は、8月31日と9月1日の間なのかもしれません。

コスモスは秋桜と書き、古来から日本にあると思われていたりしますが、
メキシコが原産地で、明治以降に輸入された外来種です。
同じ仲間のキバナコスモスに、ヒメアカタテハが蜜を吸いに来ました。
花の期間が長いので、しばらくは目を楽しませてくれます。


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■■■ 2021.9.5 ■■■
#1449 マムシに似せて

アオダイショウの幼蛇には、独特の模様があります。
一説によると、ちいさくて外敵から襲われやすいので、
猛毒があるマムシに擬態をすることで、身を守ろうとしているらしいです。

本質的には、とても穏やかな性格なのですが、
子供の頃は逃げ足が速い一方で、威嚇をしてくることもあります。
弱い時期ならではの、自衛本能かもしれません。

いまくらいの季節には、決まりの巣穴を持たずに、
その日ごとに、あちらこちらと転々としているようです。


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■■■ 2021.9.7 ■■■
#1450 大往生

ショウリョウバッタが、ツツジにいました。
すでに変色をしていて、白骨化しつつあります。
もしも、京都府警の科捜研が調べたとしたら、
死後1週間くらいの産卵を終えた雌、という結論を出すに違いありません。

基本的には、草原にいる虫ですが、
1.5メートルほどもある木に登り、そこで絶命をしています。
星空を眺めながら、あの世へと旅に出たのかもしれません。
仲間の多くは、成長をするまでにカマキリなどに食べられてしまうので、
幸せな一生を終えられた、大往生だと思います。


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